追い切り評価の結果はいかに?
jamie、今回はやったんとちゃう!?
今回は18頭中、5頭にプラス評価。何より嬉しかったのはA評価を付けた9番人気の馬が馬券内に来てくれたことだよ。
勝ったジョーカナチャンにも1週前にA評価付けてたしね。
そうなんよ!ジョーカナチャンはパドックでも良く見せてたし買えたよね!
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | ジョーカナチャン | B | 2 |
2 | ライオンボス | D | 1 |
3 | ビリーバー | A | 9 |
4 | メイショウカズヒメ | B | 15 |
5 | ダイメイプリンセス | B- | 3 |
6 | ミキノドラマー | B | 13 |
7 | イベリス | B+ | 8 |
8 | カッパツハッチ | B+ | 11 |
9 | ナランフレグ | B+ | 5 |
10 | ラブカンプー | C | 10 |
11 | レジーナフォルテ | C | 14 |
12 | アユツリオヤジ | B- | 7 |
13 | ノーワン | B | 16 |
14 | ワンアフター | B- | 17 |
15 | クールティアラ | A | 12 |
16 | ゴールドクイーン | B | 4 |
17 | ナインテイルズ | B- | 18 |
18 | モンペルデュ | B | 6 |
レース回顧
勝ち時計の54.5秒は遅い。過去10年では昨年のライオンボスの55.1秒に次いで2番目に遅い結果であった。テンの2Fは21.7秒と早く、後半に向けて失速するハイペースのレースとなった。
1着 ジョーカナチャンについて
スータトは良かったが、同じく好スタートを切ったイベリスと馬体がぶつかる形に。その後無理に埒沿いをキープしようとせず、最初100mは真っ直ぐに走らせる。馬が落ち着きスピードに乗ってきた200m辺りから埒沿いを目指す進路どり。
この馬のテンのスピードが素晴らしく、250m(1F過ぎた)辺りでスッとライオンボスの前に入れたのが大きかった。
その後は全てこの馬が刻んだラップとなるが、文章にすると以下のような感じになる。
- 400m~600m (10.4)序盤で付けたスピードを緩めることなく飛ばす。
- 600m~800m (10.8)手前を替えてスピードの維持に努める。
- 800m~Goal (11.6)追い出しを開始し、後続の追撃を凌ぐ。
区間ごとに0.4秒、0.8秒と減速しているが、これは大きく失速させない(失速しているように見せない)ための綺麗な減速ラップとも言える。序盤のアクシデントを見事にリカバーし、終始冷静に騎乗した菱田騎手の好騎乗が光った。
ますます外枠有利の傾向が強まりそう。しかも前に行く馬の方が有利に働きそう!
菱田騎手は、この新しいハロン棒を目印に、「残り400mになったら手前を替えさせて!(まだ追わない!!)」、「残り200mになったら追って粘りこみを図る!」、こんな風にイメージして乗っていたように思われる。
2着 ライオンボスについて
追い切りから軽視していた馬の1頭であったが、さすがの内容。序盤、ジョーカナチャンにスッとハナを奪われ、自分のリズムで走れなかったことがまず大きい。その後もラブカンプーにも蓋をされる形となり、追い出しタイミングがいつもより少し早くなってしまった可能性も否定できない。それでいてジョーカナチャンより0.2秒早い上がりで、アタマ差の2着は立派な結果と言えよう。
着順上位馬でもっとも有利な枠番を引いていた馬でもあった。そういった意味では妥当な2着なのかも知れない。
3着 ビリーバーについて
スタートはタイミングが合わず少し立ち遅れる形に。慌てず序盤は後方に控え、促しつつ追走。残り400mあたりでスッと埒沿いに入ることに成功すると、徐々に追い出しを開始。この時点で前とは2馬身差。残り200m時点で、前を行くライオンボスとラブカンプーとの間に進路を求めるも開かず。進路が開いたのは残り100m時点。本気で追ったのは、この最後の100mだけ。上がり最速タイの32.0秒の脚を繰り出すもクビ差届かずの3着となった。
脚を余す形になっており、もっと早く進路を確保出来ていれば、恐らくこの馬が1着になっていた可能性は高い。初の芝1000m戦であったが適正は高そう。ただ脚質が後ろからの馬となるので、今後も展開に左右されることになるだろう。
15着 クールティアラについて
最終追い切り評価【A】
スタート前、ゲート内で頭を振っている時点で危ない雰囲気を漂わせていたが、案の定スタートが悪く、メイショウカズヒメとモンペルジュに進路を狭められ、テンで置かれる形に。序盤から早々に埒沿いを放棄し、進路を馬場の真ん中に求めるも、その後も全く見せ場なく15着に終わった。
パドックでも特段悪くは見えなかったが、気になったのはゲート内で頭を振っていた点。最終追い切りのコーナーでもスピードを制御できずフォームが乱れていたシーンを思い出す。もしかしたら、この馬は精神的に安定した状態に持ってくるのが難しい馬なのかも知れない(完全に筆者の主観です)。安定すれば活躍できる能力はあると思うのだが…。
レース後の厩舎コメント・騎手コメント等についても別途確認しておきたい。