2021年8月8日(祝)に新潟競馬場で行われる『レパードS(G3)ダ1800m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- タマモブトウカイ
オセアダイナスティ 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑧
3頭併せの外。2馬身先行からゴール直前で、中の相手に交わされるカタチとなったが、相手は追っており、こちらは持ったまま。わざと抜かせたとも取れる内容。走りの力感は薄かったものの、慌てることなく冷静に自分のペースで、身体全身を使って伸びやかに動けており、何か不気味な存在。評価は据え置いた。
スウィーブザボード 56.0 【A】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
ラチ沿いを登板。アタマ高めの走法も脚力が強いのだろう。チップを高々と蹴り上げ活気十分に駆け上がってくる。ラスト1Fで仕掛けると鋭く反応し、肩ステッキを1発入れた後、見せムチ4本振るって馬を鼓舞。馬もそれに応えて、綺麗な加速ラップを踏み好時計で登坂した。まだ余力感じる内容。調子が良いのだろう。高く評価したい。
スマートパルフェ 54.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前一杯。
ラチ沿いを走る相手との併せ馬。馬なりで走る相手に、ムチを入れて一杯に追うもクビ差遅れ。この馬自身何とか加速ラップは踏めており、ジワジワと脚は伸ばしているのだが、余力感じない内容で評判しづらい。
タイセイアゲイン 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
ラチ沿いを登坂。全体時計は出しておらず調整程度の軽い追い切り。序盤はアタマを上げ、何か嫌がる仕草。体重のありそうな助手さんを背にしていたこともあったか、走りにキレなく緩慢な動き。一定のリズムで駆けていたが…。評価しづらい。
JRA-VANで1週前追い切り時計を確認してみたところ、最終追い切りと同じような時計。仕上がり不十分という評価です。
テイエムマジック 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
ラチ沿いを走る相手を1馬身追走しながら直線へ。ラスト100mで並びかけると、そこからの仕掛けに鋭く反応し、スッと1馬身先着という内容。両前脚の着地ポイントが近い馬。力のいる良馬場は苦にしないタイプだろう。手前替えがぎこちなかったり、アタマの位置が身体の真ん中に置けてないなど、まだ走りの完成度は低く不器用な面は多々あるものの、仕掛けに対するギアチェンジ性能は高く評価できる。活気十分に弾むようなフットワークで走れており好調なのだろう。高く評価したい。
トモジャリア 56.0 【B-】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑦
2頭併せの内。新潟の舞台同様の美浦南W(左回り)のコーナーリングで手前替えが早すぎて逆手前となった点は大きく割引。G前軽く促すも、追う外の相手にクビ差交わされてのフィニッシュ。ラスト1F時計はそこそこも、走りの力感も薄く、余力感じない内容で評価しづらい。
ノースザワールド 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の植え込み側に入ってくる。手前を替えた時にトモが流れ、馬場の真ん中にズレた点は割引き。まだ体幹がしっかりしていない。ただ、全体時計は遅いものの、ディープインパクト産駒らしい弾むようなフットワークで、綺麗な加速はラップ踏めている。力感欠く走りで高い評価はつけづらいが、フォームが悪くない分、この評価とした。
ハンディーズピーク 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
体幹しっかりのとても安定したフットワーク。併せた相手が動けていたこともあり、最後に交わされそうになり若干見栄えが悪くなってはいたが、とても良い動きをしている。また、道中で相手と馬体が接触しても意に介すことなく集中した走りであった点も加点材料。綺麗な加速ラップも踏めている。何よりフォームの安定性を高く評価したい。
ホッコーハナミチ 56.0 【A】
栗東坂路併せ。馬なり。
鞍上が2度手前替えを扶助するも、馬はこれを2度とも拒む。結局手前は替えず右手前1本で登坂。気の強い面を見せた。ただ走破時計は遅く、手前を替える必要がなかったとも言える。また、右手前に勝る走法は舞台設定を考えると悪くない。走りはパワフルで重厚感あるフットワーク。走りの軸も極めて安定している。馬体のハリ艶よく好調だろう。更には、併せた相手がいるのかと思うほど。圧倒的な存在感を醸し出し、後ろで懸命に追う相手を馬なりのまま1馬身突き放した。人気になるかもだが高く評価したい。
メイショウムラクモ 56.0 【B+】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑦
2頭併せの内。2馬身追走からコーナーワークを利して相手に並びかける。直線仕掛けて最後にアタマ差先着。決してキレるタイプでは無いが、仕掛けに対して反応できており、大きく伸びかに動けている。この馬については、1週前追い切り映像もあったが、そこでの動きが素晴らしく好調だろう。プラスに評価したい。
1週前は美浦南Wで3頭併せ馬の外。ラチ沿い一杯を回り外々を走ったことを考えると好時計。特にラスト1Fは11秒台は優秀。内に対して2馬身、中に対して1馬身突き放す好内容でした。
ラヴォラーレ 56.0 【C】
美浦南W併せ。G前一杯⑦
2頭併せの内。2馬身追走からステッキを何度も入れ一杯に追うも、ラクに駆けた外の相手に追い付けず、1馬身遅れという内容。活気はあるのだが、集中力が欠けているのか、何かフワフワとした走りで推進力を維持できていない。最後も手前を戻しており、評価しづらい。
ルコルセール 56.0 【B-】
函館W単走。馬なり⑦
函館⇒新潟の輸送を考慮してか軽めの追い切り。中2週のローテーションで函館Wでの最終追い切りは本馬のみ。当初からここを目指していたようには思えない。函館と新潟ではコース乖離も大きく、それだけで評価を落としたくなる。馬体をふっくら見せ、併せた外の相手に1馬身先着しているあたり状態面では悪くないのかもだが…。評価しづらい。
レプンカムイ 56.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり⑧
コーナー深く回り直線に入ってくる。手前の切替はスムーズ。ラスト1Fから仕掛けると右手前に戻して素晴らしいキレ味を見せた。右手前に勝る走法は舞台設定を考えると悪くなく、何より身体全身を大きく使い、伸びやかに走ることができている。好調なのだろう。高く評価したい。
レコード決着だった前走で勝ったホッコーハナミチと0.2秒差の2着。外枠発走から序盤脚を使ったことを考えると、差のない競馬をしていたように思えます。事前オッズを見ると、そのホッコーハナミチとのオッズ乖離が激しく、オッズ妙味を考えると、この馬はかなり魅力です。
ロードシュトローム 56.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
低い姿勢で馬場の真ん中に入ってくるも元気がない…。手前をコロコロ替え、力感薄くラップもチグハグ。この内容では…。評価できない。