2025年10月5日(日)に東京競馬場で行われる『毎日王冠(G2)芝1800m(別定)』の追い切り評価記事です。
出走馬は11頭。追い切り動画で確認できた全頭の追い切り評価となります。
A評価
該当なし
B+評価
ホウオウビスケッツ
上体がやや立ち気味に映るのは、出過ぎるスピードをうまくコントロールしているためでしょう。直線では相手と並ぶと自ら勝負根性を発揮し、力強く先着しました。前肢は高々と上がり、後肢ものびやかに蹴り出されており、活気に満ちた走りが光ります。
レーベンスティール
動けている外の相手を馬なりのまま交わし、しっかりとクビ差先着。肌艶は良好で気持ちも入っており、気性的な難しさも見せていません。状態は良好と言えるでしょう。直線で右手前に替わった際にわずかにブレーキを踏んだ点は割引材料ですが、その後は鋭く伸びており、トモのバネ感は圧巻です。
その他注目馬
シリウスコルト
鶴首気味にグッと闘志を秘め、かかることなく集中して一完歩ごとに丁寧な走りを見せています。体全身の可動域をしっかり使い、大きなフォームで力強く動けています。
チェルヴィニア
3頭併せの中に入り、序盤はリラックスして浮遊感のある走り。直線では内外の間を突く形でスムーズに併走し、最後は僅かに前へ出て最先着しました。トモの蹴り出し角度は理想的で、前肢ものびやか。推進力豊かに力強く走れています。
エルトンバローズ
1週前は外のサトノシャイニングを大きく追走し、並んでから一度は抜け出しを図るも相手の抵抗に遭い併入。最後は手応えで見劣ったものの、大きく前を追ってのもので時計も出ており、まずまずの内容です。最終追いは真っ直ぐ走らせることを意図した軽めの調整でしたが、後肢の繋ぎをしっかり返すスナップの利いた走りを披露。リラックスして気分よく走れており、好気配を示しています。
シルトホルン
本気を出したわけではありませんが、前を行く外の相手に追い付き併入。ピッチ走法ながらもリラックスしてスムーズに走れています。
ロングラン
ゴール前で軽く仕掛けただけの軽めの内容でしたが、終いの伸びは上々。相手にアタマ差先着し、ゴール後もさらに差を広げました。ただし全体の連動性は良い時と比べて一息。この点が改善されれば上位進出も十分に狙えるでしょう。パドックでの気配を見極めたい一頭です。
マイナス評価馬
サトノシャイニング
人気が想定される本馬についても触れておきます。
1週前は、後ろから来たエルトンバローズに一度前に出られながらも勝負根性を発揮して並び返し、最後は手応えで優勢に映りました。ただし走りには雑さが残り、完成度という点では課題が見られる内容でした。最終追いでは、脚元の力感自体はメンバーでも最上位クラスと言えるものの、終始アタマを上げて煩い仕草を見せるなど気性面の難しさが目立ちました。日本ダービー4着馬として素質は確かですが、今回の追い切りに関してはマイナス要素が強く、【B-】評価が精一杯です。
回避馬メモ(参考)
シックスペンス 【A】
脚元は俊敏で、しっかりと地面を捉えながら推進力ある走りを見せています。低い姿勢で首を前に突き出すフォームはのびやかで、迫力十分。併せた相手に1馬身以上の差を付け、余裕を持って先着しました。
追い切り評価(まとめ)
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 最終 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ロングラン | セ7 | 58.0 | B |
1 | 2 | エルトンバローズ | 牡5 | 57.0 | B |
2 | 3 | ディマイザキッド | 牡4 | 57.0 | B- |
2 | 4 | ラファドゥラ | 牝5 | 55.0 | B- |
3 | 5 | ジェイパームス | セ5 | 57.0 | C |
3 | 6 | チェルヴィニア | 牝4 | 56.0 | B |
4 | 7 | シルトホルン | 牡5 | 57.0 | B |
4 | 8 | ホウオウビスケッツ | 牡5 | 57.0 | B+ |
5 | 9 | レーベンスティール | 牡5 | 57.0 | B+ |
5 | 10 | サトノシャイニング | 牡3 | 55.0 | B- |
6 | 11 | シリウスコルト | 牡4 | 57.0 | B |
今週開催のその他重賞レース
京都大賞典(G2)

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