追い切り評価の結果はいかに?
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた14頭に評価を付け高評価としたのは4頭。
10番人気で単勝オッズ20.5倍でありながら、唯一のA評価としたシャムロックヒルが1着。今回は少しは参考になった人がいたかも知れない。
ただ2着は映像なしの馬で、3着はマイナス評価とした馬。マイナス評価は3頭にしかつけおらず、個人的にはとても残念な結果となってしまった。
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | シャムロックヒル | A | 10 |
2 | クラヴェル | - | 5 |
3 | シャドウディーヴァ | B- | 6 |
4 | アンドラステ | B+ | 3 |
5 | ホウオウエミーズ | B | 12 |
6 | アブレイズ | B+ | 9 |
7 | イズジョーノキセキ | - | 2 |
8 | ソフトフルート | B | 1 |
9 | キングスタイル | B- | 14 |
10 | レッドベルディエス | B | 11 |
11 | サンクテュエール | B | 4 |
12 | カセドラルベル | B- | 7 |
13 | アッシェンプッテル | B | 16 |
14 | フィリアプーラ | B | 13 |
15 | ミスニューヨーク | B+ | 8 |
16 | パッシングスルー | B | 15 |
レース回顧
勝ち時計2:00.4秒は遅い。
過去10年において良馬場で行われた中では、過去2番目に遅く、過去10年の平均勝ち時計1:59.7秒より0.7秒遅い。
前日の土曜日は雨の影響で稍重馬場があったとは言え、日曜日は晴れて良馬場に回復。そして今年は阪神開幕週の馬場であったことを考えると、やはり遅いと言えよう。
ペースは、前半1000mが1:00.8秒、後半1000mが59.6秒。1.2秒後半の方が早いスローペースでレースが行われた。
このペースを作ったのは、シャムロックヒル(藤懸貴)であった。
レース回顧
筆者時間の都合上、とても簡単な感想だけ。
勝ったシャムロックヒルは、絶妙なペースで逃げて展開利を作り出す藤懸貴志騎手の好騎乗。
藤懸貴志騎手は、デビュー11年目にして嬉しい初重賞制覇。50㎏のハンデや調子が良かったこともあるが、それよりも藤懸貴志騎手の好騎乗が勝利の最大の要因と考える。
2着クラヴェルは、映像がなく追い切り評価を付けられなかった馬であったが、1頭違う脚を使い、後方から追いこんで2着。この馬も51㎏の軽ハンデ馬。結果論だがハンデが50㎏ならさせていたのかも知れない。
面白いのは、このレースはスローペースで先行馬有利に見えるが、決してそういう訳ではないというところ。
ただ外を回った馬(ミスニューヨークやパッシングスルーなど)にはキツイ展開だったようだ。
3着シャドウディーヴァは、終始内で我慢して直線勝負。55㎏のハンデを考えると「クビ・クビ」差の3着は立派だった。