《2020》ステイヤーズS【評価結果】―レース回顧

2020 チャンピオンズカップ週 調教評価結果 レース回顧
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追い切り評価の結果はいかに?

jamieのファン

jamie、ステイヤーズSの追い切り評価結果はどうやった?

jamie

出走馬15頭中、追い切り動画のあった14頭を評価。うち、4頭を高評価としたよ。

jamieのファン

【B+】のオセアグレイトが1着は良かったけど、マイナス評価としたタガノディアマンテが2着か…。微妙やね。

jamie

そうだね。それより【A】評価馬のメイショウテンゲンの14着はショックだったよ…。決して動きは悪くなかったと信じたいけど…。少し振り返ってみるよ。

着順馬名評価人気
1オセアグレイトB+7
2タガノディアマンテB-8
3ポンテザールB1
4タイセイトレイルB-9
5ヒュミドールB+6
6ボスジラB3
7ステイブラビッシモB13
8リッジマン11
9シルヴァンシャーB2
10アドマイヤアルバB+12
11ゴールドギアB-10
12オーシャンビューB-14
13アルバートB-5
14メイショウテンゲンA4
15ルミナスウォリアーB-15

レース回顧

勝ち時計3:52.0秒。小雨の降る稍重馬場で、走破時計にバラつきのある長距離戦だったとは言え遅い。

このレースは過去10年中、9年が良馬場で行われており、良馬場以外で行われたのは2011年の1度だけ。

その2011年は不良馬場で、勝ち時計は3:50.8秒であった。

前半1800m通過が1:58.2秒。後半1800mが1:53.8秒。前後半差が4.4秒と長距離戦としては目立たないスローペースとなるが、前半1000mと後半1000mで見ると違った景色が見えてくる。

前半1000通過が、1:06.2秒に対して、後半1000mが59.4秒。6.8秒もの後傾ラップ。超の付くスローペースとなっている。

この超の付くスローペースを作ったのは、タイセイトレイル(坂井瑠)であり、タガノディアマンテ(津村)であった。

パドック

パドックを見て、Twitterでこう呟いたが、馬券内に来たのは1番人気のポンテザールだけ。

1着オセアグレイトについては、後から見ても見栄えのしないパドックではあったが集中して周回していた。2着タガノディアマンテも同様に集中力が高く、踏み込みも力強さがあった。こういう馬をパドックから拾えるようにならなければならないのだが…。

長距離戦のパドックにおいては馬の集中力に着目してチェックすることも大事かも知れない。

総評

振り返ってみれば先行馬が少なく何が逃げるのかというメンバー構成。

タイセイトレイルが押してハナへ。レース後のコメントを見る限り、これは坂井瑠星騎手の作戦だったと思われる。押して先手を主張したのはこの馬だけだった。

オセアグレイト(横山典)は、「瑠星よくやった」と言わんばかりにスッと2番手。

タガノディアマンテが1周目の最初のコーナー(400m~600m)を回りながらスーっと上がっていったが、この区間のラップは14.1秒とかなり緩んでおり、決してタガノディアマンテが早かった訳ではなく、タイセイトレイルがラップを極端に落としただけであった。

タガノディアマンテは、2角(600m~800m)の坂の下りを利用して、2番手に取り付くと1000m過ぎからは逃げるタイセイトレイルを抜き去り、ここからはタガノディアマンテのペース。

最初の1000m通過が1:06.2秒と遅いにも関わらず、先頭のタガノディアマンテから最後方までは20馬身以上離れており、縦長の展開。

2周目のスタンド前でも隊列にほとんど変化はなく、残り1000m地点でちょうど中団ど真ん中にいるヒュミドールとの差は8馬身。後方5番手にいるメイショウテンゲンとの差は11馬身もあった。

残り1000mからタガノディアマンテが刻んだラップは、12.0-12.0-11.4-11.4-12.4秒の59.4秒と素晴らしく早いラップ。8馬身後ろにいるヒュミドールがこのラップで差し切るには57秒台で走り切る必要があり、不可能に近い時計。

タガノディアマンテにこの体力が残っていた次点で勝負は決していた。

レースは、完全にスローからのロングスパート合戦。この残り1000m地点で前にいた4頭で1~4着を独占した。

オセアグレイトは、この残り1000m地点から先頭を走るタガノディアマンテを2馬身追走し、ラスト1Fの坂下までこの差は変わらず。最後の坂で脚色が鈍りながらも粘るタガノディアマンテをゴール前できっちり(アタマ差)捕らえて、嬉しい重賞初勝利となった。

オセアグレイトの上り3F時計は上り最速となる34.8秒。

2着タガノディアマンテの35.2秒(4位タイ)より0.4秒早い時計であった。

後方にいた馬では唯一ヒュミドールだけが上り3F時計2位となる34.9秒を繰り出し気を吐くも、5着の掲示板確保が精一杯。

序盤から縦長の展開となり、稍重馬場も相まって、各ジョッキーの体内時計が崩れたのかも知れない。そんな中、タガノディアマンテ(の体力)を信じて、それを活かしきる競馬をするために、自らレースを作った津村騎手の好騎乗がひときわ輝きを放つレースであった。

高評価したメイショウテンゲンについては、残り1000m地点で先頭を走るタガノディアマンテとの差は11馬身。タガノディアマンテを差し切るには、残り1000mを57.2秒より早い時計で走る必要があり、そもそも脚の遅いこの馬にとっては無理な話ではあった。

池添騎手のレース後のコメントは以下のとおりであったが、「ペースが早そうに見えて遅いことに気づいておらず、2周目の向こう正面で気づいた時には、時すでに遅し。」というのが筆者の見解だ。この馬もタガノディアマンテのような競馬をしていれば…。完全にタラレバである…。

「返し馬の雰囲気が良く、スタートもいつもよりも出ました。急かさずに進められましたが、いつもだったら勝負所で動いて、ステッキに反応するのですが、今日は全く反応しませんでした。気持ちの問題でしょうか。敗因がわかりません」

netkeiba.com ~【ステイヤーズSレース後コメント】14着メイショウテンゲン(池添謙一騎手)~より
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