本記事は、2023年11月4日(土)に東京競馬場で行われる『京王杯2歳S(G2)芝1400m』の最終追い切り評価記事となります。
出走馬は12頭。追い切り動画で確認できた全頭の追い切り評価です。
A評価馬
もっとも良く見えたのは、タイガードラゴンです。表記は単走でしたが、実質は先行するカタチの併せ馬。本番でも前で競馬することを示唆する内容です。前肢がとてものびやかで、肩の可動域の広さが光る馬。後肢のキレがややモノ足りませんが、クビの角度よく体全身を使ってバランス良く走れています。
B+評価馬
次点は、ジャスパーノワール。栗東坂路での併せ馬。荒々しい活気を見せ、序盤はおっつけながら。残り100mで鞍上が合図を送ると、ものの数完歩で相手を2馬身半置き去りです。相手は障害OP馬のケンホファヴァルト。価値ある内容です。
その他注目馬
アンバーニードルは、動きがやや緩慢ですが大きなフットワーク。勝負根性があり、前に出られた相手に追いつき併入です。精神面なタフネスさ感じる内容で、走法からも府中の舞台が合いそうです。アスクワンタイムは、後肢のバネ感だけみるとメンバー中最上位。フットワークの弾力性は目を惹きます。肩回りにもう少し柔軟であれば、素晴らしい馬になりそうです。この馬は左手前時に顔の向きが悪くなる癖があります。もしかしたら、府中の舞台の方が良いのかもしれません。コラソンビートは、1週前の追い切り時計が破格。内目を通ったとは言え、6F 78.1秒は無視できない時計。これもあり最終追い切りは軽め。程よいストライドで、決して悪くはないのですが、終いにかけての動きの連動性は一息です。股下に激しい発汗が見られた点も割り引きました。ファンタジーSには目もくれず登録もここ一本。陣営の期待の高さも示します。
追い切り評価(まとめ)
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | アグラード | 牡2 | 56.0 | 津村 | B- |
2 | 2 | ロジリオン | 牡2 | 56.0 | 北村宏 | B- |
3 | 3 | オーキッドロマンス | 牡2 | 56.0 | 内田 | B- |
4 | 4 | タヤスロンドン | 牡2 | 56.0 | 江田 | C |
5 | 5 | アンバーニードル | 牡2 | 56.0 | 吉田豊 | B |
5 | 6 | ゼルトザーム | 牡2 | 56.0 | 浜中 | B- |
6 | 7 | コラソンビート | 牝2 | 55.0 | 横山武 | B |
6 | 8 | ミルテンベルク | 牡2 | 56.0 | モレイラ | B- |
7 | 9 | バンドシェル | 牡2 | 56.0 | 菅原 | B- |
7 | 10 | タイガードラゴン | 牡2 | 56.0 | 永野 | A |
8 | 11 | アスクワンタイム | 牡2 | 56.0 | 横山和 | B |
8 | 12 | ジャスパーノワール | 牡2 | 56.0 | 田辺 | B+ |
今週開催のその他重賞レース
ファンタジーS(G3)
アルゼンチン共和国杯(G2)
日曜重賞の追い切り評価は、今週はお休みします。
みやこS(G3)
日曜重賞の追い切り評価は、今週はお休みします。