2022年7月16日(土)に函館競馬場で行われる『函館2歳S(G3)芝1200m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は13頭。追い切り動画で確認できた11頭の追い切り評価となります。
- アスクドリームモア
- シンゼンイズモ
オボロヅキヨ 54.0 【B+】
函館W併せ。G前軽仕掛け⑤
松田大騎手が騎乗。2頭併せの内。前を2馬身追走。抑えきれんばかりの手応え。コーナーでの加速力が素晴らしく、一気に相手の前に出ると、軽く仕掛けられて、5馬身近く突き放した。前肢で地面を力強く叩き、後肢の繋ぎを綺麗に返してダイナミックに走れている。決して時計は出ていないがプラスに評価してみたい。
併せた相手は2歳未勝利馬のワキアプリンセスです。
オマツリオトコ 54.0 【C】
函館芝併せ。G前強め⑥
小林凌騎手が騎乗。2頭併せの内。外の相手を半馬身追走。コーナーワークで直線馬体が並ぶも、軽く仕掛けた相手に、強めにしっかり追うも手応え見劣るカタチで1馬身遅れ。直線向いてからの手前替えのタイミングも早く、脚元の力感薄い走り。評価しづらい。
併せた相手は新馬のキングズレインです。
クリダーム 54.0 【B-】
函館芝単走。馬なり⑥
武豊騎手が騎乗。3頭併せの内。前を2馬身追走。コーナワークで並び掛け3頭馬体が並ぶ。直線では威嚇するように相手の方に顔を向け自身の走りに集中できていない。一時はクビ差前に出るも、外の2頭追い付かれ最後は併入。高い評価は与えづらい。
併せた中の相手は古馬2勝クラスのマジカルステージです。
ゴキゲンサン 54.0 【B】
函館芝併せ。馬なり⑥
藤岡佑騎手が騎乗。2頭併せの内。直線半ばからの映像。大きなフットワーク。外の相手に対して一時はクビ差前に出るものの、相手に手前を替えて抵抗され併入した。ゴール後に手前を戻した点は割引きも、クビの角度よくフォームは安定。抜け出す時の脚はなかなか。マイナス評価にはしたくない。
併せた相手は3歳未勝利のフリフリです。
スプレモフレイバー 54.0 【B】
函館W併せ。馬なり⑦
吉田隼騎手が騎乗。2頭併せの内。前を3馬身追走。鶴クビで気合乗り十分だったが、鞍上はかなり手綱を抑えており意図的に走らせすぎないようにしていたか。直線向いても前との差は、まだ1馬身以上あったが、難なくクビ差先着。クビの振り方は少し雑も脚元はパワフル。ゴールを過ぎても脚色は衰えていなかった。
併せた相手は古馬1勝クラスのアスターナランハです。
ニーナブランド 54.0 【A】
函館芝併せ。馬なり⑥
横山和騎手が騎乗。2頭併せの外。ショートカット気味に回る相手に対して、大きく外を回してくる。直線でエンジンを吹かそうとした際に、内の相手が斜行し、この馬の進路に入ってきたためブレーキがかかってしまう。一度ブレーキがかかった後でも再加速できるギアチェンジ性能は魅力。併せた相手にはクビ差先着した。
併せた相手は2歳未勝利馬のオースピスです。
ニシノシークレット 54.0 【B+】
函館芝併せ。馬なり⑥
勝浦騎手が騎乗。2頭併せの内。前を3馬身くらい追走していただろうか。コーナーをショートカット気味に回ることで、外の相手に並び掛ける。直線では鞍上に扶助されながらもスムーズに手前を替え、軽い肩ステッキを入れられると、相手と抜きつ抜かれつの競り合い。良い内容の併せ馬。最後は相手に僅かに前に出られたか。重心の低いフットワークで伸びやかに動けている。活気も十分で四肢の可動もスムーズ。好調だろう。併せ馬遅れも、高く評価してみたい。
併せた相手は古馬1勝クラスのゼンダンピューマです。
ブトンドール 54.0 【B-】
函館芝併せ。G前軽仕掛⑥
鮫島克騎手が騎乗。2頭併せの外。仕掛けに対して一呼吸おいてからの反応となっており、クビの振り幅も狭く、クビの使い方も一息。キビキビとは動けているものの、全体でみるとこじんまりとした走り。併せた相手には1馬身半追走から半馬身先着も評価しづらい。
併せた相手は古馬1勝クラスのプレミアスマイルです。
ミシェラドラータ 54.0 【B-】
函館W併せ。G前仕掛け⑧
池添騎手が騎乗。2頭併せの内。馬格があり、パワフルで力強い走りをする馬。クビを大きく振り活気も十分。クビの角度も良く、手前替えもスムーズ。ただ、序盤は鞍上はかなり抑えており、折り合いに課題はある面が垣間見れた。序盤力んで走ったためこともあり、仕掛けてからの伸びが一息。評価は割引いた。
併せた相手は古馬2勝クラスのローゼライトです。
ミスヨコハマ 54.0 【B】
函館芝併せ。最後だけ軽く追う⑥
斎藤新騎手が騎乗。2頭併せの内。手前をコロコロ替え、遊びながら走っていた点は割引き。ただ動きに柔らかさがあり、リラックスして余力十分の内容。外で良い動きをしている相手に、馬なりのまま追い抜かせなることなくクビ差先着。動きの質は悪くない。
併せた相手は3歳未勝利馬のアンジアンです。
ロッソランパンテ 54.0 【B-】
函館W単走。馬なり②
1週前に美浦南Wで早い時計を出しており、最終追い切りは軽め。コーナーを膨らみ気味に回っており、あまりコーナリングは上手くない。直線でも少しフワフワとした走りになっており、今一つ集中して走れていない。評価は割引いた。
ただ、新馬戦のパドックでは良く見えた一頭です。パドック気配には注意が必要です。