《2025》中日新聞杯【最終追い切り】調教評価

中日新聞杯 追い切り 調教 評価
  • URLをコピーしました!

本記事は、2025年12月13日(土)に中京競馬場で行われる『中日新聞杯(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価記事です。

出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。

以下の4頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • ウインエーデル
  • カネフラ
  • ダンディズム
  • リフレーミング

A評価

グーデンドラークは、肩にやや硬さは見られるものの、クビの角度が非常に良く、後肢の蹴りで生まれたパワーを余すことなく前進力へ変換できています。前肢の捌きも軽やかで、肩の硬さが推進力を阻害している印象はありません。気分にムラのある馬ですが、今回は終始リラックスした走りを見せており、精神面も安定。芝替わりの一戦になりますが、スピード馬場向きのフォームで、通用しても不思議はありません。

B+評価

メリオーレムは、ややピッチ気味の走りながら、筋肉の張りは申し分なく、毛艶も良好。坂路の一番苦しい地点で自ら脚色を強め、綺麗に手前を替えて加速ラップを維持する内容は高く評価できます。終始重心を低く保ち、キビキビとした登坂。仕上がりの完成度は高く、好状態を維持しています。

シンハナーダは、クビと四肢の連動性が際立ち、走りにセンスと品を感じさせます。無駄のないフォームで、完成度の高さが目を引きます。かつて同牝系から、世代の頂点に立ちながら短いキャリアでターフを去った名牝がいました。その記憶を呼び起こすような動きです。ただし当時の名牝が抱えていた繊細さとは対照的に、本馬は骨量と筋肉量に恵まれた造り。長く力を発揮できそうで、今後も楽しみです。

その他注目馬

ピースワンデュックは、この組の中で最も目を引く存在です。クビと後肢の連動性にやや甘さは残るものの、クビの振り幅は大きく、四肢の可動域も十分。全身をしなやかに使うフォームは、ネコ科の走りを彷彿とさせます。まだ動きに雑味はありますが、これだけ大きく体を使える馬は少なく、ポテンシャルの高さは十分に感じられます。

ファミリータイムは、坂路での併せ馬。ゆとりのある前肢の使い方で、ややフワッとしやすい面はあるものの、適度な活気と四肢の回転スピードが加わり、ストライドの大きな弾力性あるフットワークを見せています。併せた相手にクビ差先着しており、追い切り内容は良好です。レッドバリエンテは、四肢の可動域が広く、力みの取れたスムーズなフットワーク。クビの使い方も上手く、推進力を削ぐことなく脚を伸ばせています。大きな上積みこそ感じませんが、状態は安定しており、力は出せる仕上がりです。

ホウオウプロザンゲは、栗東坂路のラチ沿いを淡々と登坂。上体はやや高めながら体幹は安定しており、終いにかけてしっかりと脚を伸ばせています。派手さはないものの、フォームのブレは小さく、堅実な仕上がり。力を出せる状態にあります。ショウナンアデイブは、軽めの調整ながら、終いの脚色はしっかりしており、体幹も安定しています。1週前の追い切り映像は確認できませんが、坂路ではきちんと時計を出しており、状態は悪くなさそうです。

追い切り評価(まとめ)

枠番馬番馬名性齢斤量騎手最終
11ホウオウプロザンゲ牡454.0吉田隼B
12ウインエーデル牝552.0西塚
23ジューンテイク牡457.0藤岡佑C
24ファミリータイム牡455.0松山B
35オニャンコポンセ655.0菅原C
36メリオーレム牡455.0武豊B+
47レッドバリエンテ牡656.0西村B
48シェイクユアハート牡556.5古川B-
59ピースワンデュック牡455.0柴田善B
510マイネルケレリウス牡555.0丸山B-
611マイネルモーント牡556.0丹内B-
612ダンディズムセ955.0富田
713ショウナンアデイブ牡655.0池添B
714シンハナーダ牡456.0鮫島克B+
715ヴィンセンシオ牡355.0杉原B-
816グーデンドラーク牡655.0亀田A
817リフレーミング牡757.0M.デム
818カネフラ牡553.0斎藤新

今週開催のその他重賞レース

カペラS(G3)

土曜日の夜に公開予定

阪神JF(G1)

土曜日の夜から日曜日の朝にかけて公開予定

中日新聞杯 追い切り 調教 評価

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次