2023年4月23日(日)に東京競馬場で行われる『フローラS(G2)芝2000m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- アウフヘーベン
追い切り短評
A評価
7.ゴールデンハインドが四肢の可動域十分。手前替え流麗にのびやかなフットワークです。3頭併せの外で先行させ、内の相手を馬なりで受け、余力十分に併入。一完歩がとても大きく、いかにも府中コースに合いそうな走りです。
B+評価
インフレ気味に3頭を高評価としました。
2.ソーダズリングは鞍上が終始手綱を抑え、今にも弾けて飛んでいきそうな気合乗り。脚をまっすぐ前に出し、前後左右バランスの良いフットワーク。馬が醸し出す雰囲気は抜群です。この馬が未勝利戦で勝利したエルトンバローズもとても良い馬で、これに2馬身半差付けて勝利している点も評価できます。1.ブライトジュエリーは1週前にCWで早い全体時計。古馬3勝クラスに馬なりで先着です。最終追いは坂路で併せ馬。低い姿勢で脚の回転鋭い走り。クビ差遅れましたが、ムリに前は追っておらず、この遅れはまったく気になりません。ムリすることなく自然に時計がでるのは状態良い証拠。コース・坂路併用で乗り込み量豊富。高く評価します。
14.イングランドアイズは地面へのタッチ軽やかに爽やかな走り。相手を射程に捕えると、馬自らグッと加速し、馬なりのまま半馬身先着です。序盤のクビの使い方にまだ課題はあるも、四肢の回転は美しくフォームのエレガントさは上位です。
B評価
B評価でも上位2頭とその下では少し大きな差があります。
11.ドゥムーランはアタマを高い位置で振り、顔をまっすぐ向けて走れてなかった点は割引きですが、そんな懸念を払拭する迫力さあり。荒々しい走りで併せた相手に2馬身先着です。この馬にD.レーン騎手が騎乗となれば俄然怖さが増します。【B】の中ではこの馬が最上位です。4.クイーンオブソウルはコーナーリングが不器用ですが、前肢の出はスッスッとスムーズ。後肢の蹴りも力強く、併せた古馬2勝クラス(ローズボウル)を子ども扱い。相手の心を折るパワフルな走りで一気に3馬身突き放し先着です。残り込み量が豊富な点も好感が持てます。
ここからがB評価の下位組ですが、良い所もあるのでコメントします。
12.ティファニードンナが木村哲厩舎らしい併せ馬。3頭併せの真ん中で精神的な負荷をかけつつ、馬なりで脚元の疲労を抑える内容。目立つ時計ではありませんが、後肢の蹴りに高さがあり、クビを使ってしっかり前に推進する走りで長く脚が使えています。鞍上弱化で人気を落とすようなら面白いかも知れません。9.レシプロシティはコーナーでの手前替え早く不器用な馬ですが、なかなかに上品なフットワークで走る馬。相手は格下でしたがラクラクと3馬身近く突き放す好内容です。攻め量が控えめなのは、馬体重を気にしてのものでしょう。確かに少しガレて映ります。当日大きく馬体重を増やしているようなら面白いかも知れません。8.イトカワサクラは後肢を蹴り出す方向にバラつきがあり、まっすぐに走れていない点は割引きですが、脚の回転は鋭くパワフル。2週前に未勝利戦を勝ったばかりの馬と侮らない方が良いかも知れません。
追い切り評価
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ブライトジュエリー | 牝3 | 54.0 | B+ |
1 | 2 | ソーダズリング | 牝3 | 54.0 | B+ |
2 | 3 | マンマリアーレ | 牝3 | 54.0 | B- |
2 | 4 | クイーンオブソウル | 牝3 | 54.0 | B |
3 | 5 | アウフヘーベン | 牝3 | 54.0 | - |
3 | 6 | キミノナハマリア | 牝3 | 54.0 | B- |
4 | 7 | ゴールデンハインド | 牝3 | 54.0 | A |
4 | 8 | イトカワサクラ | 牝3 | 54.0 | B |
5 | 9 | レシプロシティ | 牝3 | 54.0 | B |
5 | 10 | バロッサヴァレー | 牝3 | 54.0 | B- |
6 | 11 | ドゥムーラン | 牝3 | 54.0 | B |
6 | 12 | ディファニードンナ | 牝3 | 54.0 | B |
7 | 13 | コイニョウボウ | 牝3 | 54.0 | C |
7 | 14 | イングランドアイズ | 牝3 | 54.0 | B+ |
8 | 15 | ピクシーレーション | 牝3 | 54.0 | B- |
今週開催のその他重賞レース
福島牝馬ステークス(G3)
マイラーズカップ(G2)
来週のG1レースも先取りしておこう
天皇賞・春(G1)
1週前追い切り
出走登録17頭中、追い切り映像のあった15頭の追い切り評価です。