《2025》朝日杯FS【最終追い切り】調教評価 ~スケール満点、加速するほどストライドが伸びるエコロアルバ~

朝日杯FS 追い切り 調教評価
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本記事は、2025年12月21日(日)に阪神競馬場で行われる『朝日杯フューチュリティステークス(G1)芝1600m(馬齢)』の最終追い切り評価記事です。

出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。

目次

A評価

最もよく映ったのは、エコロアルバです。1週前は、左手前に替わった際に左へ刺さるも、鞍上がすぐに矯正。併せた古馬3勝馬を相手に、難なく3馬身先着です。反応は素直で、体を大きく使えるフォームが武器。加速するたびに上体が沈み込み、ストライドが伸びる点も魅力です。最終追いは軽めの調整でも、馬なりで相手を圧倒。スケールの大きな一頭で、余力を十分に残した好仕上げです。

B+評価

次点は、スペルーチェ。1週前は後肢の蹴りに力強さがある一方、肩回りの硬さが推進力を削いでおり、評価は割り引きました。ただ最終追いでは、その硬さが取れてクビの角度も整い、バランス良くキビキビと動けています。四肢の可動域も十分で、大きくのびやかに走れました。1週前からの上昇幅が大きく、プラス評価です。

その他注目馬

この組で最も評価したいのは、カクウチです。1週前に素晴らしい動きを見せた一頭で、クビの角度が良く、四肢との連動性が際立つ美しいフットワークでした。仕掛けへの反応も素直で、最後まで芯の入った走りです。最終は栗東坂路で併せ馬。すぐ右手前に戻した点は気になるものの、手前替えによるロスはほぼありません。活気と弾力性を十分に保ったまま、馬なりで1馬身半先着しています。岩田望来騎手で臨めるのも心強く、オッズ妙味を感じる一頭です。

リアライズシリウスの1週前は手前がうまく変わらず直線で伸びを欠く案外の内容でしたが、最終追いで挽回。美浦坂路で後ろから追いかけてきたボンドガール寄せ付けず、寧ろ突き放し3馬身先着です。時計は出していませんが、手前を替える必要がないほど余力は十分。バネ感も出てきています。

アドマイヤクワッズは、1週前に栗東CWの3頭併せで、手前を替えてから高いギアチェンジを見せ、馬なりのまま前の相手を捕えに行く内容。最後に緩んだのは、無理をしないだけのものであり悲観は不要です。最終は栗東坂路で単走追い。軽く流すだけの内容でしたが、右手前一本で余裕綽々と、集中して駆け上がることができています。肌艶も良くフットワークの弾力性も十分。力を出せる仕上がりには有りそうです。

コスモレッドは、阪神JFを除外されこちらに回ってきた一頭ですが、動きは良いです。1週前は栗東坂路の併せ馬で、終始馬なりのまま余力十分。ロスの少ない走りで体を大きく使い、最後はスッと抜け出して1馬身先着しています。最終は軽めでもブレが少なく、フォームの安定性は高いレベルで維持できています。

ダイヤモンドノットは、1週前に栗東CWの併せ馬で、相手をあっさり置き去りにして2馬身先着しました。後肢のパワフルさとキレ味が光ります。最終は頭の位置が安定せず粗さは残るものの、活気とパワーは上位。繋ぎの返しも最後までしっかりで、状態面の不安はありません。

ホワイトオーキッドは、鞍上がステッキを抜く仕草に反応し手前替えができなかった点と、着地の力感が薄い点は割引きですが、クビを前に突き出し、ブレの少ないフォームの安定性は評価できます。走り見る限り、キレるタイプではなさそうで、この枠からなら前で勝負した方がチャンスが広がりそうです。

マイナス評価馬について

マイナス評価とした人気馬についてもコメントします。

カヴァレリッツォは、吉岡厩舎のため本追い切りは土曜日。映像のある水曜日追いは、1週前、最終ともに流しただけの内容で横並びでの評価ができません。顎を引き前肢を高々と上げ体幹しっかりに走れているのですが、欲を言えばもう少し活気と集中力が欲しいところです。評価は割り引きましたが、パドック気配に注意したい一頭です。

追い切り評価(まとめ)

枠番馬番馬名性齢斤量騎手最終1週前
11グッドピース牡256.0西村淳B-B
22ホワイトオーキッド牝255.0北村友BB
33エコロアルバ牡256.0松山AB
34コスモレッド牝255.0藤岡佑BB+
45ストームサンダー牡256.0岩田康B-B-
46タガノアラリア牡256.0ジェルーB-B
57コルテオソレイユ牡256.0川田B-
58カヴァレリッツォ牡256.0C.デムB-B
69スペルーチェ牡256.0三浦B+B-
610ダイヤモンドノット牡256.0ルメールBB
711カクウチ牡256.0岩田望BA
712アドマイヤクワッズ牡256.0坂井瑠BB
813リアライズシリウス牡256.0津村BB-
814レッドリガーレ牡256.0吉村誠B-B-

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ホープフルステークス(G1)

体力次第となりますが、1週前追い切り評価記事を公開予定です。

有馬記念(G1)

体力次第となりますが、1週前追い切り評価記事を公開予定です。

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