本記事は、2021年6月6日(日)に行われる新馬戦(中京5R 芝1400m)の追い切り評価記事となります。
出走馬は13頭。追い切り動画で確認できた11頭の追い切り評価となります。
なお、追い切り動画がない馬については評価しておりませんので、ご了承ください。
1枠 1番 ユイ 【B】
栗東CW併せ。G前強め⑦
2頭併せの内。前を1馬身追走からコーナーワークで並び掛け直線へ。直線ではステッキ入れて強めに追うも、軽く仕掛けた外の相手にやや手応え見劣る内容。活気は十分も追ってからの伸びがやや物足りない。悪くはないのだが…。評価は据え置いた。
2枠 2番 ブレスレスリー 【B-】
栗東CW併せ。G前強め④
2頭併せの内。1馬身追走からコーナーで差を詰め、直線一杯に追ってアタマ差先着という内容。四肢の可動域は狭くこじんまりとした動きも、キビキビと活気十分に動けている。
5/19の映像(2週前追い切り)
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
低い姿勢のキビキビとしたフットワークの馬。ラスト1Fで疲れを見せ0.5秒の失速。併せた内の相手にも1馬身突き放された。
3枠 3番 シックザイン 【B-】
栗東坂路併せ。G前一杯。
ラスト1F時点で1馬身半先行していたものの、ラスト1Fで0.3秒失速し、ほぼ馬なりの相手に並ばれて併入。ラスト1F時計は12.8秒。まだ脚元の力強さが物足りない。1週前の芝での動きは悪くなかったものの、総合評価としてはマイナス評価としたい。
5/27の映像(1週前追い切り)【B+】
栗東芝併せ。G前仕掛け④
内目に入ったとは言え弾力性あるフットワークで動き伸びやか。併せた相手に2馬身先着した。十分プラスの動き。ただ素軽い走りをする馬で明日のレース発走時間(12:10)に雨が降っているようなら割り引きたい。
5/19の映像(2週前追い切り)【B-】
栗東坂路併せ。G前強め。
体幹弱くフワフワとした走り。追ってからの反応も鈍く評価しづらい。
4枠 4番 タイガークリスエス 【-】
映像なし
4枠 5番 ケルンコンサート 【B-】
2週前追い切り映像を見ての評価となります。
栗東坂路併せ。一杯。
併せた相手は同じ2歳新馬のメリーセンス。1馬身遅れはしたものの、全体時計51.1秒は優秀な時計。流石にテンから早いラップを踏んだとは言え、ラスト300mあたりから疲れて、右に左にと安定に欠ける走り。まだ走りの軸がしっかりしていない。最後まで活気は見せていたものの、ラスト1Fが12.9秒で0.9秒の失速では評価できない。
そのメリーセンスは、今日の新馬戦(6/5(土)東京5R 芝1600m)で4人気9着と大敗してしまいました。
5枠 6番 マイネルレノン 【A】
栗東坂路併せ。G前強め。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。アタマを低い位置に保ち、活気十分の走りでラスト2F時計24.5-12.2秒。植え込み側を走り全体時計は53.6秒は威張れる時計ではないものの、このラスト2F時計はかなり優秀。十分勝ち負け可能なレベル。高く評価したい。
5枠 7番 ソーマレイオウ 【B+】
2週前追い切り映像を見ての評価となります。
栗東坂路併せ。馬なり。
5/20の映像。2頭併せの内。内は同じ2歳新馬のクラウンドマジック。追う相手に対して、余力十分に馬なりのまま1馬身先着。安定したフットワークでしっかり前を向き集中して駆けた点は高く評価できる。時計と踏んだラップも2歳新馬としては合格点。プラスに評価してみたい。
そのクラウンドマジックは、今日の新馬戦(6/6(土)中京5R 芝1600m)で7人気1着と人気のラクスバラディーを差し切って勝利しており、そういう意味でも注目したい馬です。本記事執筆時点では人気が無さそうで馬券妙味も感じます。
6枠 8番 レッドバロッサ 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
馬場の真ん中を馬体を併せての追い比べ。手前を替えることなく登坂し、最後は半馬身遅れた。フォームは悪くないものの単調な内容で併せ馬遅れでは評価しづらい。時計も平凡。
6枠 9番 コウユーキレカ 【B】
栗東芝併せ。
3頭併せの中。内に1馬身先行外を1馬身追走、3頭ビッシリ馬体を並べて直線に入ってくるも徐々に内外の相手に対して手応えが悪くなる、騎手騎乗の鞍上が追って追って最後まで喰らい付き何とか併入まで持ち込んだ内容は評価したい。キビキビとした走りもまだ線が細く見え脚元の力強さももう少し欲しいところだが…。評価は据え置いた。
7枠10番 アマノカイザー 【-】
映像なし
7枠11番 スタニングローズ 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。右手前で引っ張り、ラスト1Fで左手前に替え、綺麗なフットワークで真っ直ぐに登坂した。何より評価したいのは、馬なりで綺麗な加速ラップを踏めた点。全体時計は53.3秒。ラスト2F時計25.0-12.3秒を馬なりで余力十分に計時できるのだから、能力の裏付けとともに調子の良さを表している。1週前にも優秀な時計を計時しており新馬戦は十分勝ち負け可能なレベル。高く評価したい。
5/26の映像(1週前追い切り)【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し坂路に入ってくる。ラスト1Fできっちり捕らえると、手前を替えて1馬身突き放す好内容。時計も優秀。綺麗な加速ラップを踏み登坂した。ここでも馬なりで全体時計52.7秒。ラスト2F時計24.9-12.3秒の好時計を計時していた。
1週前で踏んでるラップがまた素晴らしいです。0.8→0.9→0.6秒という加速ラップはかなり優秀な加速ラップです。
8枠12番 タガノディパートゥ 【C】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑤
2頭併せの内。クビ差前に出るも、強めに仕掛けた相手に抵抗する気なく、あっさり1馬身突き放される内容。相手のためにやったかの内容クビ差しが短く、走りが小さいため推進しづらい体型とフォームになっている。評価できない。
8枠13番 エクセトラ 【A】
栗東坂路併せ。馬なり。
前を1馬身追走し坂路に入ってくる。クビと脚を大きく動かし身体全身を使った豪快なフットワーク。活気も十分。残り300mでカチッと手前を替えると最後までパワフルに駆け、併せた相手に1馬身先着した。しっかり地面を掴んで走れており多少馬場が渋っても問題なさそうなフットワーク。高く評価したい。
5/20の映像(2週前追い切り)【A】
栗東坂路併せ。馬なり。
ラチ沿いを、身体全身を大きく使うダイナミックなフォームで、力強く登坂。クビも大きく縦に振り活気十分。脚元もパワフルで、筋肉隆々の馬体も目を引く。併せた相手を相手にせず、ラクラクと1馬身先着。全体時計55.8-12.5秒と軽めの内容ではあったが、走りの質と完成度は高く、評価したい。