《2023》宝塚記念【最終追い切り】調教評価

宝塚記念 追い切り 調教 評価
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2023年6月25日(日)に阪神競馬場で行われる『宝塚記念(G1)芝2200m(定量)』の最終追い切り評価となります。

出走馬17頭頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。

目次

アスクビクターモア  58.0 【B】

美浦南W単走。G前軽仕掛け⑥

前肢を高々と上げ、後肢による大きな蹴り。この馬らしいダイナミックなフットワーク。弾力性は十分。意図的に早い段階から脚を使わせた分、後半の迫力はモノ足りなく映ったが、それても比較上位。1週前の動きを素直に評価したい。

【1週前追い切り B+】

jamie

股下に発汗が見られ、スムーズに手前替えができなかった点は気になりますが、動きの質はここに入っても比較上位です。【B】の中でも上位です。

イクイノックス    58.0 【A】

栗東CW併せ。馬なり④

3頭併せの中。この馬のトモ~飛節の伸縮のさせ方は天性のもの。股関節と膝、飛節のすべてを深く折り畳む空中姿勢。この後肢の使い方ができる馬は、他に類をみない。レースでのパフォーマンスとは裏腹に、動きに派手さはなく寧ろcool。きっちり折り合い、追走からラクラクと1馬身先着。動きに隙がない。

【1週前追い切り B】

jamie

トモの独特な空中姿勢から溜め込んだパワーをロスなく地面に伝えてることで、強い推進力を産み出しています。併せた相手は1週前同様、障害OPのブレッシングレインです。

ヴェラアズール    58.0 【B+】

栗東CW単走。馬なり⑤

折り合い重視で軽めの内容。終いだけ体をストレッチさせるかのように大きく走らせた。1週前同様、手前をコロコロ替えながらも気分は良さそう。引き続き好調だろう。兎に角、1週前が圧巻の動き。総合評価として高く評価したい。

【1週前追い切り A】

jamie

ラップからも、この最終追いでは少し前向きな気持ちが強すぎた感はあります。気性面の成長により躍進した馬で、この一面が垣間見られてたのは少し不安要素ではあります。ただ筆者は、1週前の素晴らしい走りが忘れられません。

カラテ        58.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

栗東坂路の緩いコーナーを逆手前で回ってはいたものの、いつもより頭の位置が低く、程よい前進気勢。重心を体の中心に置き、しなやかに大きく動けている。体をスカッと見せ好気配。決してマイナス評価にはしたくない。

【1週前追い切り B】

jamie

ここに入っても風格はまったく見劣りません。【B】の中では最上位です。

ジェラルディーナ   56.0 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑧

2頭併せの外。本番で先行することを示唆する内容。陣営としてはキレるタイプではないという見立てなのだろう。1週前にしっかり追っており、最終追いは軽め。軽やかな走りではあるものの、以前と比べると脚元の力感は増した印象。しっかり地面を叩くバランスの良い走り。内の相手に一度は前に出られるも、慌てることなく軽い合図でクビ差先着した。

【1週前追い切り B-】

jamie

併せた相手は古馬OPのドンフランキーです。スタートに課題がある気難しい牝馬です。精神面で成長したとは言え、武豊騎手のテン乗りにはいささか不安を覚えます。

ジオグリフ      58.0 【C】

栗東CW併せ。G前軽く促す④

3頭併せの中。雁行状態で直線に入って来る。直線で軽く仕掛けるも、馬なりのままの外の相手に抵抗され、抜け出すことができず併入。アタマを振る位置が高く、こじんまりとした動き。動きに纏まりがなく推進力もない。

【1週前追い切り C】

jamie

併せた外の相手は古馬3勝クラスのレガトゥスです。本来、やんちゃで元気いっぱいな馬ですが、今回は元気がありません。

ジャスティンパレス  58.0 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑥

鮫島克騎手が騎乗。2頭併せの内。コーナーを回りながら相手に取り付き、程よいタイミングでの手前を替え。その後はクビを大きく使って、馬自らグイグイと加速。外で懸命に追う相手を尻目に持ったまま1馬身先着。少し口は開いていたものの、集中しバランス良く走れている。

【1週前追い切り B-】

jamie

併せた相手は古馬OPのイクスプロージョンです。

スルーセブンシーズ  56.0 【B+】

栗東CW単走。G前軽仕掛け⑥

前肢の可動域十分で脚元俊敏。終いのキレ味は強烈。不安な点は前進気勢が強すぎる点。最終追い切りのような感じで本番を走ってしまうと最後までは持たないだろう。それでも1週前の動きが素晴らしく状態は良く映る。プラスに評価してみたい。

【1週前追い切り B】

jamie

輸送で体を減らした経験から今回は栗東に滞在しての調整です。当日落ち着いてレースに臨めるようなら面白そうです。

ダノンザキッド    58.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

アタマを大きく上げての手前替え。一回で決まらず、二度目のアクションで何とか手前が替わった。共に強引な手前替えで、走りのバランスを崩した点は大きく割引き。ただ手前を決めてからは脚元パワフルに、ゴールに向けて馬自ら脚色を強め、綺麗な加速ラップを踏んで登坂。決してはプラスにはならないが、マイナスにはしたくないパワフルさがある。評価は据え置いた。

【1週前追い切り B】

jamie

ただ良いときのダノンザキッドの走りではありません。

ディープボンド    58.0 【B】

栗東CW単走。馬なり⑥

和田竜騎手が騎乗。この馬は1週前が本追い切り。最終追いはリラックスして走らせただけの内容。手前替えをカチッと替え、集中して体を大きく使って走れている。四肢の回転もスムーズでゴールに向かって綺麗な加速ラップが踏めた点も好感。余力十分で好仕上がり。

【1週前追い切り B+】

jamie

これだけの馬がG1のタイトルは未だ無冠です。和田騎手は是非この馬にタイトルを獲らせてあげたいことでしょう。展開はこの馬のロングスパート前提で検討した方が良さそうです。【B】の中では上位です。

ドゥラエレーデ    53.0 【B-】

栗東CW単走。G前軽仕掛け⑧

幸騎手が騎乗。ここに出走するからにはと、自己ベストを出し、めい一杯に攻めてきた。ただ踏んだラップはかなりチグハグでスピードの出し入れの多い内容。時計ほどスピード感は伝わってこない。また、走りにリズミカルさがなく肌艶も一息。今回は時計を出すことに執着しているようにも見え、動きに余裕が感じれない。評価は割り引いた。

【1週前追い切り B】 

jamie

時計を出しアピールしてきましたが、さすがに状態のピークは日本ダービーでしょう。この調整内容に少し無理を感じます。

ブレークアップ    58.0 【B-】

栗東坂路併せ。馬なり。

川田騎手が騎乗。やや不格好な手前替えではあったものの、適度な活気を示し、気分良さそうに登坂。ただ、さして動けていない格下相手に何とか併入という内容。ここに入ると動き・内容ともに平凡。中間の調整過程も平凡で評価しづらい。

【1週前追い切り 映像なし】

jamie

併せた相手は古馬1勝クラスのウィズユアドリームです。川田騎手ということもあり実力以上に人気してしまいそうです。

プラダリア      58.0 【C】

栗東坂路単走。馬なり。

ラチ沿いを淡々と登坂。上体はやや高めだが、これはいつものこと。ただ良いときは、もう少しキビキビ走れる馬。今回は脚元に鋭さは感じず、動きからも覇気が感じられない。

【1週前追い切り 映像なし】

jamie

1週前映像はありませんでしたが時計的にはまずまずです。ただこの最終追い切りの映像を見る限り、状態良くは映りません。

ボッケリーニ     58.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

鶴クビで抑えきれない手応え。既に7歳となったが、馬は走る気に満ち溢れ元気いっぱい。ラスト1Fで鞍上が手綱を開放すると、手前を替え脚を一気に脚を爆発させた。

【1週前追い切り 映像なし】

jamie

鳴尾記念から中2週の臨戦過程のため、この最終追い切り1本でここに臨みます。脚元力強く、状態は引き続き良さそうです。【B】の中では上位でパドック良ければ積極的に押さえたい一頭です。

モズベッロ      58.0 【C】

栗東坂路併せ。G前強め。

コーナーを逆手前で入って来る。馬も違和感を感じたようで、その後はアタマを上げ顔を右に左に振り落ち着かない様子。フォームが乱れ、バラバラの走りになった点は大きく割引き。前を大きく追走から1馬身先着という内容も、相手は格下で時計も平凡。評価できない。

【1週前追い切り C】

jamie

併せた相手は3歳未勝利のシゲルビトリウムです。

ユニコーンライオン  58.0 【B-】

栗東CW併せ。G前軽仕掛け③

坂井瑠騎手が騎乗。前を追走する内容。逃げにはこだわっていないか。前肢にしなりがあり、クビと後肢を綺麗に連動させ美しいフォームで走れている。縦の比較で、いつもはもう少し時計を出し、もう少し抜け出すときの迫力がある。決して悪くはないのだが、他に良い馬多く割引いた。

【1週前追い切り B-】

jamie

併せた相手は古馬1勝クラスのモズアカボスです。この馬はどちらかと言えばスローなペースで逃げたい馬。今回の負荷量では、ディープボンドのロングスパートに巻きまれ最後は失速してしまうかも知れません。

ライラック      56.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり④

石川裕騎手が騎乗。1週前にも感じたが馬体が少しガレて映るのは気になるところ。管が細くトモの厚みも薄い。馬体重と輸送を気にしてか強くは追わず、格下相手に終いだけスッと脚を伸ばす内容。ラップも少しチグハグで、動きもさして見栄えしない。評価できない。

【1週前追い切り B-】

jamie

併せた相手は3歳未勝利のハコダテメモリーです。

1週前の動きもチェックしておこう

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