本記事は、2022年7月23日に行われる新馬戦の追い切り評価となります。
12:25 小倉5R 芝1800m
出走馬11頭中、3頭の追い切り動画しかありませんでした。映像があった全馬についてコメントします。
A評価馬
6.メイショウポペットは、重心を低く保ちつつ、キレ味鋭いフットワーク。前を大きく追走からキッチリ半馬身先着です。集中力が高く、相手が迫ってからも脚色を強め抜かせなかった勝負根性も評価できます。
B+評価馬
8.ドウフォルスは、1週前はリアド(古馬1勝クラス)を相手に1馬身半突き放され、最終追いでは気持ちを切り替えセレブレイトガイズ(古馬1勝クラス)を相手にしっかり併入です。精神面の強さは感じられます。重心の低い好フォームで新馬戦で十分勝ち負けできる時計を出していますが、際立つギアチェンジが見られなかったので一つ評価を下げました。前肢の掻き込む力が増せば、より良くなりそうです。
その他注目馬
2.パンデアスカルは、前肢でしっかり地面を掻き込む力強いフットワーク。クビを前に突き出し活気十分です。最後は疲れて相手に交わされましたが、気持ちの入った良い併せ馬を消化しました。脚力がもう少し強化されれば面白そうです。
追い切り評価(まとめ)
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 2.6倍 | - | 5.グランデスフィーダ |
2人 | 2.9倍 | B+ | 8.ドウフォルス |
3人 | 8.3倍 | B | 2.パンデアスカル |
4人 | 12.4倍 | A | 6.メイショウポペット |
… | … | … | (以下、省略) |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(日曜日7:40)のものとなります。
12:35 新潟5R 芝1800m
出走馬13頭中、5頭の追い切り動画がありました。映像のあった全馬についてコメントします。
B+評価馬
4.シエロエスティーボは、コーナーを逆手前で入ってくるなど走りはまだ荒削りですが、脚力の強さが十分伝わってくるフットワーク。最後まで脚色を落とすことなく、力強く駆け抜けました。フォームはまだ改善の余地がありそうですが、プラスに評価してみたくなる動きと活気です。
その他注目馬
6.テンカノギジンは、キビキビと抑えの効いたフットワーク。先行した状態からラチ沿いいっぱいにコーナー深く回り、内から迫る相手に抜かせることなく併入です。通ったコースとこの日の馬場を考えるとしっかりとした時計です。9.トーセンカタリーナは、少し重心は高めですが、脚をまっすぐ前にだし弾力性十分のフットワーク。3頭併せの真ん中で、馬なりのまま内外に1馬身先着です。雰囲気のある馬です。時計は出ていませんが評価は据え置きます。
以下は、マイナス評価とした馬です。
7.ホウオウドラッカーは、1週前に早い時計を出し、最終追いはリラックスして走らせる調整過程。軽めであったとは言え、地面への着地が弱く、前後の脚の伸縮させる力も一息。まだ少し脚力がモノ足りません。フォームは抑えが効いており悪くないため評価は据え置きました。1.コスモチプリアは、この産駒にしてはとても軽やかな走りをする馬です。馬体が華奢なこともありパワーを上手く地面に伝えきれていません。そのため走りがフワフワしてます。でもフォームは悪くありません。
追い切り評価(まとめ)
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 3.6倍 | B- | 7.ホウオウドラッカー |
2人 | 4.3倍 | B | 6.テンカノギジン |
3人 | 4.9倍 | - | 8.レッドマグナス |
4人 | 8.7倍 | - | 3.モズライフセーバー |
5人 | 12.0倍 | - | 13.ギョウネン |
6人 | 13.6倍 | B+ | 4.シエロスティーボ |
7人 | 21.0倍 | B | 9.トーセンカタリーナ |
8人 | 23.2倍 | B- | 1.コスモチプリア |
… | … | … | (以下、省略) |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(日曜日7:55)のものとなります。
13:05 新潟6R 芝1400m
出走馬18頭中、5頭の追い切り動画がありました。映像のあった全馬についてコメントします。
追い切り映像はありませんでしたが、12.ロコルルハーツの1週前追い切り時計が優秀で注意が必要です。
B+評価馬
5.アスキーアートは、序盤の動きは靄でほとんど見えませんでしたが、映像に映り出してからの雰囲気がよく、集中して脚をまっすぐ前に出す好フォーム。軽々と併せた相手を2馬身突き放しました。この追い切り映像を六本木クラスの主題歌『Start Over』を聴きながらみたことも少し影響あるかもですが、とても爽やかです。17.コーパスクリスティは、完歩はそれほど広くありませんが四肢の広がりのバランスは悪くありません。前を追走から追う相手にラクラクと半馬身先着しました。クビを前に突き出し活気も十分です。長く脚を使えていた点を評価します。
その他注目馬
16.ニトロジャーニーは、気性的に難しいところはありそうで手前替えの際、アタマを高く上げ推進力を上に逃がすアクション。走りがフワフワしてしまった点は割引きです。ただ、その後の走りは背中を使ってしっかりしたもの。併せた相手を軽々と2馬身突き放しました。コーナーでも脚の回転なめらかに俊敏に動けています。評価は据え置きました。
以下は、マイナス評価とした馬です。
9.アヘッドは、馬から醸し出す雰囲気と活気十分で前向きな気性は良いのですが、脚力がまだ少しモノ足りません。今後よくなってくると思いますが、現時点ではこの評価です。18.ブーバーは、気性的に難しそうな馬で、アタマを上げながら走る癖がついているかも知れません。この最終追い切りでも終始アタマを上げながらの走り。評価は割引きました。
追い切り評価まとめ
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 3.4倍 | B+ | 17.コーパスクリスティ |
2人 | 4.7倍 | B- | 9.アヘッド |
3人 | 7.5倍 | B | 16.ニトロジャーニー |
4人 | 11.9倍 | - | 3.ダイシンカタナ |
5人 | 14.9倍 | - | 2.グレンハイウェイ |
6人 | 17.1倍 | B- | 18.ブーバー |
7人 | 18.7倍 | - | 12.ロコルルハーツ |
… | … | … | (中略) |
16人 | 56.2倍 | B+ | 5.アスキーアート |
… | … | … | (以下、省略) |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(日曜日8:05)のものとなります。