2020年12月5日(土)に阪神競馬場で行われる『チャレンジカップ(G3)芝2000m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走登録は11頭。追い切り動画で確認できた9頭の追い切り評価となります。
- キングミニッツ
- セントウル
本記事は確定版(木曜日の追い切り映像情報を反映済)となります。
エヒト 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前強め。
埒沿いを登坂。ラスト1Fから強めに追って、併せた相手には半馬身先着という内容も、ラスト1Fでは0.3秒の失速。最後の数完歩はバテ気味に手前を替えていた。脚元が非力で、走りに余力なく評価しづらい。
サトノクロニクル 56.0 【B+】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中を単走で登坂。ラスト1Fから仕掛けると素早く反応して鋭く伸びた。クビを使えていない走法は割引も活気十分で脚元パワフル。プラスに評価してみたい。
ジェネラーレウーノ 56.0 【B+】
美浦坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を登坂。全体時計52.2-11.9秒。これを馬なりで楽々と計時し、加速ラップのオマケ付きだ。時計だけ見るとかなり優秀。評価したくなるが、右手前を替わってから、外埒を頼るように右に大きく斜行した点は割引。(楽に先手が奪えそうなメンバー構成で、左回りのここではさほど気にする必要はなさそうだが…。)また、本来もう少しダイナミックな走りをする馬。今回は何かこじんまりとした走りに見える。時計だけで【A】評価はつけられない。
トーアライジン 56.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
とても軽い内容。終始顔が右を向き、真っ直ぐに追えないフォーム。このフォームのため、僅かではあったか徐々に右に進路がズレていた。全体時計は54.3-13.1秒。持ったままだったとは言え、ラスト1Fで0.5秒の失速。正直、何を意図した追い切りなのかが全く分からない内容。評価できない。
ナイママ 56.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑩
馬場の一番外をゆったりリラックスして駆けさせた。リラックスした状態でもクビをしっかり使っており調子は良さそう。四肢の可動域も広く、弾力性の高い走りができている。軽い内容ということもありプラスに評価はしづらいが、決してマイナスにはしたくない動き。当日のパドック気配は確実にチェックしたい。
ヒンドゥタイムズ 56.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑦
ピッチ走法気味のため、四肢の可動域は広くない。ただそれは脚の回転力と身体の使い方で補えている。クビの角度が良く、クビと脚との連動性が高く、前に推進する走りができている。気になるのは顔を左に向け、右手前1本で走っていた点。実績見る限り、右回りが苦手ということではなさそうだが。評価は一つ下げた。
ブラヴァス 56.0 【B-】
栗東P単走。馬なり⑦
時計の出やすいポリトラック馬場ではあるが、それを考慮しても早い時計。序盤はクビを使ってスピード感ある走りをしていたが、終いにかけて大きく失速。最後は流したという味方も出来るが、脚が上がっていたのでは無いかという見立て。直線に入ってからグッとスピードが落ち、最後は馬自ら走るのを止めていた。評価しづらい。
レイパパレ 53.0 【A】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
重たそうな助手さんを背に埒沿いを登坂。時計は53.6-12.7秒。内容から馬なりでサラッという感じだったのだろうが、残り150m辺りから手応えが悪くなったのを鞍上が感じとり軽く仕掛けるもラスト1Fで0.1秒失速。とは言え、前後の肢を真っ直ぐ前に出し、リズミカルで体幹しっかりの走り。トモの送りも素晴らしい。柔らかく弾力性に富む大腿二頭様筋がこの動きを支えている様に思える。高く評価したい。
ロードクエスト 56.0 【B】
美浦坂路併せ。G前軽く促す。
2頭併せ。埒沿いを走る相手にはハナ差先着も、相手は馬なりで、こちらは軽く促してのもの。見栄えは悪い。時計は出ているもののラスト1Fで0.6秒と大きく失速している点と、右手前1本で走り手前を替えなかった点は割引も、クビを使い身体全身を使って真っ直ぐ走れている。最後は辛かったかもだが、走りの軸がブレなかった点は評価したい。