《2020》ステイヤーズS【最終追い切り】調教

2020 ステイヤーズS 最終追い切り 調教評価
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2020年12月5日(土)に中山競馬場で行われる『ステイヤーズS(G2)芝3600m(別定)』の最終追い切り評価となります。

出走は15頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。

以下の馬については、追い切り動画がありませんでした。

  • リッジマン

本記事は確定版(木曜日の追い切り映像情報を反映済)となります。

【2020.12.04追記】なお、ダンビュライトは、左前脚の球節にフレグモーネを発症し出走取消となりました。

目次

アドマイヤアルバ 56.0 【B+】

美浦坂路併せ。馬なり。

埒沿いをリラックスして登坂。軽く追われた相手と余力十分に併入した。助手騎乗であったが鞍上とピタリと折り合えていた点は高く評価したい。

アルバート   56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

埒沿いを登坂。全体時計54.3-12.7秒と軽めの内容も、1F毎に1.0→0.5→0.5秒と綺麗な加速ラップを踏めている点は評価できる。ただ2度手前を替えようとして替えられず、右手前1本で登坂した点は割引きたい。

オーシャンビュー 56.0 【B-】

美浦南B単走。G前軽く促す⑧

負荷のかかるダートコースでの追い切り。直線向いて顔を左に向けて走っていた点は割引き。脚元の力感薄く、動きもスロー。時計も遅く評価しづらい。

オセアグレイト 56.0 【B+】

美浦南P単走。馬なり⑧

コーナー深く回り、直線は馬場の8分どころ。直線向いてスッと手前を切替えたが、あまりのスムーズさに鞍上が、手前が切り替わったのが気づかないほど。(鞍上は手前を替えて走っているか何度も確認していた。)脚長でいかにも長距離が合いそうな体型。ゴール後にまた手前を戻したが、これも極めてスムーズだった。手前の切替でロスが少ない走りも長距離戦にとってはプラスになるだろう。

ゴールドギア  56.0 【B-】

美浦南W併せ。G前強め⑧

2頭併せの外。直線で何度か内の相手と馬体がぶつかるも集中して駆けた点は良いのだが、鞍上は終始追うも反応はほとんどなく動きが重そう。それでも何とか頑張り1馬身先着したが…。本調子にはほど遠いという見立て。

シルヴァンシャー 56.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

前脚を高く上げるダイナミックなら走法で大跳びの馬。豪快な動きなのだが、長丁場のレースではロスが多そうな走りに思える。一定のラップを刻み、ゴール後もしっかり伸びてはおり調子は悪くなさそう。アタマは高めでクビをもう少し上手く使えれば…。評価は据え置いた。

ステイブラビッシモ 56.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり⑩

2馬身先行した状態で、コーナーの一番深いところを回り、直線も馬場の一番外。時計は遅いものの、しっかりとしたフットワークでキビキビと動けている。8分どころを回ってきた相手に差を縮められることなく先着した。直線で手前を替えず右手前だけで駆けた分は割り引いた。

タイセイトレイル 56.0 【B-】

栗東坂路併せ。G前強め。

埒沿いを半馬身先行して登坂。ラスト1Fから徐々に疲れが見え、鞍上に強めに追われるも、ゴール前で失速し追い付かれて併入という内容。前脚の出が悪く、動きに余力も感じない。評価できない。

タガノディアマンテ 56.0 【B】

栗東坂路併せ。G前仕掛ける。

馬場の真ん中、埒側を登坂。ピッチ走法の馬。低い姿勢でキビキビと走り、ラスト1Fから仕掛けられてハナ差先着という内容。仕掛けられてからの反応は悪くなかったものの、動きに余力なく評価しづらい。加速ラップを踏み、相手に先着できた点を評価し、据え置いた。

ヒュミドール  56.0 【B+】

美浦南W単走。馬なり⑨

クビを大きく動かし、馬場の外目をキビキビと駆けた。キビキビした動きの中に動きの柔らかさがあり、四肢もしっかり広げて走れている点は高く評価したい。走りのパワフルさという意味では欠ける印象も、長距離戦においては、この観点はそれほど重要ではないかも知れない。プラスに評価してみたい。

ポスジラ   56.0 【B】

美浦坂路併せ。馬なり。

2週続けて坂路で併せ馬。2週続けて坂路で51秒台と時計は良いのだが、2週ともラスト1Fで0.6秒と大きく失速。そして2週とも併せた相手に遅れている点は気になるところ。アタマは若干高めも、走りにスピード感があり、体幹もしっかりしており、脚元の力強さも十分。恐らく調子は良いのだろうが、時計だけで人気しそうな気がしなくもない。やはりラストの失速と併せ馬遅れは評価しづらく、この評価とした。

ポンデザール 54.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり⑥

3頭併せの外。1馬身先行の状態からコーナーワークを利されて直線で3頭雁行状態。内中の相手にジワっと半馬身前に出られるも、慌てることなく軽く促すとスッとギアが入る。しかし、相手に追い付けずグビ差遅れ。雄大な胴長の馬体でフットワークの大きな馬。この距離は合いそう。1瞬見せたギアチェンジは評価できるが全体的に動きがスロー。1週前の映像でも同様に遅れていた。1週前追い切り評価を付けるなら【B-】。紅一点で頑張って欲しいが評価は据え置いた。

メイショウテンゲン 56.0 【A】

栗東CW単走。馬なり⑨

グビを上手に使って、大きなフットワークで馬場の外目を駆けた。終始一定のリズムを保ち綺麗なフォームで走れており、同じリズムであれば、ずっと走れてしまいそうにも思える内容。長距離には滅法強いのではないだろうか。そう思える内容。尾の流れ方も美しく、一定のスピードを保ち走れている証拠となっている。

この馬についても1週前追い切り映像を確認することができたが、1週前はCWで併せ馬。直線半ばで相手に抜け出され、1馬身半差付けられてしまうも、その状態から強めに追って差を詰めていた。バテない走りに素晴らしいものがある。

ルミナスウォリアー 56.0 【B-】

美浦南P併せ。馬なり⑥

馬場の真ん中に入り、直線向いた時点で1馬身遅れの状態から、馬なりでジワっと伸びて最後は併入という内容。相手の動きが悪く、この相手であれば突き放して欲しいと思うのが本音。前脚は高く上がり活気は感じる一方で、鶴クビ気味に少し力んで走っているようにも思える。評価はマイナスとしたい。

出走取消となった馬について

ダンビュライト 56.0 【B】

栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。

馬場の真ん中やや埒沿いを登坂。埒沿いを走る相手と激しい併せ馬。全体時計51.7-12.9秒と最終追い切りでもしっかり負荷をかけて来た。ラスト1Fは0.9秒と大きく失速した点は割引も、この1Fで相手を交わし1馬身先着。この勝負根性は高く評価したい。ただプラスには届かない。

この馬については1週前追い切り映像も確認できたが、1週前にも併せ馬で先着。ここでも勝負根性が際立っていた。

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