2020年8月9日(日)に新潟競馬場で行われる『レパードS(G3)ダ1800m』の最終追い切り評価となります。出走馬15頭中、追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。
- バンクオブクラウズ
- フレイムウィングス
なお、このレースに出走登録しており除外等で『出走が叶わなかった馬』の追い切り評価については、動画で確認できた馬のみ、記事の下に掲載してきます。
ケンシンコウ 56.0 【B−】
美浦坂路併せ。G前強め。
3頭での併せ馬。馬場の真ん中を走り、強めに追って、馬なりのままの中の相手にクビ差先着。途中、中の馬と埒沿いを走る馬が接触。埒沿いの馬に何かあったのだろう。この馬の鞍上と中の馬の鞍上が、埒沿いの馬を確認しながらゴール。集中力欠く内容で、強めに追ってラスト1Fで0.8秒の失速。評価できない。
【1週前追い切り B−】
タイガーインディ 56.0 【B−】
栗東坂路単走。一杯。
ラスト300mで尻にムチを入れて加速。その後肩ステッキを2発入れられ、残り1Fで左手前に替わる。一杯に追われるも0.1秒と僅かに減速。手前を替えた後、走りのバランスを崩しヨレた点も割引。走りに余力を感じない。
【1週前追い切り 映像なし】
ダンツエリーゼ 54.0 【B−】
栗東坂路併せ。一杯。
2頭併せで埒沿いを登坂。相手がフラフラで寄られるシーンが何度もあったが、怖がる事なく真っ直ぐ集中して駆けた点は評価できる。ただ頭の位置が高く、推進力を損ねる走りになっている点は割引。一杯に追ってラスト1Fで0.3秒の失速。評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
デュードヴァン 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑤
3頭併せの内。この馬はコーナーリングはあまり上手くないのだろうか。最終追い切りでのコーナーリングは下手だった。ただ直線での動きは1週前と比べると格段によくなっており、馬なりのまま、追う中外の相手に半馬身差をキープし先着。前脚をしっかり伸ばして走れているが、まだ脚力だけで走っている印象。クビの動きがもう少し良くなれば。
【1週前追い切り C】
ニュートンテソーロ 56.0 【B−】
美浦南W併せ。G前追う⑧
2頭併せの内。直線右手前に替わるも伸びがなく、併せた相手に前に出られると、左手前に戻して追い付き併入した。この馬は右手前での走りが苦手。今回の舞台では大きく割引きたい。
【1週前追い切り 映像なし】
フェイバリット 56.0 【B】
美浦南W単走。強め⑧
この馬は右手前の走りが苦手か。これはこの舞台では割引だ。追い切りでは、左手前で直線半ばまで引っ張る。途中鞍上が何度か手前を替えさせよう見せムチを使ったが替わらず。尻にステッキを2発入れるとやっと手前を替えたが、ラスト1Fは大きく失速。とは言え、クビを使って活気十分の動きではあったため評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
ブランクチェック 54.0 【B+】
美浦南W単走。馬なり⑧
脚が長くダイナミックな動きをする馬。1週前ではあまりよく見えなかったが、最終追い切りでは見違えるほどの動き。首の角度が良く、四肢を大きく広げて走れている。全体時計は早くはないが、馬なりでラスト1F 12.4秒は優秀。ゴールを過ぎてもまだ伸びていきそうな余力があった点も評価したい。
【1週前追い切り B−】
フリーフロー 56.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。直線馬なりのままジワっとアタマ差前に出るも、追った相手に追い付かれ併入という内容。綺麗な加速ラップを馬なりで踏み、好時計。低い姿勢で脚元の力感は極めてパワフル。活気も十分、好調だろう。
【1週前追い切り 映像なし】
ミヤジコクオウ 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前が本仕上げだったのだろうか、最終追い切りはかなり軽い内容。全体時計は57.2秒と完全に流した時計。1週前で十分な仕上げとは思えず、正直少し軽過ぎる。この動きだけで判断はし難しいが、1週前の動きを考慮し評価は据え置いた。
【1週前追い切り B+】
メイショウダジン 56.0 【B−】
栗東CW併せ。G前追う。
3頭併せの内。左手前時、走りのリズムが変でバタバタした印象。ゴール手前で右手前に戻すと伸びて、外にアタマ差先着、中には1馬身先着するも、評価はしづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
ライトウォリーア 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
軸のしっかりした安定した好フォーム。走りに重厚感はあるも、全体時計および踏んだラップに強調すべきところはない。馬なりとは言え、最後も僅かに失速。とは言え、マイナスにはならない動き。
【1週前追い切り B】
ラインベック 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
この坂路追い切りは初めて見たかも知れない。前から見ると右前脚が内向しており、真っ直ぐ前に脚を出せる身体の構造になっていないことに初めて気付いた。ピッチ走法で一定のリズムを刻み、活気十分に力強く登坂。全体時計は54.5秒と遅いが、1.1→0.9→0.8秒と綺麗な加速ラップを踏み、ラスト1Fは馬なりのまま12.3秒。前脚ラスト1Fで右手前に戻した点は気になるところ。評価は据え置く。
【1週前追い切り B+】
ラブリーエンジェル 54.0 【B−】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑨
2頭併せの外。直線で相手に半馬身前に出られる。残り50m辺りから、鞍上がクイッと仕掛けるも、反応鈍く、僅かに差を縮めたに留まる内容。追われてからの反応が物足りず評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
出走が叶わなかった馬について
エイシンアンメラー 56.0 【B−】
栗東坂路単走。G前軽く追う。
手前の切替にスムーズさ欠く。手前が替わってからは前脚をしっかりと伸ばし走れてはいたが、全体時計は普通でラスト1Fで0.3秒減速。評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
エピキュール 56.0 【A】
栗東坂路併せ。G前一杯。
なかなか手前が決まらずも、手前が決まってからは鋭い伸び。鞍上にムチを入れられ一杯に追われて2馬身先着。活気に凄みがあり、好調さがみて取れる。1週前も抜群の動き。ここでも高く評価したい。
【1週前追い切り A】
キッズアガチャー 56.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑧
2頭併せの内。直線で馬体を併せた状態から、馬なりのまま自然な形で半馬身前に。鞍上が仕掛ける仕草を見せると馬がそれに反応し加速。1馬身半先着した。時計は遅いも、低い姿勢でクビを使って走れている。
【1週前追い切り B−】
ショウナンマリオ 56.0 【B】
美浦坂路併せ。一杯。
埒沿いを登坂し全体時計52.9秒は評価すべき時計。ただ頭が高く推進力を逃す走りになっているのは割引。鞍上に肩ムチ3発入れられ何とか加速ラップを維持という内容。
【1週前追い切り B】
テーオーケインズ 56.0 【A】
栗東CW併せ。G前軽仕掛け⑥
序盤は頭が高く、直線半ばまで相手の方に顔を向け集中して走れていなかったが、直線半ばから軽く仕掛けられると、しっかり前を向き、回転力十分の力強いフットワーク。楽々と1馬身半先着した。とにかくスケールの大きさを感じる走り。毛艶もピカピカ。まだまだ未完成な部分はあるものの、将来性を評価し高評価してみたい。
【1週前追い切り 映像なし】
デルマオニキス 56.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり⑥
2頭併せの外。直線半馬身先行した状態で相手の追い出しを待つ構え。乗り手がイマイチで相手に先着を許したものの、クビの角度が良く、クビと脚との連動性も高く動きの質は高い。全体時計は遅く併せ馬遅れも、動きの質を評価しプラスとした。
【1週前追い切り 映像なし】
ハギノアレグリアス 56.0 【B−】
栗東坂路単走。強め。
この馬は左手前が苦手。直線向いて残り300m辺りで左手前を替わるとガクンとスピードが落ちた。その後は鞍上に強めに追われるも、さしたる伸びはなく、最後は僅かに減速した。走りの軸は安定し真っ直ぐ走れていることは評価するも、全体としては評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
ヒロイックテイル 56.0 【B】
栗東CW併せ。一杯⑨
3頭併せの外。コーナーを深く回り、直線向いた時点で内中の相手は3馬身前。これは届かないと思ったところから、ステッキを入れて一杯に追われるとジワジワと伸びた。外の相手には半馬身遅れも、中の相手を交わしてクビ差先着。手前を替えた直後にフワッと浮いた感じになったのは割引も、スピードに乗ってからは、低く沈み込むようなフォームで四肢をしっかり広げて走れている。
【1週前追い切り 映像なし】
ラスト1F時計は計測し間違えではなかろうか。時計だけで判断するとマイナス評価にしたくなるが、マイナス評価には決してしたくない動き。
メイショウカズサ 56.0 【C】
栗東坂路単走。G前前軽仕掛け。
頭が高くクビをほとんど使えていないため、前に推進していかない。全体時計は遅く、ラスト1Fも仕掛けて13.1秒では評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
ラストマン 56.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽追い⑥
2頭併せの内。馬場の真ん中辺りを走ったとは言え、全体時計は好時計。ただ最後に疲れたか、ラスト1Fは伸びを欠く内容。最後まで手前を替えることなく、左手前1本で走っていた点も気になる。ただ首の角度は良く、フォームは悪くない。ただ前脚がもう少し前に出せれば…。評価は据え置く。
【1週前追い切り 映像なし】