追い切り評価の結果はいかに?
出走馬は17頭。追い切り動画で確認できた15頭に評価を付け高評価としたのは3頭。
人気薄の【A】評価馬マイネルファンロンが1着。少しは参考になったかも知れない。
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | マイネルファンロン | A | 12 |
2 | トーセンスーリヤ | B | 3 |
3 | クラヴェル | B | 2 |
4 | ヤシャマル | B+ | 8 |
5 | ラインベック | B- | 5 |
6 | プレシャスブルー | B- | 14 |
7 | サトノアーサー | - | 13 |
8 | エフェクトオン | B | 11 |
9 | リアアメリア | B+ | 6 |
10 | レッドサイオン | C | 17 |
11 | パルティアーモ | C | 4 |
12 | ラーゴム | B- | 7 |
13 | ザダル | B | 1 |
14 | ショウナンバルディ | B- | 9 |
15 | アドマイヤポラリス | - | 15 |
16 | マイネルサーパス | B- | 16 |
17 | ギベオン | B- | 10 |
レース回顧
勝ち時計1:58.4秒は遅め。稍重馬場を含む過去10年の中で3番目に遅く、過去10年の勝ち時計の中央値1:57.9秒より0.5秒遅い。
ただ今年は良馬場だったとは言え、土曜日は雨。
午前中のダートは稍重であり、芝も重ための馬場だったということも影響しているかも知れない。
ペースは、前半1000mが1:00.0秒、後半1000mが58.4秒。1.6秒後半の方が早いスローペースでレースが行われた。
このペースを作ったのは、ショウナンバルディ(戸崎)であった。
パドック
パドックで良く見えた6頭をTwitterでつぶやいたが、馬券内には1頭もこず。
感想
時間がないため簡単に回顧する。
優勝したマイネルファンロンに騎乗したデムーロは、この日の3Rでラクラクと外差しを決めており外が伸びる馬場であることを確信したのだろう。
このレースでもわざとスタートで遅らせているようにも見えた。
その後も一切追っておらず、狙いは後方からの差し。
一般的に考えるとマイネルファンロンは先行馬。これはこれまでの実績から判断するとだ。
ただデムーロは違った。
ここからは筆者の推測となるが、デムーロはこの馬が1週前追い切りでラスト1F時計11.2秒の時計を出した情報を持っていた(アタマにあった)のだと考える。
「この馬は、しっかり脚を溜めれば末もキレる」
この確信が、デムーロ、そしてマイネルファンロンを優勝に導いたのだと、筆者は考える。
そうアタマで考えても、なかなか本番で実行できないのが人間である。
ミルコ・デムーロは、これが実行できる騎手ということは忘れないでおきたい。
2着トーセンスーリヤも後方外目の競馬。最後マイネルファンロンに差されたのは、ハンデ差2.5㎏が影響した可能性が高い。
ハンデキャッパーはしてやったりだ。
3着クラヴェルも後方から、最後の直線もトーセンスーリヤ、マイネルファンロンらとともに伸びてきて3着。
後方・外目・ハンデ52㎏が効いた。
4着ヤシャマルの最後の直線の進路はやや真ん中あたり。抜け出した後、周りに馬がいない状態となり最後にソラを使ったか。惜しい4着であった。
5着ラインベックは、先行した馬の中で唯一気を吐いた馬。評価したい。