2020年11月14日(土)に阪神競馬場で行われる『デイリー杯2歳S(G2)芝1600m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は8頭。全馬の追い切り評価となります。
カイザーノヴァ 55.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め⑧
2頭併せの内。1馬身半追走から、G前強めに追って1馬身半先着という内容も、直線で手前をコロコロ替えて頭の高い走り。相手の前に出た際、鞍上がクビを押すと頭を高く上げ嫌がる仕草。本気で走れていない。跳びは大きな馬なのだが、評価はマイナスとせざるを得ない。
コスモアシュラ 55.0 【B-】
美浦坂路併せ。馬なり。
2頭併せで埒沿いを登坂。ラスト1Fで右手前に替わった後、埒から離れるように左に斜行した点は割引。馬なりのまま、併せた相手には1馬身先着も、ラスト1Fで0.2秒の失速。走りの力感も薄く時計も平凡。評価しづらい。
シティレインボー 55.0 【B+】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑤
驚いたのはこの馬の全体時計。79秒台だ。直線からの映像しか無かったため、コーナーのどの辺りを通ったかは分からなかったが、直線は馬場の真ん中。鞍上は軽く仕掛けていたとは言え、まだ走りに余力を感じる十分な内容。後肢でしっかり地面を掴み、推進力ある走りも出来ている。時計が正確であるならば能力はかなり高そう。活気がもう少しあればA評価だったが…。パドックは確認したい。
スーパーウーパー 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を登坂。後半苦しくなり顔を右に向けたが、手前を替えることなく右手前1本で走った点は割引。完歩が小さくこじんまりとした走り。時計も平凡でラスト1Fは0.3秒の失速。評価できない。
スーパーホープ 55.0 【B+】
栗東CW併せ。G前仕掛け④
2頭併せの内。馬場の内目を通り直線へ。直線では追う相手に対して、馬なりで付いて行けており余力十分。ラスト1Fで鞍上が強めに仕掛けると、それに素早く反応して1馬身先着の好内容。キュンと伸びる感じではなく、ジワっと伸びるタイプ。身体が少し重たそうにも感じるが、最後は緩めて余力十分。終い重点の内容。プラスに評価してみたい。
ビゾンテノブファロ 55.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め⑦
2頭併せの内。直線で半馬身前に出るも、軽く仕掛けられた相手に追い付かれそうになる。ムチを入れるも反応なく、あっさり交わされ1馬身遅れた。厚みのある馬体で柔らかく動けているものの気配は一息。最後の最後で手前を替えた点も割引。
ホウオウアマゾン 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前強め。
馬場の真ん中やや内目を登坂。相手は埒沿い。序盤の右手前時の走りは、進行方向に対して左斜めに構えるフォームだった点は割引。ラスト1F過ぎた辺りで急激に追い出しを開始するも、少し遅れて追われた相手にアタマ差届かずの内容。全体時計53.9秒で、ラスト2Fが26.1-12.9秒。これでは…。
レッドベルオーブ 55.0 【A】
栗東CW併せ。馬なり④
1馬身追走からコーナーで内目を回り直線へ。直線では抑えきれないほどの手応え。馬なりのまま自然な形でスーッと半馬身前に出ると、相手が追い出しを開始。差を詰めようとするも、鞍上に一切追われることなく、馬自らが加速して抜かせない。最後まで抜かせることなくアタマ差先着した。アタマは若干高めもスピードが乗るにつれて下がって来ており問題ない。首の可動域、四肢の可動域ともに十分で推進力のある走りが出来ている。ラスト1Fは楽な形で11.8秒。高く評価したい。