《2020》チャンピオンズカップ【評価結果】―レース回顧

2020 チャンピオンズカップ週 調教評価結果 レース回顧
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追い切り評価の結果はいかに?

jamieのファン

今回はあのクリソベリルを【B】評価ですか。

jamie

最終追い切り動画だけで純粋に評価するなら、この馬が良く見えたという人は少なかったんじゃないかな。今回は、追い切り悪く、外枠ということもあり軽視できたまでは良かったんだけど…。軸馬が…。

jamieのファン

【B+】評価馬が2頭、1,2着だっただけに参考になった人もいたかも知れないね。

jamie

そういう人がいると良いけど…。でも多分いないな…。Twitterでの反応ないし(笑)。まだ読者の少ないひっそりとした個人blogだしね。地道に競馬の楽しさを伝えていければ良いな。

着順馬名評価人気
1チュウワウィザードB+4
2ゴールドドリームB+3
3インティB10
4クリソベリルB1
5モズアスコットB11
6カフェファラオB-2
7エアスピネルB-12
8タイムフライヤーB7
9アルクトスB+9
10エアアルマスB+8
11クリンチャーB-5
12サンライズノヴァB6
13アナザートゥルースA13
14サトノティターンC16
15メイショウワザシB+15
16ヨシオD14

レース回顧

勝ち時計1:49.3秒は優秀。

昨年のクリソベリルが叩き出した1:48.5秒には及ばないものの、昨年を含む過去6年の平均勝ち時計1:50.0であることを考えるとかなり優秀と言えるだろう。

ペースは前半800mが48.5秒、後半800mが49秒。前半が0.5秒だけ早いミドルペース。

最初の1000m通過は、1:00.3秒であった。

この淀みなく早い流れを作ったのは、エアアルマス(松山)とインティ(武豊)であった。

パドック

パドックでは、1着チュウワウィザードと3着インティを拾えていたものの、2着ゴールドドリームはパドックの内目をクビを下げ小さな歩様。お世辞にもよく見なかった。

総評

中京ダ1800mは、以下のような特徴を持つコース。

  • 左回り
  • 坂の途中からのスタート
  • 最初のコーナーまでが300mと短め
  • 1角~2角のコーナーがタイト
  • 2角~向正面の中ほど(1000mのハロン棒)まで緩やかな上り

このようなコース形態から、前半のスピードが速くなりづらいコースではあるが、ことG1のチャンピオンズCに関しては、強力な先行馬がいることが多いため、向こう正面の緩やかな坂を加速ラップで駆け上がることが多く、中盤の追走力が求められる。

今年のチャンピオンズCに関しても、勝ち馬のチュウワウィザード(戸崎)騎手が、向こう正面中ほどの1000m付近で手綱をしごき押して追走している映像が印象的だった。

  • 向正面中ほど(1000mのハロン棒)から4角までは緩やかな下り
  • 直線に向いてすぐに高低差約2メートルの急坂
  • 直線は410mと短く、ずっと坂
  • ゴール前70mくらいでやっと坂が終わる

このレースの勝ち時計1:49.3秒と極めて優秀な時計だが、ラスト1Fは12.9秒と過去6年のワースト1位タイ。

いかに中盤を緩むことなく走ったタフなレースであったかを物語る。

実際に、2角を回り、向こう正面の坂の頂上手前(4F目)~ラスト1Fまで(8F目)までの区間ラップは、

12.0-11.8-12.0-12.1-12.0(秒)

この区間のラップは、昨年2019年の区間ラップと0.1秒しか変わらない。中盤の質は昨年と全く同じ内容であり、中盤を早いラップで追走し、坂の上り下り関係なく同じスピードを維持して走ることが求められるとてもタフなレースとなっていた。

今年のチャンピオンズCに関しては、内枠を引いたエアアルマスが揉まれることを嫌いハナを主張、インティもテンの脚を活かして先団に取りつき、エアアルマスに終始プレッシャーをかける形。

クリソベリルも外枠発走から、1~2角のコーナーワークで3番手のポジションをとったことで、クリソベリルをマークする有力各馬(チュウワウィザード、ゴールドドリーム)も、クリソベリルから離されないよう追走。

中盤が締まった展開になった。

このような展開となると求められるのは地力の能力。時計面での裏付けが多少必要になってくる。

また、中京ダ1800mの直線は以外と短く410mしかない。この展開となるとある程度前に付けることも大事になってくる。

モズアスコットのように後ろからでは届かない。

モズアスコットは、勝ったチュウワウィザードと同じ上り3F時計36.4秒(1位タイ)であったが、ポジションが後ろ過ぎた。

クリソベリルはスタートのゲートに入る前の映像でゼッケン下に発汗が見られ、レースでも先手を主張したことで少し掛かっていたようにも見えた。(向正面での川田騎手が手綱抑えている様子が、土曜日のレイパパレを想起させた。)

この馬のゴール前の失速はこれが原因だろう。最終追い切りにおいても併せ馬で遅れており、調子がよくなかったのかも知れない。これだけの馬だけに調整して欲しいところだが馬も生き物。この難しいところが競馬の魅力だ。

勝ったチュウワウィザードは、「追い切り」も「パドック」もよく、地力が求められるこのレースにおいては、奇を衒わず、この馬を本命とすべきであったか…。

ゴールドドリームも「パドック」は良く見えなかったものの、「追い切り」は抜群の動きを見せており買えていた。

この馬連で40.1倍付いたのは美味しかった…。と、レースが終わってから思うものである。

筆者は1週前追い切りで【A】評価を付けたタイムフライヤー、最終追い切りで【A】評価を付けたアナザートゥルースのどちらかを本命にすると決めており、パドックでよく見えたタイムフライヤーから馬券は購入した。

結果は惨敗。これらの馬がなぜ走れなかったについての振り返りも大事だが、時間の都合上、割愛させていただく。

なお、筆者は馬券は外したもの後悔はまったくしていない。それが今の実力だ。

来年のチャンピオンズCが行われる時に、このレース回顧記事を自身で振り返り、冷静に判断できるようになっていれば少し成長したということだろう。そう前向きに捉えたい。

最後に、少し心配なのはエアアルマス。能力高い馬だと思うのだが、「馬群に包まれるのを嫌がる性格」ということですっかり逃げ馬になってしまった。過去数戦のレースを見ていると確かにその傾向がみられるものの、「この馬の良さはキレ味にあるのでは?」と筆者は考えており、再び輝きを取り戻して欲しいと思っている馬なのだが…。もう難しいかも知れない。

最後の締めの文章がしんみりしてしまいました(汗)。また、思ったことをツラツラと書いた回顧記事となり恐縮です。

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