2020年11月8日(日)に阪神競馬場で行われる『みやこS(G3)ダ1800m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は10頭。追い切り動画で確認できた8頭の追い切り評価となります。
なお、ウェスタールンドは、追い切り後に右後脚跛行を発生したため回避となります。
- テーオーエナジー
- ワイドファラオ
木曜日以降、追い切り動画アップされるようなら記事に追記いたします。
エアアルマス 58.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。完全に持ったままの内容ではあったが、真一文字に真っ直ぐに登坂。走りの軸が一切ブレることがなかった。全体時計は54.2秒と控えめも、ラスト2Fは持ったままで24.9-12.1秒を計時できており好調。人気かもだが高く評価せざるを得ない。
エイコーン 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
埒沿いを登坂。一定のリズムを刻み、右手前1本で低い姿勢を保ち淡々と駆けた。全体時計は54.6-12.8秒と遅いものの、好フォームで加速ラップが踏めている。マイナスにはならない内容。
クリンチャー 57.0 【B】
栗東坂路単走。軽く促す。
馬場の真ん中やや埒沿いを登坂。馬の多い時間帯での追い切りで前を走る馬の蹴り上げるチップがこの馬にふりかかっていたが、それを物ともせず活気十分に登坂した点は評価したい。アタマは高めも前脚を高くあげる力強いフォーム。軽く促しながらもラスト1Fで0.1秒失速した点は割り引いた。
スワーヴアラミス 57.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
馬場の真ん中を馬体を並べて登坂。ラスト2Fで左手前に替えるも、ラスト1F過ぎた辺りで疲れて右手前に戻してしまう。最後の手前の替え方はぎこちなく、スピードダウンしてもおかしくない替え方ではあったが、それでも加速ラップを維持して併せた相手に対して、最後にクイっと前に出てハナ差先着した勝負根性と集中力は高く評価できる。とは言え余力ある内容ではなく、終始舌を出して楽に走る相手に対して何とか先着したものであり、見栄えは良くない。評価は据え置いた。
ナムラカメタロー 57.0 【B+】
美浦坂路単走。馬なり。
大きな弾むようなフットワークで埒沿いを登坂。馬なりのままゴールに向かって加速し続けた。全体時計は53.7-12.3秒と普通も毛艶はピカピカ。状態面の良さが見て取れる。顔を少し右に向けて走っていた点と、クビの可動が少し物足りなかった分、評価を一つ下げたが、十分にプラスの内容。高く評価したい。
ヒストリーメイカー 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
1馬身前を走る相手を追走する形の併せ馬。前脚の着地ポイントは近いものの、クビを上下に大きく動かし弾力性に富む走り。ゴール前で少し脚色が鈍ったものの、ゴール前で相手をきっちり捕らえハナ差先着した勝負根性は評価したい。また時計も完全馬なりで51.2秒は優秀。ラスト1Fで0.2秒減速した点は割り引かざるを得ないが、それでもプラスにしてみたい動き。
ベストタッチダウン 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
埒沿いを登坂。ラスト2Fでカチッと手前を替えるとゴールに向かってグングン加速。アタマが高めの走法も、クビを大きく動かし力強く登坂した。54.3-12.5秒と時計だけみるとには平凡に映るが、映像でのゴールに向かって駆け上がってくる時の迫力がすざまじい。馬体も大きく見せている。高く評価したい。
マグナレガーロ 56.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
1馬身先行した状態での併せ馬。一時は相手に半馬身差まで詰め寄られるも、ラスト1Fで相手が大幅に失速。結果、右手前1本で4.5馬身突き放す見栄えの良い内容となった。ただ、これは相手の失速度合いが大きすぎただけのもので、この馬自身ラスト1Fで0.3秒失速している。とは言え、軽く促しながらの全体時計51.3秒は優秀。低い姿勢で一定のリズムで走れている。