本記事は、2023年10月15日(日)に京都競馬場で行われる『秋華賞(G1)芝2000m』の1週前追い切り評価記事です。
出走登録は23頭。追い切り動画で確認できた18頭の追い切り評価となります。
- コナコースト
- コンクシェル
- シランケド
- ミシシッピテソーロ
- ミタマ
A+評価馬
衝撃の走りを見せられ、ダノンスコーピオンの新馬戦以来の【A+】評価を付けたのがリバティアイランド。クビの使い方がとても上手く、後肢による蹴りの力を見事なまでに前への推進力に変える走り。一完歩ごと推進力がすざまじく、外の2頭の動きがスローモーションに映ってしまいます。稀代の名馬となるに相応しい次元の違う走りです。
A評価馬
3頭を【A】評価としましたが、抽選対象馬が2頭含まれています。出走叶えば面白そうです。
ピピオラの併せた相手は、2歳1勝クラスのフォーディアライフでしたが、迫る相手を直線で2馬身半突き放す圧巻の内容。背中の使い方が上手く、動きがとてものびやかです。フェアエールングが滞空時間の長い浮遊感たっぷりのフットワーク。四肢をめい一杯のばし、地面を大きく掴んで走れています。マスクトディーヴァは、グッと手綱を抑え、我慢させての馬なり調教。それでも古馬3勝クラスのタイムオブフライトをラクラクと捕えクビ差先着です。体をふっくらみせエレガントに走れています。
B+評価馬
良く見えた順に書いていきます。
ドゥーラは、少し上体が高めで肩回りに少し硬さは残しますが、相変わらず雰囲気あるフットワーク。追う古馬3勝クラスに対し、一段違うギアを見せ、大きく追走からきっちり1馬身先着です。キタウイングは、古馬2勝クラスと馬体をびっしり並べての併せ馬。抑えの効いたフットワークで体重をしっかり乗せて走れています。相手にはクビ差遅れましたが、良い走りです。ソレイユヴィータは、2歳1勝クラスのレディントンとの併せ馬。キタウイングと似たような走りをする馬で、重心低くしっかり体重を地面に乗せる走り。ゴール前でグイと1馬身前に出て先着です。
B評価馬
グランベルナデットが、古馬OPのソーヴァリアントとの併せ馬。やや手加減気味に走ってくれていたとは言え、最後はこれをやや煽りながら併入です。体をふっくら見せ四肢の回転は綺麗です。モリアーナは、少し力みが感じられる内容でしたが脚元はパワフル。持ったまま外の障害OP馬アトラクティーボにアタマ差先着。弾け方に幾分物足りなさは覚えますが、相手に並び掛けていくときのギアの入れ方は迫力十分です。ラヴェルが、クビを使って活気十分。アクションは大きいですが前後のバランスはしっかり取れています。終いの脚色が鈍った分、この評価です。
エミューは、手前替えのタイミングは遅かったもののスピード感はたっぷり。身体を大きく使って走れています。ヒップホップソウルは、序盤ゆっくり走らせ、内の相手が抜け出すタイミングで脚色を強め喰らい付く走り。相手にはやや見劣りましたが、相手は古馬OPのプレサージュリフト。これを考えると上々の内容で、バランス良く走れています。キミノナハマリアは、コーナーを逆手前で回り直線も手前を替えることなく左手前一本でしたが、余力は十分。それでいて終いはしっかりとした時計が出ています。ハーパーは、3頭併せの中で早々と抜け出し、内外の相手を寄せ付けない走り。キレはそれほど感じませんが、脚は長く使えています。
B-評価馬
ドゥアイズが、大きく外を回し、しっかりとした時計で強い負荷をかける内容。終いは精彩を欠きましたが、最後まで集中して走れています。シンリョクカは、古馬OPのボイラーハウスとの併せ馬。好時計ですが相手に突き放されてしまう内容。線が細く映り春から成長曲線に疑問を感じます。フェステスバントは、古馬3勝クラスのブレスレスリーと栗東坂路で併せ馬。体幹が弱く追われてからフラついた点は割引きです。
C評価馬
マラキナイアは、フワフワとした走り。走りがバラバラで集中して走れていません。