2020年8月23日(日)に小倉競馬場で行われる『北九州記念(G3)芝1200m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。出走馬18頭。追い切り動画で確認できた16頭の追い切り評価となります。
- ゴールドクイーン
- メイショウキョウジ
アウィルアウェイ 55.5 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
クビをほとんど動かさない走法。脚力だけで走っている。それでいてラスト2F 24.9-12.1秒だけに、その脚力の強さは相当のもの。流石にラスト50mで疲れて手前を替えた点は割引き。使える脚は一瞬に思える。どこでこの豪脚を使うか。
【1週前追い切り 映像なし】
アンヴァル 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
軽めの調整。完全馬なりで馬場の真ん中を登坂。残り300mで左手前に替わるも、アタマの位置は右前脚の上。右前脚の脚力不足を補うかのようなフォーム。とは言え、楽にこの時計とラップを刻める辺り調子は悪くなさそう。レース当日のパドック気配はチェックしたい。
【1週前追い切り B】
カリオストロ 51.0 【B】
栗東CW併せ。G前軽仕掛け⑩
2頭併せの外。馬場の一番深いところを回り、右手前で直線半ばまで引っ張り、そこから軽く仕掛けてると、手前を替えて併せた相手に1馬身先着という内容。内容としては悪くないのだが、右手前時に終始顔を左に向けていた点は割引き。活気もやや物足りない。ハンデは魅力だが…。
【1週前追い切り 映像なし】
クライムメジャー 54.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
序盤は前後脚が真っ直ぐ前に出る綺麗なフォームで登板。徐々に疲れ出すとフォームが乱れてきたのは割引き、ラスト100mで手前を替えて綺麗な加速ラップは維持した。決して悪くはないのだが、動きに迫力がなく、高い評価はできない。
【1週前追い切り 映像なし】
ジョーカナチャン 55.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
アタマの押さえが効いた好フォームで淡々と登坂。右手前で引っ張り、疲れて少しヨレたタイミングで左手前に。最後まで加速ラップを維持した。全体時計は遅めも、クビはしっかり使えており好調さが窺える内容。軽い内容だったため仕方ないかもだが、後脚の蹴りが弱く感じた分、評価を一つ下げた。
【1週前追い切り 映像なし】
ジョイフル 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
前後脚が真っ直ぐ前に出る美しいフォーム。脚の運びが素晴らしく動きに全くムダがない。またクビの使い方も良く、身体全身を使って走れている。右手前1本で登板も、余力は十分。追えば確実に伸びていた。全体時計は早くなく追い切り映像を見ていないと評価しづらい馬だろう。ハンデはもらった感があるが、高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
タイセイアベニール 56.0 【B】
栗東坂路併せ。G前強め。
ラスト1Fまでの動きは、アタマの位置が安定し、完歩も大きく高く評価できたのたが、残念だったのがラスト1Fの動き。鞍上が強めに追うも伸びることなく、僅かながらも失速してしまった。キレ味活かすタイプの馬が、終い強めに追われて失速では高い評価はしづらい。前半の動きは高評価できるため、全体評価は据え置いた。
【1週前追い切り B】
ダイメイプリンセス 56.0 【B+】
栗東坂路単走。G前追う。
埒沿いを登坂。アタマを低い位置に保ちクビを使った推進力ある走り。ラスト1F手前から軽く追い出しを開始すると、残り150m辺りで左手前に替わると再び加速。この左手前に替わってからの加速は高く評価したい。7歳にして元気潑剌。活気も十分だ。
【1週前追い切り 映像なし】
トゥラヴェスーラ 55.0 【B−】
栗東坂路単走。馬なり。
かなり軽い内容。全体時計はかなり遅い。仕上がっていて、この軽い内容であれば良いのだが、動きからは全く仕上がっているようには見えない。軸が安定せずふらついた点も割引き。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
ブライティアレディ 52.0 【B−】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
踏んだラップを見てもらえれば分かるが、一定のリズムを刻み、軽快に登板した点は評価したいのだが、ラスト1Fで疲れてフォームが乱れ、仕掛けられて何とか加速ラップを維持という内容。余力は感じられず評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
プリディカメント 52.0 【B+】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
荒々しく右手前1本で登坂。脚元はかなり力強い。ゴール直前に軽く仕掛けてからもクイッと反応した点も高く評価できる。Aでも良かったが、ラスト1Fで手前を替えようとして、替えれなかった分だけ一つ評価を下げた。とは言え、間違いなく好調だろう。ハンデも魅力だ。
【1週前追い切り 映像なし】
マイネルグリット 53.0 【A】
栗東坂路馬なり。
最終追い切りは軽めの内容。重心は少し高めも、毛艶はピカピカ。動きは柔らかく雰囲気十分。一週前の動きもかなり良かったが、更に状態は上がっている。何より評価したいのは、ラスト1Fの一番キツイところで馬自らが頑張り加速していた点。かなり状態が良いと判断。高評価したい。
【1週前追い切り B+】
メジェールスー 52.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑤
馬場の真ん中を馬の気に任せて駆けた。しっかり集中して走れている。四肢の可動域は狭めも脚元の力強さは十分。勿体ないのが上半身の動き。クビの可動域が狭く頭が高め。クビをもっと上手く使うことができれば、かなり良い走りになるのだが…。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
モズスーパーフレア 56.5 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
ラスト100mでフッと力を抜いて、流したためにラスト1Fで大きく減速したが、鞍上は全く追わず。追えば伸びる手応えを感じていたのかもしれない。序盤の活気ある走りを見せられると、これ以下の評価には落とせない。能力の塊のような馬だ。
【1週前追い切り B+】
ラブカンプー 54.0 【C】
栗東坂路併せ。G前軽く追う。
クビの上げ方が完歩ごとに異なり、そのため走りが全く安定しない。時折ひどい角度でクビを上げている。脚の動きはスローで活気も不足。併せた相手には2馬身先着も、追い切りからは全く評価できない。この馬に来られたら完敗だ。
【1週前追い切り 映像なし】
レッドアンシェル 57.0 【B−】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
併せた相手を半馬身追走しながら登板。序盤は舌を出しながら走っており集中できていない。ラスト50m辺りで「相手を交わせ」と言わんばかりの鞍上からの拳の激(合図)があったが、それにも反応できずクビ差遅れた。本調子には思えない。この動きでこのハンデなら喜んで軽視したい。
【1週前追い切り 映像なし】
サマースプリントシリーズのその他レース
北九州記念はサマースプリントシリーズの4戦目。過去のスプリントシリーズに出走して、今回のレースにも出走する馬は以下のとおり。
- 函館SS
- 該当なし
- CBC賞
- 【1着】ラブカンプー
- 【2着】アンヴァル
- 【3着】レッドアンシェル
- 【4着】タイセイアベニール
- 【5着】エイシンデネブ
- 【7着】アウィルアウェイ
- 【9着】ジョイフル
- アイビスSD
- 【1着】ジョーカナチャン
- 【4着】メイショウカズヒメ
- 【5着】ダイメイプリンセス
- 【10着】ラブカンプー
- 【16着】ゴールドクイーン
今週開催のその他重賞レース