本記事は、2023年10月14日(土)に東京競馬場で行われる『府中牝馬S(G2)芝1800m(別定)』の最終追い切り評価記事です。
出走登録は13頭。追い切り動画で確認できた12頭の追い切り評価となります。
- アンドヴァラナウト
追い切り映像はありませんでしたが、この馬の1週前追い切り時計が目を見張るものがあります。当日のパドック気配には要注意です。
イズジョーノキセキ 56.0 【B-】
序盤、顔の向きが右となり、まっすぐ走れなかった点は割引き。手前替えも、どこかぎこちなく、バランスを崩しかねない危うさがある。最後は強めにおって加速ラップは維持したが、評価しづらい。
エリカヴィータ 55.0 【B】
併せた相手は、新馬のボーモンドであったが、これを自然なカタチで捕らえて併入。序盤は少しフワフワしていたが、気負うことなく余力は十分。のびやかに動けており不気味さ漂う一頭。評価は据え置いた。
コスタボニータ 55.0 【B-】
1週前にしっかりとした時計を出しており、最終追い切りは軽め。動きに纏まりがあり、好バランスで走れているものの集中力が一息。最後に手前を戻してしまった点は大きく割引。
シンリョクカ 53.0 【B+】
前後左右バランスの良いフットワーク。1週前からグッと良化。併せた相手は2歳未勝利馬と格下も、これを2馬身追走から、馬なりのまま、爽やかに1馬身先着。センスの良さを感じる走り。高く評価したい。
ストーリア 55.0 【A】
終始、弾力性あるフットワークで体幹しっかりの走り。手前替えもとてもスムーズで、フォームに一切ブレがない。時計は出ていないが、綺麗な加速ラップが踏めている。本格化してきた感あり。高く評価したい。
ディヴィーナ 55.0 【B-】
脚の回転は鋭く、しっかりとしたラップは踏めているのだが、右手前一本の走りで、動きに余裕と迫力は感じられない。良いときはもっと唸るように走る馬。評価は割り引いた。
ファユエン 55.0 【B-】
後ろから勢いよく迫る相手に抜かせることなく併入した点はまずまず。ただ入念に乗り込まれている割に、動きに迫力がなく走りは平凡。評価しづらい。
フィアスプライド 55.0 【C】
1週前はフォームがバラバラ。当週は幾分マシになったとは言え、外のサトノトルネード(古馬1勝クラス)との比較で、動きのこじんまり感が目立つ。評価できない。
プレサージュリフト 55.0 【B+】
2週続けて、秋華賞に出走予定のヒップホップソウルとの併せ馬。ともに先に抜け出し突き放すかに見えたが、相手に喰らい付かれ併入。ただ、これは相手を褒めるべき。前肢は高々と上がり、相手を威嚇するなど活気も十分。抜け出すときの脚は力強く、走りに推進力がある。高く評価したい。
ライラック 55.0 【B】
普段モサッと動く馬がいつになくキビキビ。馬場の外側を小気味よいフットワークで気分よく駆けた。石川裕騎手が騎乗していたが、持ったまま。余力も十分。しっかりとした加速ラップが踏めており、時計も上々。好調だろう。
【B】の中では最上位です。
ルージュエヴァイユ 55.0 【B】
序盤は、四肢でしっかり地面を掴み、スッと相手に取りつくなどスピード感十分。ただ直線では舌を出し、真面目に走っていなかった点は割引き。こういう不真面目な点がある馬なのだろう。それでも弾力性ある前後運動に素質は感じる。少し右に張る癖があるかも知れない。
ルージュスティリア 55.0 【B】
レースで力んで走ることが多い馬だが、今回の最終追い切りも不安を感じさせる内容。抑えきれず引っ張りどおし。動きにバネ感としなやかさがあり、雰囲気ある馬なのだが…。動きの質は上位も、能力を100%発揮できないリスクが常につき纏う。評価は据え置いた。
今週開催のその他重賞レース
秋華賞(G1)
最終追い切り
1週前追い切り
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