2021年9月4日(土)に札幌競馬場で行われる『札幌2歳S(G3)芝1800m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は10頭。追い切り動画で確認できた9頭の追い切り評価となります。
- クリノメガミエース
アスクワイルドモア 54.0 【B-】
札幌芝併せ。G前仕掛け⑦
2頭併せの内。前を2馬身追走からG前仕掛けてハナ先着という内容。この馬は左手前が苦手か。手前を替えることなく右手前1本で走った点は割引き。ただ全体時計はソコソコよく、仕掛けに反応し、僅かとは言え先着できた点は評価できるが…。少し足りない。
エーティーマクフィ 54.0 【B】
札幌芝併せ。G前軽仕掛け⑦
2頭併せの内。1馬身追走からコーナワークで並び掛け直線へ。クビを大きく使って推進力ある走り。手前の切替もスムーズで両方の手前で同じような走りができている。軽く仕掛けてG前でスッと首差先着。終いはしっかり伸びている。
オンリーオピニオン 54.0 【A】
札幌芝併せ。G前軽仕掛け⑦
2頭併せの内。前を3馬身近く追走から直線へ。直線で前を向いた時点で相手との差はまだ1馬身あり。その後は、相手に併せる余裕すら与えることなく一瞬にして交わし去り、交わした後に軽く仕掛けて1馬身半先着。相手を交わし去る直線で手前を替えて加速。左手前に替わってからは、動きの伸びやかさが増し、四肢を大きく広げて走ることができている。活気も十分で、間違いなく好調だろう。高く評価したい。
ジオグリフ 54.0 【B】
札幌芝併せ。馬なり⑧
2頭併せの外。元々内を回る予定だったのだろうか。コーナー手前の位置取りは相手の内。手応えが良かったのだろう。コーナーを回りながら相手の外に進路を切り替えると、手前を替えて楽々と半馬身先着。抜け出す際、鞍上は少し走り過ぎないように抑え込む構え。アタマが高かったのはそのせいか。時計は平凡も、活気十分で勢い感じる内容。評価は据え置いた。
ダークエクリプス 54.0 【B-】
札幌ダ併せ。G前一杯⑦
3頭併せの内。前を2馬身追走から、コーナーを回りながら肩を叩き気合いを付けるも、直線で併せた中の相手を交わすまでには至らず。最後はムチも入れて追ったが突き放されるカタチで1馬身遅れ。直線半ばまでは、顔が真っ直ぐ前を向かず、少し推進力を上に逃がす走り。最後の方は良い走りであったが…。評価は割引いた。
トップキャスト 54.0 【B+】
札幌芝単走。馬なり⑧
団野騎手が騎乗しての3F追い切り。サラッと動きを確認する程度の内容ではあったが、しっかりコンタクトが取れており制御の効いた好内容。直線でジワッと手綱を緩めると、馬はそれに呼応して伸びやかな動き。ラスト1Fが11.9秒は頷ける。四肢の可動域は広く、毛艶もピカピカ。好調とみて高く評価したい。
トーセンヴァンノ 54.0 【B】
札幌ダ単走。G前軽く気合い付け⑧
前脚を高く上げ活気十分の走り。直線での手前替えもスムーズで、軽くクビを押すだけで脚の回転をあげて加速。前脚の捌きが柔らかかつ豪快。ただそれに対してトモの蹴りが少し物足りなく映った分、評価を一つ下げた。ただプラス評価としても良いくらい活気十分の走り。好調だろう。
ユキノオウジサマ 54.0 【B-】
札幌ダ併せ。馬なり⑧
2頭併せの外。1馬身先行から直線へ。コーナーワークを利して並び掛けてきた相手と馬体を併さるカタチに。直線でなかなか手前が決まらなかった点は割引き。結局手前替えを行うことなく右手前1本で走り切っていた。ゴール時点では僅かに前に出ていたが、ゴール後は脚色を緩め内の相手に交わされており余力感じない内容。フォームは悪くないものの、時計も平凡で評価しづらい。
リューベック 54.0 【B+】
札幌芝併せ。G前仕掛け⑥
横山武史騎手が騎乗しての追い切り。2頭併せの内。1馬身追走から直線でじっくり仕掛けのタイミングを待ってからの追い出し。軽く仕掛けただけでギアがギュンと入り、一瞬にして1馬身先着。相手は馬なりだったとは言え、古馬2勝クラスのモンファボリ。ラスト1F時計は11.7秒とキレ味抜群。高く評価したい。
気性面に課題がありそうな馬という印象でしたが、追い切りからは全く気難しさは感じなかったです。武史騎手が乗りこなしている印象。この点も高評価ポイントの一つです。