《2021》小倉記念【評価結果】―レース回顧

2021 関屋記念 小倉記念 追い切り評価 評価結果 レース回顧
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追い切り評価の結果はいかに?

アールスターの直前の除外により出走馬は9頭。ヒュミドールを除く8頭に評価を付け高評価としたのは3頭。

結果は【B-】→【映像なし】→【B-】。全く参考にならない結果となってしまった。

着順馬名評価人気
1モズナガレボシB-6
2ヒュミドール5
3スーパーフェザーB-8
4ダブルシャープB+4
5ショウナンバルディA3
6ファルコニアB+1
7ヴィロックスB2
8テーオーエナジーC9
9グランスピードB7
アールスターB

レース回顧

土曜日に激しい雨が降り、この日の小倉競馬場は芝は「重」、ダートは「不良」でのスタート。芝は午後から「稍重」に回復したものの、前日雨を含む少し重ための馬場状況の中でレースがおこなれた。

勝ち時計1:59.7秒は過去10年で3番目に遅いものの、特殊な馬場状況であるためあまり参考にならない。馬場状況を考慮すると普通とするのが妥当か。

ペースは、前半1000mが1:01.4秒、後半1000mが58.3秒。3.1秒も後半の方が早いスローペースでレースが行われた。

このペースを作ったのは、グランスピード(和田)であった。

感想

レース表記はスローだが、このレースは少し特殊。

向こう正面の最初の方(残り1000m~800m)で約1秒の急加速。これは、2角を回り終えた辺りで番手にいたショウナンバルディ(岩田)がペースダウンを図ろうと手綱を抑えたところを、3番手にいたファルコニア(川田)が外から仕掛けて交わしにかかったことに起因する。

ショウナンバルディがファルコニアの捲りに対して対抗したことで早い段階から、前の5頭(グランスピード、ショウナンバルディ、テーオーエナジー、ファルコニア、ヴェロックス)が競り合うカタチに。

ラスト5Fからのロングスパート戦の様相を呈する。

結果は、上記5頭は下位から5頭が綺麗に並ぶことに。最先着を果たしたのは、ショウナンバルディの5着であった。

勝ったモズナガレボシ含めて上位3頭はみな後方にいた馬。

ただ、外を回したモズナガレボシとビュミドールに対し、スーパーフェザーは内を回しての3着。着差を考えると、1、2着馬とスーパーフェザーと、少し力差を感じる結果であった。

ただこれは、馬場適正の考慮がなされておらず、単純な能力差という訳ではない。

勝ったモズナガレボシの上り3F時計は35.0秒。終いのキレ味は鋭く映ったが、これは前が止まったためにそう見えただけだろう。今回は斤量(ハンデ53㎏)と展開に恵まれ馬だった。とは言え、終始外を回しての最後方からのゴボウ抜きは爽快だった。本馬はグランプリボス産駒であり、グランプリボス産駒によるJRA初重賞制覇となった。稍重馬場のマイルCSで2着、不良馬場の安田記念でも16番人気で2着に来るなど。渋った馬場を苦にしないタイプの馬であった。本馬もその適正が受け継がれている可能性は高く。今回のような馬場の時は、また狙える馬になりそうだ。注目したい。

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