《2021》北九州記念【評価結果】―レース回顧

札幌記念 北九州記念 追い切り評価結果 レース回顧
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追い切り評価の結果はいかに?

出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた16頭に評価を付け高評価としたのは4頭。

1頭が馬券内に絡むもこれは人気馬は、マイナス評価馬が1着となっており参考になったとは言い難い。

着順馬名評価人気
1ヨカヨカB-5
2ファストフォースB4
3モズスーパーフレアB+3
4シゲルピンクルビーB6
5レッドアンシェルB9
6ボンセルヴィーソB+12
7ジャンダルムB+1
8アスコルターレB-11
9エングレーバーA8
10ボンボヤージ7
11メイショウケイメイ16
12ノーワンB-10
13メイショウカリンB14
14アウィルアウェイB-3
15コンパウンダーB-17
16メイショウキョウジB13
17ファンタジステラB-15
18ロジクライB-18

レース回顧

土曜日のレース開催中は雨は降らなかったが、日曜日は雨。午前中は小雨であったが午後になるに連れ雨脚が強まり、本レースは、天候「雨」・馬場状態「稍重」で行われた。(12Rは馬場状態「重」に変わっていました。)

勝ち時計1:08.2秒は、過去10年でワースト2位タイの遅い記録ではあるものの、馬場状態が微妙だっただけに、これについては何とも言いづらい。

参考:本レースにおける過去10年における平均勝ち時計は1:07.6秒である。

ペースは、前半1000mが33.2秒、後半1000mが35.0秒。1.8秒前半の方が早いハイペースでレースが行われた。

このペースを作ったのは、モズスーパーフレア(松若)であった。

パドック

パドックからは5頭名前をあげたが、結果は9、13、14、17、10着。何とも酷い結果である。

感想

馬群は、馬場の内外に別れはしたが、上位に来た馬はみな前に行った馬。直前にかなりの量の雨が降っており、こういう馬場では差し馬は難しくなるのだろう。各ジョッキーの意識も外。結果、後ろからの馬は、前に行った馬よりも更に外を回すこととなり距離ロスも大きかった。

勝ったヨカヨカは、外枠17番からファストフォースを見るカタチの3番手。上り3F時計は8位も1着。前目でスムーズな競馬ができたのが勝因の一つであろうが、ピッチ気味に走る走法に加えて斤量51㎏。こういう馬場に、この馬がフィットした可能性はある。追い切り評価は、走りが雑だったため低評価としたが、しっかりとした追い切り時計は出ており、こういう時は今後も要注意の馬なのかも知れない。ハンデ戦とは言え、「G1馬」や「レコードホルダー」がいるレースで、外を回して差し切るのだから、馬場・走法・斤量・枠順等、様々な要素があったとは言え、能力的にも弱い馬ではないだろう。

2着ファストフォースは、3枠6番からのスタート。最序盤から押してハナを奪いに行くもモズスーパーフレアのテンの脚にはまだ敵わない。番手に収まる形となるが、ラチ沿いを走ったモズスーパーフレアに対して、本馬は外の馬場の良いところを選択。フットワークの大きな馬であり、雨が降り滑りやすい馬場は本質的に得意ではなさそう。最後にヨカヨカに差されたのは、馬場適正が大きいように思える。良馬場ならこの馬の方が強いかも知れない。

jamie

モズスーパーフレアのテンの脚には敵いませんでしたが、思った以上にテンに早い馬でした。常に先手が取れる馬で、フットワークも大きい走り。風格感じる走りで、今後の短距離界で中心視したくなる1頭です。

3着モズスーパーフレアは、6枠12番からテンの脚を活かしてファストフォースとのハナ争いを制すると、そのままラチ沿いを選択。後ろにボンセルヴィーソがいたものの差は大きく、単騎でラチ沿いを逃走するカタチ。上り3F時計はワースト2位(35.2秒)でありながら、序盤のリードを活かし何とか3着に粘り込んだ。前脚を叩きつける走法から、こういう馬場を苦にしなさそうな走りをする馬ではあるが、今回は馬場に脚を取られて最後に失速したようにも見えた。実質トップハンデの56.5㎏とは言え、実績からは少し物足りない結果。もう6歳牝馬。少し能力に陰りが見られたようにも感じた。

最後に、【A】評価を付けたエングレーバーは上り最速タイの33.9秒を繰り出すも9着。上り最速を出せるあたり、調子は良かったのだろうが、初の1200mということもあってかポジションが後ろ過ぎ。最後は馬場の悪い内を突いて上がってきたが、時すでに遅し。この日の馬場は、後ろからの馬には厳しい馬場であった。

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