本記事は、2023年11月3日(金・祝)に大井競馬場と門別競馬場で行われる『JBC4競争』の追い切り評価記事です。
15:20 JBCレディスクラシック(JpnⅠ)~大井ダ1800m~
A評価
ヴァレーデラルナが、大きなフットワーク。四肢の可動域が広く、脚の回転もなめらか。それでいて脚元の力感も十分です。クッと顎を引き集中した走り。牝馬らしからぬダイナミックフォームに惚れ惚れ。抜けて良く映ります。
B+評価
次点は、ライオットガール。上体はやや高めですが、チップを高々と蹴り上げ、脚元パワフルに体幹しっかりの走り。時計は目立ちませんが、毛艶はピカピカで状態は良く映ります。
その他注目馬
アーテルアストレアは、ライオットガールとよく似た走り。この馬も上体は高めですが、リラックスして大きく体を動かすことができています。
16:00 JBCスプリント(JpnⅠ)~大井ダ1200m~
A評価
ケイアイドリーが、栗東坂路で単走追い。馬場の内目を通ったとは言え、綺麗な加速ラップを踏んでキビキビと登坂。毛艶もピカピカです。1週前の追い切り時計もよく、状態面に関しては文句がありません。更に背中を押してくれるのが、この枠です。
B+評価
リメイクが、適度に気合いを乗せキビキビとしたフットワーク。馬なりのまま綺麗な加速ラップを踏んで登坂です。1週前にCWで猛時計を出しており、この坂路で綺麗に仕上がった印象。後は、御神本騎手が上手く馬群を捌けるかでしょう。リュウノユキナは、年齢を重ね流石に迫力は減衰しましたが、バランスの良い好フォームは変わらず。2週に渡り美浦南Wで好時計。8歳でも元気一杯です。
その他注目馬
ここでは、穴で面白いかもなと思う馬についてコメントします。
最低人気のジュランビルが力むことなく軽快な脚捌き。とても爽やかな走りです。枠もよくスッと先手が取れれば面白いかも知れません。マックスが大井ダートコースでのびやか。後肢の蹴りにキレがあります。スタードラマーは脚元の力感がやや物足りませんが体全身を使って大きく動けています。
16:30 JBC2歳優駿(JpnⅢ)~門別ダ1800m~
A評価
フォーエバーヤングは、見るからに良い馬。前後左右のバランス良く、動きに纏まりがあります。同レースに出走予定のモアリジットにラクラクと先着です。人気でも高く評価します。
B+評価
穴で面白そうなのが、インテンシーヴォ。前肢がやや開き気味の走法ですが活気十分。前向きさだけを見れば、メンバー中No.1,2を争います。時計もしっかりとしており、人気を考慮すると妙味十分。ここから行っても面白そうです。
その他注目馬
パッションクライ。あたりが暗く、僅かに朝の太陽の光が差し込む神秘的な光景の中での追い切り。走りの安定性には欠けますが、時計以上にスピード感ある走りです。
17:00 JBCクラシック(JpnⅠ)~大井ダ2000m~
A評価
クリノドラゴンは、肩と股関節を柔らかに使い可動域十分。四肢の回転もスムーズです。トモにもう少し厚みが欲しいところですが、状態はとても良く映ります。
B+評価
ノットゥルノは、JBCスプリントに出走予定のモズメイメイとの併せ馬。追い切り駆けする相手に、軽く促すだけで置き去りです。走りの軸も安定しており脚元もパワフルです。
その他注目馬
テーオーケインズが、この馬らしい堂々とした大きなフットワーク。前肢のしなりをしっかり効かせて走れています。