《2025》スワンステークス【最終追い切り】調教評価

スワンS 追い切り 調教 評価
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本記事は、2025年10月13日(月・祝)に京都競馬場で行われる『スワンステークス(G2)芝1400m(別定)』の最終追い切り評価記事です。

出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。

マイルCSの前哨戦スワンSは、実績馬と1400m巧者が激突する注目の一戦。今の京都は内有利の馬場で、枠順が結果を左右しそうです。本記事では、追い切りから読み取れる「上昇度」と「仕上がりの良さ」に注目していきます。

目次

A評価

ソーダズリング

ピタッと相手の後ろに付け、残り150mで外へ持ち出すと、わずか十数完歩で相手を捉えて併入。何より、後方でしっかりと折り合えていた点が好感です。この枠からスッと好位を取り、内で我慢できれば、自然と結果がついてきそうです。あえて課題を挙げるなら、手前替えの際にややスムーズさを欠いた点。ただし、本番でここがカチッと決まれば、内から突き抜けてくるシーンが十分に想像でき、【A】評価に抜擢しました。

B+評価

アドマイヤズーム

前肢をムチのようにしならせ、後肢でチップを高々と蹴り上げるダイナミックかつパワフルな走り。終いはわずかにフワッとしたものの許容範囲で、全体として上々の仕上がりです。

B評価

ワイドラトゥール

要注意の一頭として挙げておきたいのが、ワイドラトゥール。1週前の水曜日と日曜日に時計を出しており、この最終追いは調整程度の内容でした。それでも馬は抑えきれないほどの手応えを見せ、状態の良さがうかがえます。もともと華奢なタイプですが、体をふっくらと見せている点も好感。手綱を絞っていた分、アタマは高くフワフワとした走りになっていましたが、肌艶も良く、動ける態勢にあります。仕上がりは上々で、軽視禁物の一頭です。

シュタールヴィント

もう一頭名前を挙げておきたいのが、シュタールヴィント。頑なに手前替えを拒み続けるガンコな一面を見せた点は割引き材料ですが、強引に左手前へと変わってからは脚力十分の動き。中1週でこれだけ動けている点は評価できます。小崎騎手がラストの直線で上手く進路を確保できれば、一発の可能性を秘めています。

ワールズエンド

ピッチ走法でキビキビとした小気味の良いフットワーク。鞍上の手綱さばきが巧みで、ジワッとハミを取らせながら体幹を安定させ、綺麗にまっすぐ走らせていました。後肢の引きつけも十分で、しっかりとした加速ラップを踏めています。

オフトレイル

ゴムまりのように弾む前後運動が特徴の馬だが、今回は前駆の弾み方がやや物足りない印象。それでも前肢を大きく前に投げ出しながら、最後まで綺麗な加速ラップを刻んで登坂できており、全体として悪くない内容です。

ランスオブカオス

クビをしっかり使って活気十分の動き。外の動けている相手に馬なりで並び掛け、余力十分に併入。ラスト1Fは11.1秒をマークしており、これを難なく出せているのは状態の良い証です。走法からも京都は合いそうで、内が有利な今の馬場なら、スルスルとロスなく立ち回れば浮上の余地があります。

ムイ

コーナーを逆手前で入ってきたため、直線でもそのまま逆手前の走り。活気がありながらも力みを感じない点は好感です。ただ、ラスト1Fでわずかにフワッとソラを使った点は割引き材料。それでも全体としてはまずまずの内容で、将来的には良い馬に成長していきそうです。将来性を評価して据え置きとしました。

マイナス評価とした馬たち

時間があったので、比較上位人気の馬でマイナス評価とした馬についてもコメントします。

ウインマーベル 【B-】

いつも良く見せる馬ですが、今回もエレガントなフットワークを披露しました。鞍上は背中から伝わる手応えを確かめるように騎乗しており、余力十分の動きです。外の相手にクビ差先着と上々の内容でしたが、最高潮時の動きと比較すると、本番を見据えた一段控えめな仕上げに映ります。

アルテヴェローチェ 【B-】

後ろに付け、途中で横に出して追い抜くという実戦に近い内容でした。鞍上は持ったままでしたが、馬は全力で走ろうとするあまり、推進力が上に逃げる雑なフォームになっていました。これは大きく割引きです。それでも加速ラップを踏めているあたり、脚力の高さは十分に感じられるものの、現時点では評価しづらい一頭です。

ロジリオン 【C】

3頭併せの内で、馬なりのまま追う外の2頭と併入しましたが、走りの推進力はいま一つで、活気にも欠ける印象です。全体として動きにキレを感じられず、評価は割引きとしています。

ショウナンザナドゥ 【B-】

走路に何か落ちているのを鞍上が確認した際に大きくバランスを崩し、意図しないタイミングでの手前替えとなった点は割引きです。しっかりとしたラップは踏めていたものの、終いは軸が安定せず、ふらついた印象を受けました。ここは素直に評価を下げたいところです。

追い切り評価(まとめ)

枠番馬番馬名性齢斤量最終
11ランスオブカオス牡355.0B
12タイムトゥヘヴン牡757.0C
23ムイ牝353.0B
24ワイドラトゥール牝455.0B
35ウインマーベル牡657.0B-
36ソーダズリング牝555.0A
47オフトレイル牡457.0B
48ワールズエンド牡457.0B
59シュタールヴィント牡557.0B
510アルテヴェローチェ牡355.0B-
611バルサムノート牡557.0B-
612ロジリオン牡457.0C
713ダンツエラン牝353.0B-
714アドマイヤズーム牡355.0B+
715ショウナンザナドゥ牝353.0B-
816グレイイングリーン牡757.0C
817アサカラキング牡557.0C
818レッドモンレーヴ牡657.0B-

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