2020年11月23日(祝)に東京競馬場で行われる『東京スポーツ杯2歳S(G3)芝1800m』の最終追い切り評価となります。
出走登録は10頭。追い切り動画で確認できた9頭の追い切り評価となります。
- トーセンジャック
ヴェローチェオロ 55.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑦
3頭併せの外。直線で右手前に替わったことを嫌がり、カッとなり頭を上げて、口を開けて走った点は割引。掛かり気味の状態で鞍上は抑え気味。その間に、内に1馬身、中にクビ差前に出られるも、そこから追い上げ併入した。気性面に課題がありそうな馬だが、前に出られた後に追い付いた脚は評価できる。毛艶は良く決して調子は悪くなさそう。評価は据え置いた。
ジュンブルースカイ 55.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中をやや埒沿いを登板。ラスト300mで右手前に替わる。クビを真っ直ぐに振り、前後の脚も真っ直ぐに出ており悪くないフォーム。好フォームで伸びしろは感じるも、全体時計55.2秒でラスト1Fで0.2秒失速は流石に評価できない。最後の最後に手前も替えていた。小柄な馬で非力。
タイトルホルダー 55.0 【B+】
美浦南W単走。馬なり⑨
コーナー深く回り直線へ。スッと手前を替えるとジワっ加速。前脚の掻き込みが柔らかく力強い。首をグッと下げることで推進力ある走りができている。四肢の可動域も広く、身体全身を使って動き。トモにパワーが付けば更によくなりそう。プラスに評価したい。
ダノンザキッド 55.0 【A】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
素晴らしい馬が出てきた。既に古馬かと思わせる雄大な馬体。馬場の真ん中を右手前1本で力強く登板。ラスト1Fから鞍上が見せムチを使って馬を励ます。馬もそれに応えて加速ラップを維持した。全体時計は51.6-12.1秒。こう書くと馬に余力が無さそうに思えたかも知れないが、余力は十分。アタマは高めも馬体に迫力があり、脚元は極めてパワフル。毛艶もピカピカ。兎に角スケールの大きさを感じる。高く評価したい。
ドゥラヴェルデ 55.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり③
3頭併せの中。3頭雁行状態で直線へ。外の馬が先に仕掛けるも早々に脱落。内の馬なりのままの相手と激しい併せ馬となったが、互いに馬なりのまま併入した。完歩の大きい馬で、クビの角度も良い。ゴールを過ぎても併せ馬が続き、良い負荷のかけ具合。好調教であった。
プラチナトレジャー 55.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑨
2頭併せの外。直線で右手前に替わるもずっと顔を右を向け走っていた点は割引。何か左手前で走りたがっているようにも見えた。この舞台でこれは割引。苦手な手前脚だったためか、四肢の可動域も及第点。併せた相手にはアタマ差先着したが、この内容では評価しづらい。
モメントグスタール 55.0 【B】
美浦坂路単走。馬なり。
埒沿いを単走で登坂。直線で手前を替えた際、少し左にヨレたあたり、走りの完成度に良化の余地は残すものの、クビを大きく使い活気十分に走れている。走りからは終いのキレ味はないものの、長く脚を使うタイプに見え、この舞台は合うかも知れない。毛艶も良い。
モリノカンナチャン 54.0 【B-】
美浦南芝単走。馬なり⑤
芝コースの馬場の真ん中を単走で駆けた。後肢の蹴りはバネ感あるものの、トモに厚みがなく線が細い。そのため力強さは物足りない。前脚も地面を撫でるような走りでフワフワとした走り。クビもほとんど使えておらず。アタマも高め。ピッチ走法でこの力感。舞台適正はここではないように思える。
レインフロムヘブン 55.0 【B-】
美浦南W単走。馬なり④
クビの動きに硬さが見られる。頑張って動かしてはいるもののやはり高め。通ったコースを考えると時計的にも評価しづらい。肩に激しい発汗も見られた。
今週開催のその他重賞レース