2022年3月5日(土)に中山競馬場で行われる『オーシャンS(G3)芝1200m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- ボンボヤージ
キルロード 56.0【B】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑦
江田勇騎手が騎乗。2頭併せの内。短距離馬とは思えないスラッとした馬体で、リラックスしてカチッとした好フォーム。直線で強烈なステッキを一発入れるも、グンと来るものはなくジワッとアタマ差先着した。仕掛けてからの反応に鋭さがあるとなお良かったのだが…。雰囲気は悪くないものの評価は据え置いた。
併せた相手は古馬OP馬のトランスナショナルです。
サヴォワールエメ 54.0【B】
栗東坂路併せ。G前軽く促す。
少し重心高めも安定したフットワークでまっすぐに登坂。ラスト1F手前で綺麗に手前を替えると、追う相手に対して馬なりで相手を圧倒し、ゴール前軽く促しスッとハナ差先着した。
併せた相手は3歳未勝利馬のベレンです。京阪杯で高く評価した馬。今回の人気なら必ず押さえておきたいと思う1頭です。
ジャンダルム 56.0【A】
栗東坂路単走。馬なり。
萩野極騎手が騎乗。ラチ沿いを2頭分空けて登坂。馬なりでラクラクと好時計。クビでリズムをとり集中してまっすぐに走れている。追い切りからは文句なし。
スマートクラージュ 56.0【B】
栗東CW単走。G前強め⑨
終始終始ツル首での走りで見栄えはよくない。追われてからの数完歩は、クビの角度がよくなり、繋ぎをしっかり返して走ることができていた。弾け方は幾分モノ足りないものの、推進力感じる走り。評価は据え置いた。
ダイメイフジ 56.0【B-】
栗東坂路併せ。G直前仕掛け。
ラチ沿いを登坂。ショートカット気味に回る相手に対して、馬なりでラチ沿い一杯を回してくる。馬なりで相手をとらえ、G前仕掛けて1馬身先着も、脚元の力感薄く評価しづらい。
併せた相手は同じレースに出走予定のロードベイリーフです。
ダディーズビビット 56.0【B-】
栗東CW単走。G前仕掛け⑧
ピッチ走法の馬で脚の回転鋭く走る馬。前肢のスナップを効かせて走ることができているものの、地面に深く刺さっておらず、少し空回りしている印象も受ける。また身体も少し重く映る。
気性的に難しい馬という認識です。当日のパドック気配も重要な1頭です。
デトロイトテソーロ 54.0【B+】
美浦南W単走。馬なり⑥
菅原明騎手が騎乗。好フォーム。クビを前に突き出し大きく伸びやかな動き。何かとても爽やかな走りで、状態の良さが伝わってくる。高く評価してみたい。
ナランフレグ 56.0【B】
美浦南W併せ。馬なり⑧
2頭併せの外。1馬身先行した状態でコーナー深く回ってくる。常に安定したフォームで走る馬だが、今回はいつもよりよく見えない。相手が強かったこともあるが、あっさりクビ差遅れ。ただ、遅れてからもフォーム乱すことなく集中して走れていた点は評価できる。評価は据え置いた。
内は弥生賞ディープインパクト記念に出走予定のラーグルフです。
ビアンフェ 56.0【B-】
栗東坂路単走。G前強め。
大きな馬体の馬だが弾むようなフットワークでラチ沿いを登坂。ラスト1Fで仕掛けて左手前に替わるも0.4秒の失速。まだ身体が重たく感じる。評価は割引いた。
ビオグラフィー 54.0【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
斎藤新騎手が騎乗。馬場の真ん中を馬体を並べて入ってくる。クビ差遅れも強い相手であり、手応えは負けていなかった。踏んだラップも美しいものではあったが、手前を替えることなく、ちょこまかとした走りであまり見栄えは良くない。評価は割引いた。
併せた相手は古馬OP馬のジャックドールです。
ファストフォース 56.0【B+】
栗東坂路併せ。G前一杯。
鮫島克騎手が騎乗。ラチ沿いを登坂。序盤、少し顔を右に向け集中力欠く走りだった点は割引きも、真っ直ぐ走れており許容範囲。ラスト1Fから鞍上に一杯に追われると、走りがよくなり顔を真っ直ぐ向け、併せた相手を3馬身突き放す好内容。迫力十分の走りで併走馬を圧倒した。
併せた相手は古馬1勝クラスのパレドジュスティスです。
マイネルジェロディ 56.0【B-】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
馬場の真ん中を登坂。序盤は煩いところを見せアタマを振りながらの登坂。顔を真っ直ぐ向けて走れていなかった点は割引き。左手前に替わってからは顔がさらに右を向き、軸の安定しない走りに。脚元は力強いものの、フォーム面でのマイナス要素が強過ぎる。評価は割引いた。
ただ脚元の力強さは目をひきます。パドック良ければ再考したい1頭です。
マリアズハート 54.0【C】
美浦坂路併せ。馬なり。
ラチ沿いを走る前の馬を1馬身追走しながら直線に入ってくる。何かクビを傾げながら嫌々走っているようにも見える。時計は遅く、併せた相手にもアタマ差遅れ。動きに覇気なく評価できない。
ロードベイリーフ 56.0【B-】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
ラチ沿いを走る相手に対して、植え込み側を回り、直線斜行しながら相手に馬体を寄せて行く。最後は苦しくなったか、顎が上がり推進力を上に逃す完歩が多く見られた。併せた相手には難なく1馬身突き放される内容。馬体も太く映る。
併せた相手は同じレースに出走予定のダイメイフジです。