追い切り評価の結果はいかに?
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた15頭に評価を付け高評価としたのは5頭。
勝ち馬は、追い切り映像のなかったウインキートス。高評価馬は軒並み下位に沈み、全く参考にならない結果となってしまった。
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | ウインキートス | ー | 8 |
2 | ヒートオンビート | B | 2 |
3 | アドマイヤアルバ | B- | 15 |
4 | グロンディオーズ | B | 1 |
5 | ゴールドギア | B- | 9 |
6 | ダンスディライト | B- | 12 |
7 | サンアップルトン | B- | 6 |
8 | アイスバブル | B- | 14 |
9 | トラストケンシン | B+ | 11 |
10 | ナムラドノヴァン | B | 10 |
11 | ムイトオブリガード | A | 7 |
12 | ミスマンマミーア | B+ | 3 |
13 | アドマイヤポラリス | B- | 5 |
14 | ディアマンミノル | A | 4 |
15 | サトノルークス | B | 13 |
16 | トップウイナー | B+ | 16 |
レース回顧
勝ち時計2:32.8秒は遅い。
この時計は過去10年で最も遅く、良馬場における過去10年の平均勝ち時計は2:30.0秒よりも2.8秒も遅い。かなり遅い時計と言えよう。
ペースは、前半1300mが1:22.0秒、後半1200mが1:10.8秒。これを単純に引き算すると11.2秒後半の方が早い。
この11.2秒は200mで刻むことのできるラップであり、本レースは極度のスローペースでレースが行われた。
このペースを作ったのは、トップウイナー(和田)であった。
パドック
1着馬ウインキートスはパドック3番手評価で拾えていたものの、後はさっぱりだった。
ただ、このレースについては前に行ったもの勝ちというレースであり、後方にポジションした馬はノーチャンスだった。
総評
各馬ソロっとしたスタート。押して逃げた大外枠のトップウイナーが難なくハナに。最初の直線200mから12.5秒と緩いラップ。1~2コーナーを13.3秒-13.2秒と後続を引き付けながらゆっくりと回る。
逃げたトップウイナーの和田の意識は、向こう正面の坂を勢いよく上り、後は惰性で最後の直線を迎えるイメージだったのだろう。
和田トップウイナー向こう正面で12.4秒-11.9秒と少しペースを上げる。
問題はここ。
ここでついて行ったのは、ウインキートス(丹内)だけ。
1~2角でかなり遅いペースであると分かっているにも関わらず、3番手アドマイヤアルバ(北村宏)以下の後続は、差を詰めなかった。
逃げるトップウイナーを唯一追走し、2番手にたウインキートスが叩き出した上り3F時計は、驚きの32.5秒(2位)である。
これでは後ろは届かない。
後方の馬が、ウインキートスを逆転するには、上り3F時計30秒台とかいう訳の分からない時計を出す必要がありました。
2着ヒートオンビートは、中団の位置から上り最速の32.4秒を繰り出しての2着は力を示したか。
3着アドマイヤアルバは、3番手を追走した馬。展開利活かしての3着。
この馬でも、上り3F時計は33.0秒(7位)の脚を使っていました。どれだけ前半と中盤が遅かったかが良く分かります。
中団~後方勢で1頭気を吐いたのが4着に来たグロンディオーズ。それでも上り3F時計は32.7秒(3位)であり、ウインキートスよりも遅く、4馬身離されての4着が精一杯。
本命としたディアマンミノルは、スローからの瞬発力勝負には向かない馬ということは分かった。
ディアマンミノル:スローからの瞬発力勝負には向かない。
筆者時間の都合上、本レースの回顧はここまでとさせていただく。