《2021》京都金杯【評価結果】―レース回顧

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追い切り評価の結果はいかに?

jamieのファン

jamie、改めて明けましておめでとう。京都金杯の追い切り評価はどうだった?

jamie

出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた12頭に評価を付け高評価としたのは4頭。結果は【B】→【A】→【B+】。高評価馬の2頭が馬券に絡み、1頭は14番人気の馬。少しは参考になったかもしれない。

jamieのファン

1着ケイデンスコールの評価は【B】だったけど、追い切りコメント見るとかなり良い感じで書かれてたよね。

jamie

そうだね、【B】の馬でも強弱付けてコメントは記載しているので、時間があれば読んでくれると嬉しいな。

着順馬名評価人気
1ケイデンスコールB12
2ピースワンパラディA2
3エントシャイデンB+14
4タイセイビジョン7
5シュリB+1
6レッドガランB3
7ボンセルヴィーソB-11
8トリプルエースB-4
9スマートオーディンB-15
10レッドアネモスB-13
11メイケイダイハードA10
12サトノアーサーB8
13ラセット9
14ブラックムーン16
15ケイアイノーテック5
16ロードマイウェイC6

レース回顧

勝ち時計1:33.1は、比較対象がないので何とも言えない。

あまり参考にならないかもだが、毎年12月の中京で行われる1勝クラスのこうやまき賞の過去5年の平均勝ち時計は1:35.4秒となる。

ペースは、前半800mが46.9秒、後半800mが46.2秒。前後半差のラップが1.0秒以内のミドルペース。

このペースを作ったのは、エントシャイデン(川須)であった。

パドック

この日は仕事でパドックで見れなかったため割愛する。

ポイント

中京マイルは、1~2角にある引き込み線からのスタート。最初のコーナー(3角)までの距離は199m。

11番ボンセルヴィーソがテンのスピードを活かしてハナを主張するも、外から13番エントシャイデンが押して先頭に。

2角を曲がり向こう正面に入り落ち着いた時点での隊列は、先頭がエントシャイデン(3着)、1馬身後ろにボンセルヴィーソ(7着)、タイセイビジョン(4着)が続き、そこから3馬身以上離れたところのINにケイデンスコール(1着)。外にピースワンパラディ(2着)という隊列。

先頭から5頭目までに、馬券圏内に来た3頭が入っていたこととなる。

jamie

これが今の中京マイル(馬場)の特徴かも知れないね。

エントシャイデンが作ったペースは決して遅いものではなく、淀みのないタフな流れであった。

1着 ケイデンスコールについて

スタート直後から岩田騎手は押しており、前目のポジションを意識した騎乗。

向こう正面では逃げるエントシャイデンとの差が5馬身以上あったが、INにぴったりと張り付きコースロスは最小限。直線向いた時点でエントシャイデンとの差を3馬身差まで詰めていた。

直線では前を走るエントシャイデンとボンセルヴィーソとの間を突こうとするも、ボンセルヴィーソが進路に入ってきたため、ラスト1F手前で外に持ち出し、ラスト100mでエントシャイデンと交わすと、後ろから来るピースワンパラディの追撃を3/4馬身差凌いで優勝。

上り3F時計は34.0秒(4位)であった。

  • 最序盤で前目のポジションを確保したこと
  • 終始INに張り付きコースロスを防いだこと

調子が良かったこともあるかと思うが、この2点も勝因であろう。岩田騎手の騎乗も冴えた。

本記事は、1/9(土)に書いているのだが、今日の中京馬場もこれと同じように前目に付けている馬が多く馬券内に来ていた印象だ。この中京馬場の傾向は、シンザン記念の予想で考慮したい。

2着 ピースワンパラディについて

勝ったケイデンスコール(岩田)とピースワンパラディ(福永)の枠順は、2番、4番と近かったが、騎手の意識に違いがあった。岩田の意識はINにあり、福永の意識は外にあったのだ。

パトロール映像を見ていただければ分かると思うが、ピースワンパラディが通ったコースはケイデンスコールの通ったコースと比べるとかなり外を回っており、3/4馬身の着差はこの進路取り(騎手の意識)の違いだったと考える。

jamie

本馬がケイデンスコールを交わしてくれれば3連単の馬券(50万馬券)を持っていたため、かなり残念でした…。

3着 エントシャイデンについて

ボンセルヴィーソの逃げが予想されたレースであったが、開いてみればこの馬が逃げの手に。気性的に気持ちよく走らせた方が良い馬のような気もしており、逃げの手に出た川須騎手のファインプレーであった。

淀みないタフな競馬もできる馬。新境地を開いたようにも思える。次走の競馬に注目したい。

その他、高評価馬について

5着 シュリについて

先行脚質の馬で、追い切りも良く、近走の充実ぶりから1人気に推されるも、スタートで数完歩立ち遅れてしまう。

それほど大きな出遅れではなく、その後すぐ2着馬ピースワンパラディの直後の6番手にポジションを取るも、上り3F時計は34.1秒(5位)。

ピースワンパラディより0.2秒遅く、ケイデンスコールより0.1秒遅かった。

出遅れは僅かでも競馬は0.1秒を争う世界。出遅れていなければどうなっていたか…?結果的に痛恨の出遅れだったのかも知れない。

11着 メイケイダイハードについて

序盤のポジション取りは悪くなく、ケイデンスコール、ピースワンパラディ、シュリとほぼ同じ位置。痛かったのが3角でケイデンスコールとシュリの間が狭くなり、ポジションを1列後ろに下げてしまったところ。

とは言え、最後の直線では他馬と脚色が同じであった。

昨年7月に阪神競馬場で行われた中京記念で最低18人気で勝利した時も、今回と同様坂路で好時計を出しており、追い切り内容と成績がリンクする馬かも知れないということで高評価を付けたが、今回はダメだった。

調教では、栗東坂路をラスト1F12秒フラットとかで駆け上るためキレるイメージを持ってしまうが、今回の上り3F時計は34.4秒(10位タイ)と物足りず、ミドルペースだと使える上りの脚に限界があるのかも知れない。(能力的に少し足りないのかも知れない。)

好走パターンを紐解くのがなかなかむつかしい馬だ。今回はここまでにしておきたい。

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