《2025》カペラステークス【最終追い切り】調教評価

カペラS 追い切り 調教評価 ジャパンダートダービー  JDD
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本記事は、2025年12月14日(日)に中山競馬場で行われる『カペラステークス(G3)ダ1200m(別定)』の最終追い切り評価記事です。

出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。

以下の3頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • キャンディドライヴ
  • タガノミスト
  • カルチャーデイ

A評価

サンライズアムールは、頭を体の中心に置き、もったまま好時計。冬場でも毛艶がピカピカで、金色に輝く栗毛の馬体が状態の良さを物語ります。王道路線を歩んだ後でも馬は元気一杯。明日は前半が極端に32秒台へ振れない想定なら、前で運んでも直線で後続を突き放す脚を残せそうです。オッズ妙味も含め、高く評価します。

B+評価

クロジシジョーは、いつものようにキビキビとしたフットワーク。ただ今回は終いが甘く、失速気味に映った点が気になります。それでも後肢の伸びやかさはNo.1で、走りの芯は崩れていません。重賞3戦を消化してのもう一丁で、お釣りがない不安は残しつつも、陣営の意欲が伝わる内容。動きの質そのものはプラスに取れます。

その他注目馬

ガビーズシスターは、1週前が素晴らしい動き。序盤からスピード感十分にコーナーを回り、直線で左手前に替わるとさらに鋭く伸びます。最終追いは右手前だと右へ刺さる面こそあるものの、舞台設定は最適。良績が右回りに集中しているのも頷けます。仕上がりは上々で、復活の気配を感じます。

テーオーエルビスは、脚長の漆黒の馬体で雰囲気十分。ラスト1F手前で合図が入ると、素早いギアチェンジで強烈に脚を伸ばしました。追い切りの動きだけなら人気してしまいそうな好内容。課題は序盤の追走力で、テンが速くなりがちな中山でスムーズに追走できるかが鍵です。それでも動きの質は高く、将来性を強く感じる一頭です。

エートラックスは、単走表記でも、同時刻に追われた馬と併せ馬のような形。推進力を上に逃がすクビの振り方は惜しいものの、脚の回転は鋭く活気も十分です。推進力を上に逃がしながらも加速ラップを刻むあたりに、脚力の強さと状態の良さが出ています。好枠を引き、想定する稍重馬場にもフィットしそう。無理に競りかけられない形なら、馬券内に残す場面はあっていいです。

ニットウバジルは、中2週で内容は軽め。右手前を頑なに拒んで体勢が崩れ、併せた相手に僅かに遅れましたが、馬は元気一杯です。動きにはキレとのびやかさがあり、状態面の大きな不安は見えません。中山が得意なタイプだけに、枠がもう少し内ならさらに評価が上がる馬。穴で押さえておきたい一頭です。

マイナス評価馬

今回、追い切りの動きは【B】でも良かったものの、敢えて一段割り引いた馬たちです。

ヤマニンチェルキは、地面の上っ面を掴む走りで、いかにも脚抜きの良い馬場にフィットしそう。ギアの入りが良く、手前替えで一度上げた後、ステッキでもう一段ギアを上げられます。後肢の蹴り出し角度も良く、上下動が少ないぶん加速のたびに“瞬間的に進む”印象。最終追いは坂路で失速しましたが、動きの伸びやかさは十分です。大外枠と初条件の壁を理由に、敢えて一段評価を落としました。

ポッドベイダーは、2週続けて坂路で併せ馬。重心を低く保ち、安定したフットワークで綺麗な加速ラップを踏めています。前走の中山ダ1200で好時計勝ち。その再現を狙える気配です。今回も脚抜きの良い馬場になりそうなのはプラスですが、前走のようにスムーズに走れるかは未知数。評価にメリハリを付ける意味でも一段割り引きました。

ドンアミティエは、栗東坂路で単走追い。両前肢の着地ポイントが近い点と、手前をコロコロ替え過ぎる点は気になります。それでも優秀なラップで登坂し、とにかく元気一杯。良い意味で気配は目立ちますが、今回は相対評価で割り引きました。

追い切り評価(まとめ)

枠番馬番馬名性齢斤量騎手最終
11ドンアミティエ牡557.0丹内B-
12エートラックス牡458.0内田博B
23スターペスカオリ牝555.0長岡B-
24テーオーエルビス牡356.0鮫島克B
35サンライズアムール牡658.0北村宏A
36ポッドベイダー牡356.0荻野B-
47キャンディドライヴ牡657.0落合玄
48クロジシジョー牡657.0戸崎B+
59ガビーズシスター牝456.0吉田隼B
510タガノミスト牝455.0佐々木
611チカッパ牡458.0横山典C
612カルチャーデイ牝455.0柴田善
713エコロアゼル牡356.0団野B-
714ジャスパーゴルードセ757.0菅原B-
815ニットウバジル牡557.0吉田豊B
816ヤマニンチェルキ牡358.0岩田望B-

今週開催のその他重賞レース

阪神JF(G1)

中日新聞杯(G3)

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