《2021》札幌記念【評価結果】―レース回顧

札幌記念 北九州記念 追い切り評価結果 レース回顧
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追い切り評価の結果はいかに?

出走馬は13頭。追い切り動画で確認できた12頭に評価を付け高評価としたのは3頭。

結果は、【A】→【B】→【B】。ソダシか、ラヴズオンリーユーかで迷っていた人にとっては、少しは参考になったかも知れない。

着順馬名評価人気
1ソダシA2
2ラヴズオンリーユーB1
3ペルシアンナイトB8
4マイネルウィルトスB-11
5ブラストワンピースB3
6ユーキャンスマイル9
7アイスバブルB-12
8ディアマンミノルB+10
9ウインキートスB+5
10トーラスジェミニB-7
11サトノセシルB-4
12バイオスパークC13
13ステイフーリッシュB6

レース回顧

勝ち時計1:59.5は普通。過去10年の良馬場における平均勝ち時計が1:59.6秒であることからも普通と言えよう。

ペースは、前半1000mが59.9秒、後半1000mが59.6秒。前後半差の少ないミドルペースでレースが行われた。

このペースを作ったのは、前半はトーラスジェミニ(横山和)、後半はソダシ(吉田隼)であった。

パドック

1、2着馬は名前を挙げることができていたが、3着馬ペルシアンナイトを割り引くコメント。筆者は当然馬券を外してしまった。

jamie

ソダシの単勝が3.8倍つくならソダシの単勝という話があるかもですが、筆者の馬券ポリシーから、この馬の単勝は買えなかったです。

感想

勝ったソダシは、外枠発走も馬なりで難なく好位に取りつけるスピードがある馬。フットワークが大きく力強い。ハナを主張したトーラスジェミニを交わしてしまいそうな勢いであったが、2番手で「ピタッと折り合えるアタマの良い」ところは大きな強みだ。また、残り800mあたりで凄い勢いであがってきたブラストワンピースの捲りに呼応し、ギアを入れるとスッと反応。ここでも「アタマの良さ」と「高いギアチェンジ性能」を見せた。

ソダシにとって、このブラストワンピースの捲りは有難かった。結果的に得意のロングスパート戦に持ち込むことができ、後ろに控える馬たちとのキレ味勝負を避けることにも成功。そのまま押し切り、2着以降に3/4馬身付け、初の古馬との1戦を制し、2014年のハープスター以来の3歳牝馬による札幌記念制覇を成し遂げた。秋華賞戴冠に向けても視界良好だ。

2着ラヴズオンリーユーは、2着に敗れはしたもののかなり強い競馬。まともなら人気どおり、この馬が札幌記念を制していただろう。この馬の敗因の一つに最序盤にサトノセシル(ルメール)に取りたいポジションを取られてしまったことが挙げられる。また、ブラストワンピースの捲りにあった際も、内のサトノセシルと外のブラストワンピースに挟まれ、スムーズさを欠いた。互いに「ポジション取りの鬼」であるルメールと川田。向こう正面ではかなりやり合っていた。4角もかなり外を回すこととなり、この内容での2着はかなり強いと言える。

3着ペルシアンナイトは、いつも追い切りで良く見せてくれる馬。昨年の有馬記念以来、ずっと高評価してきた馬だが、今回はこれまでの動きに比べると迫力に物足りなさを感じ【B】の据え置き評価としていたが結果は3着。これには横山武史の「積極性」と「強引さ」が多分に影響している。まず、序盤は積極的にソダシの後ろに付けるポジション取り。4角でも外でブロックしていたウインキートス(丹内)を弾き飛ばし、強引に進路を確保する力強い騎乗。

ただ、本馬はパドックで終始舌を出していた。筆者は前走の鳴尾記念で舌を出しながら走ったためにパフォーマンスを落としたこともあり、今回のこのレースもこの悪癖が発動するリスクありとみて、この馬の馬券購入は控えた。結果的にレースで舌を出して走らなかったが、これについては結果論であり、馬券が外れたことは仕方がないと割り切ることができている。

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