2026年1月12日(月・祝)に京都競馬場で行われる『シンザン記念(G3)芝1600m(馬齢)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- トミーバローズ
- エイズルブルーム
A評価
ルートサーティーン
京王杯2歳Sでも【B+】と高く評価した馬ですが、今回もこの産駒特有のしなやかさが前面に出ています。最終追いは坂路で軽めでも、頭を低く保ち真っ直ぐに登坂。鞍上の合図に素直に反応し、手前を綺麗に替えて加速度を強めていく運びは上質です。フォームの完成度が一段上です。
B+評価
アルトラムス
浮遊感のある弾力性たっぷりのフットワークで、雰囲気が濃いです。相手が迫っても軽い促しでスッと反応し、涼しい顔で先着。手前をコロコロ替える癖は気になるものの、動きは柔らかくしなやか。大物感を匂わせます。
バルセシート
1週前は肩回りに硬さが残る印象も、最終追いの坂路で一変。鋭い瞬発性能を見せ、肩回りの硬さも改善しています。前肢を大きく突き出し、トモのバネ感も十分。活気も含めて上向きです。
その他注目馬
クールデイトナ
前後左右のバランスが整ったフットワークで、フォームが素直に良いです。脚元の力感がもう一段つけば、さらに良くなる余地もあります。今回はB評価ですが、将来性を感じる一頭です。
サンダーストラック
3頭併せで力強く抜け出し、相手比較でも内容は濃いです。右手前のまま押し切る形で、手前面の課題は残るものの、体を大きく使えている点は好材料。課題は残しても、動きは評価できます。
フォルナックス
序盤の煩い仕草は2週続けて出ており、気性面の課題は抱えます。とはいえ、手綱を開放されてからは地面をしっかり掴み、終いは脚を伸ばしてきます。鍵は折り合い。 パドックで落ち着いているようなら面白い一頭です。
ディアダイヤモンド
頭を低い位置に置き、安定したフットワークでバランス良く走ります。派手さはなくても、形は整っています。相対評価でこの位置ですが、堅実にまとめています。
サウンドムーブ
併せ馬で遅れは取ったものの、相手を追いかける形でものびやかに動けています。何より、2週続けて負荷のかかる内容を消化できる精神面の強さは魅力。この一本で下げる必要はありません。
マイナス評価とした人気馬
モノポリオ
新馬やアイビーSの頃に比べると、今回は頭が高く、動きも硬め。推進力が前へ向かっていきません。1週前は併せ馬で遅れ、最終追いも坂路で遅れる形。内容としては強調しづらく、追い切りからは評価を下げざるを得ません。
リアライズブラーヴ
活気十分に、一定のラップで登坂できているものの、右半身のフォームに割り引き材料があり、脚がまっすぐ出ない点は気になります。今回は評価を下げました。
追い切り評価(まとめ)
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 最終 | 最終 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | アルトラムス | 牡3 | 57.0 | 岩田望 | B+ |
| 1 | 2 | リアライズブラーヴ | 牡3 | 57.0 | 松山 | B- |
| 2 | 3 | サンダーストラック | 牡3 | 57.0 | ハマーハ | B |
| 2 | 4 | ディアダイヤモンド | 牝3 | 55.0 | 武豊 | B |
| 3 | 5 | フレイムスター | 牡3 | 57.0 | 和田 | C |
| 3 | 6 | ルートサーティーン | 牡3 | 57.0 | 岩田康 | A |
| 4 | 7 | カクウチ | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑 | B- |
| 4 | 8 | トミーバローズ | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠 | - |
| 5 | 9 | エイズルブルーム | 牝3 | 55.0 | 池添 | - |
| 5 | 10 | ファニーバニー | 牝3 | 55.0 | 鮫島克 | C |
| 6 | 11 | バルセシート | 牡3 | 57.0 | 北村友 | B+ |
| 6 | 12 | フォルナックス | 牝3 | 55.0 | 西村淳 | B |
| 7 | 13 | モノポリオ | 牡3 | 57.0 | ルメール | C |
| 7 | 14 | プレダトゥール | 牡3 | 57.0 | 亀田 | B- |
| 8 | 15 | クールデイトナ | 牡3 | 57.0 | 吉村誠 | B |
| 8 | 16 | サウンドムーブ | 牡3 | 57.0 | 団野 | B |
最後に
日曜日のフェアリーSに出走するエゴンウレア。その名の奥にある物語を、少しだけ。
馳星周『黄金旅程』は、馬産地・北海道浦河を舞台に、気性の荒い素質馬エゴンウレアと、人生を踏み外した元騎手、そして現場の人間たちが「もう一度」を掴みにいく競馬小説です。触れた瞬間に伝わる才能があるのに、なぜか勝ち切れない。人も馬も、噛み合わない時間が長いほど、走り出したときの熱が濃い。さらにレースの裏側には、犬笛を使った不穏な操作と、反社会勢力の影がちらついていきます。
【筆者の読後ポスト】
今週開催のその他重賞レース
フェアリーS(G3)

