《2020》アイルランド府中牝馬S【評価結果】―レース回顧

2020 秋華賞 アイルランド府中牝馬S レース回顧 調教評価 追い切り評価
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追い切り評価の結果はいかに?

jamieのファン

jamie、先週は追い切り評価がなくてさみしかったよ。

jamie

そう言ってもらえる嬉しいね。

jamieのファン

府中牝馬Sの評価結果はどうやった?

jamie

出走馬は8頭。【A】評価は1頭、【B+】評価は3頭。1着だったサラキアに【B+】が打てたのは良かったけど、小頭数のレースで半数を高評価にして馬券内が1頭だけは全然ダメだね。固い決着と思ったけど…。

jamieのファン

サラキアがブービー人気とは思わなかったね。

jamie

そうだね~。このオッズならここから入るのもありだったかも知れないね~。臨機応変さが足りなかった!

着順馬名評価人気
1サラキアB+7
2シャドウディーヴァB-6
3サムシングジャスト8
4トロワゼトワルB-4
5ラヴズオンリーユーA1
6ダノンファンタジーB+2
7シゲルピンクダイヤB5
8フェアリーポルカB+3

レース回顧

金曜日からのシトシトと言う雨が土曜日まで降り続き、この日の府中競馬場は朝から雨。今年のアイルランド府中牝馬Sは雨・重馬場で行われた。

勝ち時計1:48.5秒は過去10年で2番目に遅い時計。

ただ、このレースは過去10年間で一度も雨・重馬場の開催がなく、この時計の良し悪しを正しく評価するにはキチンとした分析が必要だ。(筆者は時間の都合上、これについては割愛する。)

ただ、この日は朝から芝のレースについては総じて時計がかかっていた。

あくまで参考情報となるが、このレースの過去10年(良馬場6回、稍重馬場4回)の平均時計は1:46.3秒である。

ペースは、前半1000m通過が59.6秒とこの馬場を考えると比較的早めか。

このペースを作ったのは、トロワゼトワル(横山典)であった。

JAR-VANの表記ではミドルペースとなっていたが、結果的には後ろを走った3頭の決着。馬場の巧拙もあるだろうが、前を走るトロワゼトワルを追走した馬たちにはきついペースだったと思われる。

この日はパドックが見れたが、パドックで良く見えたのはこの3頭であった。

https://twitter.com/jamielyeen/status/1317350168858042370

このレース回顧記事を書く際、もう一度パドックを見返してみたが、シャドウディーヴァは確かにそれほど悪くないものの、サムシングジャストはどうしても良く見えない。追い切り動画もなく、個人的にはこの馬を拾うことは不可能に近かった。

追い切り時計も新聞で後追いチェックをしてみたが、シャドウディーヴァ、サムシングジャストともに大したことがない。

シャドウディーヴァはコース巧者なのかも知れないが、サムシングジャストは何が良かったのだろうか。この馬を本命にできた人は何を根拠に本命とできたか教えて欲しいところだ。

1着 サラキアについて

序盤は馬なりに出して、緩やかな2角を4番手で回る。

向こう正面では前にダノンファンタジー、ラヴズオンリーユーを見るように外目を追走。

ラスト1000m通過(3角進入)時点で、先頭を走るトロワゼトワルとは8馬身差。

3角~4角のコーナーで差を詰め、残り600m時点(4角出口)時点で、トロワゼトワルとの差は2馬身差。

直線では馬場の良い一番外へ出し、追い出しを開始したのは坂下の残り400mから。

上り最速の35.7秒の脚を繰り出し、2着シャドウディーヴァに3馬身差を付けての快勝。

北村友一騎手は、「この馬は使える脚は一瞬しかない。坂を上ってからも止まるか不安だった。」と述べており、追い出しをギリギリまで我慢したうえでの追い出しだったのだろう。

ただ、本レースで少なくとも坂のあるコースで400mは良い脚が使えることを証明した。

この馬はピッチ走法の馬。歩幅もそれほど大きくない。不良馬場のエプソムカップで13着という成績で重馬場が苦手と思われてるいたのかも知れないが、今回のレースを見る限り、そうではなさそう。むしろ得意と判断できる。

サラキアはピッチ走法、渋馬場得意

2着 シャドウディーヴァについて

スタートが悪く後方から。終始サラキアを見るような形で直線へ。

直線では前が壁になるも内田騎手は慌てず開くのを待つ。

残り400m(坂下)でラヴズオンリーユーが右によれて、ダノンファンタジーとの間に進路を見つけると内田騎手のムチ3発。一気に仕掛けると素早く反応し、この2頭の間隙を突く。

そこから上り3位の36.0秒の脚を繰り出し、サラキアに3馬身届かずの2着。

府中コースの実績豊富で得意なコースということもあったとは思うが、こういう馬場も合っていた。

直線での走りは正直あまり褒められたものではなく、アタマが高く推進力を上に逃がす走りであったが、両隣のダノンファンタジーとラヴズオンリーユーが全く伸びてこなかった。

シャドウディーヴァは府中巧者、渋馬場得意

3着 サムシングジャストについて

この馬もスタートが決まらず最後方からの競馬。終始前の馬群と離した形の最後方で競馬を進めることとなる。

最終コーナーでの松山騎手は上手かった。馬場が悪いため各馬が外に出す中、松山騎手はINを選択。

松山騎手は以下の2点を理由から内を選択したものと思われる。

  1. 3角~4角のINはかなり傷んでいたが、最後の直線のINはそれほど悪くないことを知っていた。
  2. サムシングジャストがこういう馬場を苦にしない馬であることを知っていた。

追い出しを開始するタイミングもこの馬が一番早く、直線向いた直後からムチを入れて追い出しを開始。

ラスト3F時計は、2着馬シャドウディーヴァを上回る35.9秒を繰り出すも、シャドウディーヴァに1馬身1/4差届かずの3着となった。

キレる脚はなさそうだが、長く脚を使えるタイプの馬であり、今回のような時計のかかる馬場が得意なのだろう。

4着 トロワゼトワルについて

この馬は開幕週の京成杯でレコードを記録していることからも、ベストはパンパンの良馬場なのだろうが良く粘った。

上記から重馬場が苦手という意識付けが働くも、決して重馬場で極端にパフォーマンスを下げるタイプの馬ではないのかも知れない。

この馬が4着に粘ったために、ラヴズオンリーユー、ダノンファンタジーが案外と思われる結果になってしまった。

5着 ラヴズオンリーユー

終始前目に意識があり、かなり前を行くダノンファンタジーを見る形も3番手で追走。

4角で外からサラキアに馬なりで並びかけられると、直線で併せ馬の形になる。

手応え劣勢で追うも馬なりの相手に前に出られると坂下で突き放されてしまう。

その後も内からシャドウディーヴァに交わされ闘争心消失。

馬場があっていなかったのは事実であろうが、今後のレースにおいても精神面で少し心配になる敗戦となった。

矢作厩舎の立て直しに期待したい。

6着 ダノンファンタジーについて

ダノンファンタジーは追い切りもパドックも素晴らしく、状態としては最高の状態だったと思われる。

ただやはりこの馬場でトロワゼトワルの刻むペースを番手で追走したのが厳しかったか…。

この状態でこの負け方。現状ではタフな競馬には適応できず、キレ味活かせるレースでと言わざるを得ない。

7着 シゲルピンクダイヤについて

8着 フェアリーポルカについて

この2頭と、ダノンファンタジーは直線途中から左手前に戻しており、最後の直線で疲れが見られた。

これらについてもやはり重馬場が苦手という整理で良いだろう。

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