明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
2021年1月5日(火)に中山競馬場で行われる『中山金杯(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走は17頭。追い切り動画で確認できた12頭の追い切り評価となります。
- ウインイクシード
- テリトーリアル
- バイオスパーク
- マイネルサーパス
- マウントゴールド
アールスター 56.0 【B】
栗東坂路。馬なり。
12/31(木)この日の栗東は雪。アールスターが追い切った時間帯は雪は降っていなかったが、坂路の端には除雪した雪が積もり馬場状態は不良。
馬場の真ん中からラチ側に僅かに斜行しながら登坂。ラスト1Fで少し苦しくなったか、身体の向きを少し右に向けながら登坂した点は割引も、アタマの位置は低く抑えが効いており、低い姿勢で前脚をしっかり伸ばして軽やかに走れている。最後僅か0.1秒失速したが、調子は悪くなさそう。
ヴァンケドミンゴ 56.0 【B-】
栗東CW。馬なり。
1/2(土)この日の栗東は晴。良馬場での追い切り。
序盤はアタマの位置が左前脚の上にあり推進力ない走りであったが、後半は顔を真っ直ぐ向け、クビを前に突き出し推進力ある走りができていた。ただ脚元の力強さが物足りない分、一つ評価を下げた。
カデナ 58.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛ける。
1/2(土)この日の栗東は晴。良馬場での追い切り。
ラチ沿いを右手前で登坂。ラスト1Fから頭が上りだし大きく減速。残り150mで左手前に替えるもそこから再加速できず、ラスト1Fは0.7秒と大きく失速。評価しづらい。
ココロノトウダイ 53.0 【B】
美浦坂路併せ。馬なり。
1/2(土)この日の美浦は晴。良馬場での追い切り。
ラチ沿いを走る相手と馬体を並べての併せ馬。1馬身追走から、クビ差先着という内容。手前を替えることなく左手前1本で登坂した点と、アタマの位置が若干高い点は割り引きも、前脚を高くあげ身体全身を使った活気ある走り。馬なりで加速ラップを踏み、併せ馬で先着した点は評価できる。評価は据え置いた。
シークレットラン 54.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め⑦
1/2(土)この日の美浦は晴。良馬場での追い切り。
3頭併せの中。直線向いた時点で内外の相手にクビ差先行も、馬なりの外の相手にクビ差交わされフィニッシュ。内の相手とは併入したが…。相手に並び掛けられたところで、鞍上が強めに追った際、動きが重く反応できていなかった点を割り引いた。
ショウナンバルディ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。G前軽く追う。
12/31(木)この日の栗東は雪。ショウナンバルディが追い切った時間帯は遅めの時間帯。少し雪が降る中での最終追い切り。
馬場の真ん中を右手前1本で登坂した。アタマが高く推進力を上に逃がす走りは大きく割り引きも、毛艶はピカピカ。時計はそれほど早くないものの一応の加速ラップは踏めている。ただアタマの高い走法はやはり割り引き。この評価とした。
ダーリントンホール 55.0 【B+】
美浦南W併せ。G前強め④
1/2(土)この日の美浦は晴。良馬場での追い切り。
3頭併せの中。直線向いた時点で内と併走し、外を1馬身追走の状態。この状態から楽に並び掛け、余力十分に2馬身以上突き放す好内容。時計は遅く軽めの内容も、終いはしっかり。トモの可動域は十分で、力強く弾力性ある動きができている。右手前1本で走った点や、まだ少し太く見える点など、気がかかりな点はいくつかあるものの、プラスに評価してみたい。
ディープボンド 56.0 【A】
栗東CW単走。G前強め⑨
12/31(木)この日の栗東は雪。ディープボンドが追い切った時間帯に雪は降っていなかったが、コースの端には雪が積もり馬場状態は不良。
コーナーを深く回り、直線でスムーズに手前を替え、直線半ばから鞍上に強めに追われて伸びた。鞍上に追われてからの反応の鋭さというかギアチェンジ性能はさほど高くないものの、クビの角度が良く、クビと脚とが綺麗に連動した動きは高く評価できる。大きなフットワークで走る馬で、中山2000mの適正があるかは微妙も、パワフルな走りで最後までしっかり伸びてきそう。菊花賞からの一気の距離短縮等、様々な不安要素はあるものの動きの質は上質。高く評価したい。
ヒシイグアス 54.0 【D】
美浦坂路単走。馬なり。
1/3(日)の追い切り。この日の美浦の天気は晴。良馬場での追い切り。
ラチ沿いを左手前1本で登坂。時計は遅く軽めの調整。内容は軽めも集中して体幹のしっかりした走り。チップを蹴り上げる量からも力強さも感じる。軽めの内容でこの追い切りだけでの評価は難しく、評価不能の【D】評価とした。
中間の12/27(日)坂路でこの馬の自己ベスト(54.7-12.7秒)を出しているあたり調子は悪くはなさそう。元々コースで良い動きを見せる馬で、坂路で早い時計は出す馬ではない。堀厩舎の最終追い切りの勝負仕上げはコースでという印象もあるため、ここでの本気度合いは今一つ感じないものの、毛艶はよく、当日のパドック気配は必ずチェックしたい1頭。
リュヌルージュ 52.0 【B】
栗東CW併せ。G前軽く気合い付ける⑩
1/2(土)この日の栗東は晴。良馬場での追い切り。
ピッチ走法の馬。コーナーを深く回り直線へ。直線も変わらずピッチ方法でキビキビした動きも、直線半ばで手前を替え直線で逆手前。鞍上が肩ステッキを1発入れ、正手前に戻させようとするも手前は替わらなかった点は割り引きたい。また脚元の力強さも物足りず、何か地面を撫でるような走り。直線逆手前で非力な点は割り引きも、いかにも中山コースが向きそうな走り。ハンデも魅力。評価は据え置いた。
ロードクエスト 56.0 【B】
美浦坂路単走。馬なり。
1/2(土)この日の美浦は晴。良馬場での追い切り。
時計は54.9-13.8秒。この馬は年末12/30(水)に美浦坂路で54.5-12.9秒で追い切られており、こちらが本追い切りだろう。ラチ沿いを低い姿勢の力強いフットワークで登坂し気配が良かったのだが、直線向いて少し左に斜行。その後は真っ直ぐ駆けたが最後に僅かに右にヨレた。走りの軸が安定しなかった点は割り引きも、脚元に力強さは評価したい。プラスマイナスゼロでこの評価となる。
ロザムール 52.0 【C】
美浦南W単走。G前気合い付ける⑦
1/3(日)の追い切り。この日の美浦の天気は晴。良馬場での追い切り。
クビの可動域が狭く、アタマが高い。クビの使い方が下手な馬。直線向いて左手前に替わった後も大きくアタマを上げ減速。その後、鞍上に気合いのムチを数発入れられるも、さしたる反応なし。これでは…。