2022年1月15日(土)に中京競馬場で行われる『愛知杯(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。
- ソフトフルート
- ホウオウエミーズ
- マリアエレーナ
アイコンテーラー 51.0 【B】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
1/12(水)7:13。亀田騎手が騎乗。ラチ沿いを走る相手と馬体を少し離したカタチで並んで登坂して来る。雪道だったこともあるかもだがピッチ走法。いつ替えた分からないほど手前替えがスムーズ。重心が少し高めの走りも、前後の脚を真っ直ぐ前に出し、クビも一定の角度で真っ直ぐに縦に振れている。G前軽く仕掛けて最後にスッと3/4馬身先着。小雪の降る中、とても爽やかな走り。
併せた相手は古馬2勝クラスのアイティナリーです。
アナザーリリック 53.0 【A】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。津村騎手が騎乗。前を1馬身追走しコーナー深く回り、馬場の7分どころに入って来る。直線でスムーズに手前を替えると、ステッキを入れて追う相手を寄せ付けることなく、馬なりのままラクラクと1馬身先着。前脚を高々と上げ、四肢を大きく広げたダイナミックな走り。それでいて前駆・後駆ともに滑らか。過去最高の状態にありそうだ。高く評価したい。
併せた相手は古馬1勝クラスのチュウワジョーダンです。
アンドヴァラナウト 55.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
1/12(水)7:01。松山騎手が騎乗。コースに薄らと雪が積もっている中での最終追い切り。上体高めも、これは元々こういうフォームの馬。このフォームで過去に好走できている。足場が悪く、手前を替えることなく右手前1本で、恐る恐るの軽めの内容。ただ1週前に早い時計を出しており、これで良いのかも知れない。体幹しっかりに真っ直ぐ集中して駆けることが出来ている。評価は据え置いた。
ウインアグライア 51.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑦
2頭併せの外。内に1馬身先行しコーナーを回って来る。動きはややスローも、大きなストライドで柔らかな走り。内で懸命に追う相手を寄せ付けず、馬なりのままラクラクと2馬身先着した。手前を替えず右手前1本の走りであった分を割り引いたが、決してマイナスにはしたくない動き。
まだ良化途上かもですが、人気は無さそうで買っておきたい1頭です。
カセドラルベル 52.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
1/12(水)6:59。コースが雪一面の中での最終追い切り。コーナーを逆手前で入って来る。そのまま左手前1本での登坂。脚元が悪かったせいもあるが、全体時計56.7秒と軽めの内容。真っ直ぐに集中して走れているものの、アタマが高く推進力を上に逃す走り。評価しづらい。
クールキャット 53.0 【B-】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑦
3頭併せの外。内に3馬身、中に1馬身先行してコーナー深く回って来る。内の相手がショートカット気味に回ったため直線向いて3頭並んだ状態。先に抜け出しを図るも後で仕掛けた相手に追いつかれ気味に併入。ゴール後は僅かに遅れをとったか。大きなストライドで走れてはいるが、ギアの入りは緩く、地面の上っ面を払う走りで脚元の力感は薄い。また動きに良い時の伸びやかさも感じない。評価は割り引いた。
内の相手は、同週の京成杯に出走予定のホウオウプレミアでした。
シゲルピンクダイヤ 54.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑧
雪のせいもあり終い重点の内容。クビの動きに硬さが見られるも、後肢の蹴りが強いのか推進力感じる走り。前脚も綺麗にしならせて走れている。上半身の動き一息も、手前をコロコロ替えながらも下半身の動きは上々。ただ、中間に早い時計がなく、1/9(日)に坂路で早めの時計。やや急仕上げの印象を受ける。評価は割り引いた。
スライリー 52.0 【B-】
美浦南W単走。馬なり⑧
石川裕騎手が騎乗。馬なりでサラッと流しただけの軽めの内容。弾力性あるフットワークではあったもののストライドは狭め。適度な活気を示しつつ、軽快に駆けてはいたものの、ピリっと来るものがなく平凡な内容。中間の調整含めて少し仕上げが軽過ぎる印象を受ける。評価は割り引いた。
デゼル 55.5 【B+】
栗東CW単走。G前軽く促す⑧
追い切りでよく見せてくれることの多い馬だが、例に違わず今回も良い動き。適度な活気を保ち、重心を深く沈めた獣のようなフォーム。逆風の中、クビを前に突き出し、推進力を一切上に逃がさない走りが出来ている。後肢による地面の掴みもパワフル。高く評価したい。
マジックキャッスル 56.0 【C】
美浦南W併せ。G前仕掛け④
3頭併せの中。内は途中でついてこれず実質外との2頭併せ。並んで直線に入って来るも、外の相手に手応え劣勢。最後は仕掛けて何とか馬なりの相手と併入という内容。前脚の出が悪く動きにいつものキレを感じない。馬体もまだ太く映る。評価できない。
外の相手は3歳1勝クラスのロムネヤでした。この馬は要チェックです。
ラヴユーライヴ 52.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
1/12(水)7:01。坂井瑠騎手が騎乗。アンドヴァラナウトと同じ時間帯での追い切り。馬場の真ん中やや植え込み側を登坂して来る。序盤は手前を替えたくても雪で足場が悪く手前替え出来ないことにストレスを感じているかのような走り。顔を左に向けた走りでフォームが乱れた点は割引。結局手前は替わらず右手前1本の走り。フォームは悪いものの、脚元の力強さは何か目を引く。評価は据え置いた。
ラルナブリラーレ 52.0 【B+】
栗東坂路。G前軽仕掛け。
1/12(水)7:03。池添騎手が騎乗。薄く雪の残る坂路馬場。馬場の真ん中ややラチ側を登坂して来る。雪路をバネ感たっぷりの走り。残り300m辺りで手前替えを試みるも、脚元悪く本能的に手控えたようにも見えた。最後まで右手前1本で弾むような走り。時計およひ踏んだラップともに優秀。調子が良いのだろう。高く評価したい。
右手前に勝る走りも中京の舞台を考えると悪くありません。
ルビーカサブランカ 52.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。酒井学騎手が騎乗。2頭馬体をビッシリ並べて直線に入って来る。クビ差しが太く胸前の筋肉の発達が目立ち、馬体パワフル。外で一杯に追う相手を寄せ付けず、馬なりでクビ差先着。クビの使い方に硬さが見られ、動きの伸びやかは物足りないものの、パワフルな走りができていることに一定の評価を与えたい。
外は3歳未勝利馬のサトノアヴァロンでした。