追い切り評価の結果はいかに?
jamie、セントウルSはどうやった?
追い切り動画で確認できたのは出走17頭中、15頭。【A】評価1頭、【B+】評価3頭に付けたよ。うち2頭が馬券内も、2着のメイショウグロッケをマイナス評価としてしまったので、イマイチの結果だね。
さっそく結果をみてみようか。
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | ダノンスマッシュ | B+ | 1 |
2 | メイショウグロッケ | B- | 12 |
3 | ミスターメロディ | A | 2 |
4 | タイセイアベニール | C | 8 |
5 | ビアンフェ | B | 3 |
6 | トゥラヴェスーラ | B+ | 7 |
7 | クリノガウディー | B | 6 |
8 | ラヴィングアンサー | B- | 9 |
9 | ドウショウピスト | B- | 16 |
10 | シヴァージ | B | 4 |
11 | ノーワン | B- | 13 |
12 | メイショウキョウジ | B | 15 |
13 | キングハート | B | 17 |
14 | クライムメジャー | B+ | 10 |
15 | フェルトベルク | - | 14 |
16 | ラブカンプー | B- | 11 |
17 | セイウンコウセイ | B | 5 |
レース回顧
勝ち時計1:07.9秒は、金曜日の夜~土曜日の午前中にかけて雨が降ったことを考えると優秀か。
ペースは前半3Fが33.0秒、後半3Fが34.9秒と、前後半のラップ差が1.9秒も異なる前傾ラップのハイペース。
前半飛ばしてどこまで持つかという力比べの1戦となった。
このペースを作ったのは、セイウンコウセイ(幸)だった。
1着 ダノンスマッシュについて
陣営からの指示で何が何でもハナというセイウンコウセイが飛ばし、ラブカンプー、ビアンフェが続く形。前半3Fは33.0秒という早いペース。
ダノンスマッシュもスタートから押してポジションを取りに行く。上述のように前の3頭が飛ばしたため、スッと内目の4番手の絶好位にポジションが取れた。
直線向いた残り400m時点で前のセイウンコウセイとの差は3馬身。
坂を上り切ったラスト200mあたりでセイウンコウセイを捕らえると、そのまま突き抜け後続に影を踏ませることなく2着メイショウグロッケに1馬身差を付けて完勝した。
この馬の上り3F時計はメンバー中10位の34.1秒であった。
追い切りからはここがメイチの仕上げには思えなかったが、追い切りの雰囲気、当日のパドック気配からは王者の雰囲気が漂っており、ここでの凡走は考えづらかった。
馬の力を信じて序盤からポジションを取りに行き、脚を余すことなく使い切った三浦騎手の腹の座った騎乗も素晴らしかった。
これでGⅡを2勝目。GⅢも3勝。この馬にとって残すはGⅠタイトルだけだが、そのGⅠスプリンターズSは3週間後、中2週で迎えることになる。
このレースは楽に勝ったように見えるが、すべてを出し切っているレース内容であり疲れが懸念される。
しっかり疲れを取り、念願のGⅠ戴冠を果たすべく準備して欲しい。
2着 メイショウグロッケについて
序盤は無理することなく、好枠を活かして前から8番手の位置。
前が飛ばしたため縦長の展開になるも浜中騎手は慌てることなく追走。
追い出し開始は、直線向いた残り400mあたりから。外の真横にタイセイアベニールがおり、この馬との併せ馬の形でグングン伸びてくる。
ダノンスマッシュが坂を上り切ったラスト200m時点で、ダノンスマッシュが4馬身前。ミスターメロディが2馬身半前に。
坂を力強く駆け上がり、ここでタイセイアベニールを競り落とす。
最後まで脚色衰えず、ダノンスマッシュには1馬身届かずも、ミスターメロディをクビ差交わしての2着となった。
この馬の上り3F時計は6位タイとなる33.7秒で4着タイセイアベニールと同タイムも映像見る限り、強さはこの馬が上。
これだけ強い競馬を見せておきながら自走も人気しなさそうな馬であり、今後も穴をあけてくれそうである。注目したい。
3着 ミスターメロディについて
序盤は自然な形で、ダノンスマッシュを前に置く好位5番手の絶好のポジション。
最終追い切りの動きから、直線弾けてダノンスマッシュを交わせると信じていたが、直線の伸びが案外。
直線は、苦手(と思っている)左手前でひっぱり、坂を上り切ったラスト1Fで得意(と思っている)右手前に替わるも、そこからの伸びも平凡で、メイショウグロッケに差されてしまう辺り、最終追い切り評価に見誤りがあったのか?と不安になる結果に。
個人的にはスプリンターズSでは買えないかなと思っている馬で、ここは是非とも勝利して欲しかったが…。
しかし、毎度追い切りの動きが良く見える馬。スプリンターズSでの最終追い切りで、どのような動きを見せてくれるか。
楽しみにしておきたい。