《2025》秋華賞【1週前追い切り】調教評価 ~ 抽選待ちの逸材。ジョイフルニュースが魅せた覚醒の走り ~

秋華賞 追い切り 調教 評価
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本記事では、2025年10月19日(日)に京都競馬場で行われる「秋華賞(GⅠ・芝2000m)」の1週前追い切りを対象に、各馬の動きを映像から詳しく評価しています。

今年の登録は22頭。そのうち追い切り映像を確認できた17頭についてコメントを掲載しました。

なお、収得賞金1200万円で除外対象となるテリオスララについては、映像が確認できなかったため、コメントを割愛しています。ご了承ください。

以下の4頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • エリカエクスプレス
  • クリノメイ
  • ジョスラン
  • テレサ

秋華賞は、春の桜花賞・オークスに続く3歳牝馬三冠の最終章。春の実績馬に加え、夏を越えて一気に力をつけた上がり馬が挑む構図は、まさに世代最強牝馬を決めるにふさわしい舞台です。そして今年は、「抽選馬が熱い」。出走が叶えば勝ち負けに加われるポテンシャルを秘めた馬が複数おり、抽選を突破すれば秋華賞の勢力図を大きく塗り替える存在になりそうです。その期待を胸に、1週前追い切りの動きから各馬の状態と上昇度をじっくりと読み解いていきます。

目次

A評価馬

ジョイフルニュース

抽選対象馬(1/4)

美浦南Wで単走扱いながら、前を走る関係ない馬を軽々と交わし、さらにその前で併せ馬をしていた2頭までも一気に抜き去る圧巻の動き。クビの使い方と後肢の蹴り出し角度が素晴らしく、全身を連動させて伸びる姿はまさに“覚醒”と呼ぶにふさわしい内容です。抽選待ちの身ながら、もし出走が叶うなら主役候補の一頭。この名は覚えておきたい存在です。

B+評価馬

エンブロイダリー

美浦南Wで古馬2勝クラスとの併せ馬。直線では一度相手に前へ出られたものの、そこから何事もなかったかのように抜き返し、最後は力強く突き放す圧巻の内容でした。軽い仕掛けに対しても素早く反応できており、際立つ中臀筋の張りがその充実ぶりを物語ります。完成度・気配ともに非常に高く、状態の良さが際立ちます。

パラディレーヌ

これまでコース追いが中心でしたが、今回は坂路追いにシフト。すでに仕上がっている中で、持続的な負荷を抑えつつ瞬発力を確かめる意図がうかがえます。後肢をまっすぐに蹴り出し、最後まで脚色が衰えることなく、綺麗な加速ラップを刻みました。チップの跳ね上げも力強く、内容としては申し分ありません。

その他注目馬

カムニャック

川田騎手を背に、栗東CWで3頭併せ。いつもながら走る気満々で、序盤は川田騎手が「慌てるな」となだめつつ、直線では馬の動きに合わせてジワッと手綱を緩め、ストレッチさせるように伸びやかに走らせました。結果は“僅かに遅れ”か“併入”という内容でしたが、この併せはあくまで相手を意識したものではなく、着差は気にする必要はなさそうです。完歩の大きなタイプだけに、京都の内回りでそのスケールをどう活かせるかが鍵になりそうです。

マピュース

1週前から戦闘モード。前後の脚の伸縮スピードが速く、俊敏性に優れた動きを見せました。前肢を大きく前に放り出し、後肢の蹴りも鋭く、全身をしなやかに使えています。すでに仕上がりは整っており、併せ馬を行わなかったのは、これ以上の消耗を避ける意図があったものと見られます。最終追い切りは坂路でサラリと流す程度になりそうですが、引き続き注目しておきたい1頭です。

ブラウンラチェット

美浦南Wでの3頭併せの内。コーナーで並び掛け、直線に向いて綺麗に手前を替えるとスッと前へ出て、そのまま抜け出しを図るという内容でした。相手は古馬2勝クラスの馬でしたが、これを寄せ付けず1馬身先着。高いギアチェンジ性能と勝負根性を示す動きで、非常に好感が持てます。クビを前に突き出し、四肢を大きく使った伸びやかな走りも印象的でした。

ケリフレッドアスク

栗東CWで2頭併せの内。古馬1勝クラスを相手に、鞍上の仕掛けにしっかり反応し、懸命に追う相手を涼しい顔で1馬身先着しました。トビの大きな馬で、リラックスして気分良く走れています。肩回りの可動域がもう少し広がると、さらにダイナミックさが増しそうですが、現状でも雰囲気は上々。順調な仕上がりを見せています。

レーゼドラマ

栗東CWで3頭併せの内。中を走る古馬1勝クラスを相手に強めに仕掛けるも、1馬身遅れの内容でした。ただ、レーゼドラマ自身はクビをしっかり前に突き出し、四肢を大きく使った伸びやかな走りを披露しており、相手が動けていたと見るのが妥当です。キレで勝負するタイプではないだけに、内枠を引いて前目で運びたいところ。最終追い切りでの上積みに注目です。

インヴォーグ

抽選対象馬(1/4)

栗東CWで2頭併せの内。古馬1勝クラスを2馬身追走し、直線で追われると1馬身先着という内容でした。上半身の動きにやや硬さがあり、下半身主体の走りではありましたが、それでいて終い10.9秒をマークした点は強烈。この数字がこの馬の脚力を物語っています。抽選組の一頭ですが、軽視は禁物です。

カネラフィーナ

抽選対象馬(1/4)

美浦南Wで単走。馬場の6分どころを通し、めいっぱいに追ってしっかりと負荷をかけました。叩き出した全体時計は優秀で、終いはさすがに少しバテたものの、最後までフォームを崩さずに走り切れていた点は好感が持てます。仕上がり途上ながらも内容は上々で、最終追い切りが楽しみになる動きでした。

マイナス評価馬

評価順、馬名順で記載します。

ヴーレヴー(B−評価)

栗東CWで単走。四肢の可動域はまずまずでしたが、頭の位置が安定せず、顔の向きがまっすぐ定まらない点は割引き材料です。全体的に集中しきれない印象で、動きの質という点でももう一段階の上積みが欲しい内容でした。

セナスタイル(B−評価)

栗東坂路で単走、馬なりで軽めの内容。終始流す程度で大きな負荷はかけられませんでした。やや斜に構えたフォームが見られた点は気になりますが、動きそのものは悪くありません。全体としては大きな減点材料はなく、相対評価での割引きとしました。

ビップデイジー(B−評価)

小柄ながら、いつも一生懸命に走るタイプ。ただ、良い時に比べると今回はやや力みが見られ、右手前に頼る走りが目立ちました。これ以上気負わせたくなかったのか、併せ馬を行わなかった点も気になるところです。能力の高い馬だけに、最終追い切りでの上積みに期待したいところです。

ランフォーヴァウ(B−評価)

栗東坂路での併せ馬。古馬3勝クラスを大きく追走し、めいっぱいに追って併入という内容でした。クビの振りは一定で、早い時計をマークしながらしっかり併入できた点は評価できますが、動きの質そのものは平凡。全体的にもう一段階の迫力が欲しい印象で、評価は割引きとしました。

ルージュソリテール(B-評価)

栗東CW。2頭併せの内。古馬1勝クラスを5馬身追走から馬なりで併入という内容も、動きが緩慢で、どこかこじんまりとした走り。また、地面の上っ面だけを払うような走りで脚元の力感も薄い。

グローリーリンク (C評価)

抽選対象馬(1/4)

中4週のローテーションながら、この1週前は軽く流す程度の内容でした。大きな負荷はかけられておらず、調整段階といった印象。抽選突破を見据え、最終追い切りでどこまで強い負荷をかけてくるかが鍵になりそうです。

ダノンフェアレディ(C評価)

クビの動きにやや硬さが残り、懸命に追っても終いの脚色が鈍った点は割引き材料です。馬なりのまま伸びた外の相手に半馬身遅れを取っており、全体的にもうひと押し欲しい印象を受けます。

最後に

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

この記事は、3連休の最終日、妻子が寝静まったあとに一つひとつ言葉を紡ぎながら書き上げた“特別な1本”です。
日々の仕事と家庭の合間に、なんとか時間を見つけて書いた渾身の記事となりました。

もし少しでも「良かった」「参考になった」と感じていただけたら、Xなどで記事をシェアしてもらえるととても嬉しいです。多くの方に届くことで、また次の記事を書く力になります。

今回は3連休という少し特別なタイミングだったため、こうして丁寧にまとめることができましたが、毎回このボリュームの記事をお届けできるわけではありません。それでも、できる限り“追い切り一閃”らしい視点で、皆さんに楽しんでもらえる内容をお届けしていきたいと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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