本記事は、2023年9月24日(日)に行われる神戸新聞杯(G2)、オールカマー(G2 )の1週前追い切り評価記事です。
映像のない他の出走予定馬との横の比較が弱いこと、ご了承ください。
神戸新聞杯(G2)
出走登録13頭に対し、6頭の1週前追い切り映像がありました。
サヴォーナ 【B-】
追う古馬3勝クラス(コレペティトール)を追走から、馬なりで併入に持ち込むも、最後は苦しくなったかアタマが高くなり失速。評価しづらい。
サトノグランツ 【C】
右前肢の着地ポイントが内過ぎてコーナーで躓きかける危ういシーンあり。川田騎手も無理に追わず、外の相手(ジュンブロッサム)にあっさり突き放されフィニッシュ。この追い切りはノーカンで良いかも知れない。フットワークにバネがあり、膝は高く上がっている。最終追い切りに期待したい。
シーズンリッチ 【B】
角田大河騎手が騎乗。追い出すまで我慢させ、直線で脚を爆発させる内容。前肢は高々とあがりこの馬らしい迫力あるフットワークであったが、まだ少し力みあり。この馬のポテンシャルを引き出すには折り合うことが大前提。日本ダービーで【A】とした馬。最終追い切りの動きに期待したい。
ショウナンバシット 【B+】
落ち着いて身体全身を使った連動性の高い走り。相手に対して大きく外を回し、手綱を抑えながら2馬身突き放す余力十分の内容。筋肉の隆起も目立つ。
ナイトインロンドン 【B】
クビを使って前肢を大きく前に投げ出すダイナミックな走り。後肢のバネ感も十分。ただラスト1Fの伸びが少しモノ足りず、外の2頭に追いつかれた点が残念なところ。動きの質は良いものの評価は据え置いた。
ハーツコンチェルト 【A】
栗東CWで3頭併せの中。内外の相手を馬体をビッシリならべて直線に入って来る。弾むようなフットワーク。直線で綺麗に手前を替え、ラスト1Fで軽く気合を付けると11.2秒の脚で力強く抜け出し先着。良い併せ馬が消化できており、最終追いは軽く流す程度で綺麗に仕上がりそう。高く評価しておきたい。
ペレザニーニャ 【B-】
栗東坂路で単走追い。綺麗な加速ラップは踏めているものの、時計は平凡。手前を替えようとして手前を替えられなかった点は割引き。この評価となる。
オールカマー(G2)
出走登録15頭に対し、7頭の1週前追い切り映像がありました。
アサマノイタズラ 【C】
2頭併せの外。内の相手が迫ると顔を大きく外に向け集中力欠く走り。相手は新馬だったが少しひよっていたか。追ってからも顔がまっすぐ向かず気持ちの入らない走り。評価できない。
アラタ 【B-】
美浦南Wで2頭併せの内。気分良さそうに走れているものの股下の発汗が目立ち、ラクに走る外の相手にアタマ差抜け出されてしまった点は気になるところ。評価は割り引いた。
ウインマリリン 【B+】
集中し弾力性十分のフットワーク。直線で右手前に戻すと更に前肢を前に大きく投げ出しのびやかに。外の2頭も動けており併入となったが1週前としては十分の内容。良い時のウインマリリンの動き。プラスに評価したい。
ガイアフォース 【A】
栗東坂路での併せ馬。相手の真後ろにつけ、ラスト1F手前で外に持ち出し抜け出しを図る実戦を想定した内容。相手もかなり動けており見栄えは少々悪くなったが、手前替え流麗にパワフルなフットワーク。綺麗な後傾ラップも踏めている。評価したい。
ジェラルディーナ 【B】
脚元俊敏で四肢の回転スムーズも、後肢の蹴り上げが少しモノ足りない。この馬としては落ち着いていた方だったが、肩口から発汗が見られ、少し力んでいたか。とは言え十分な好フォーム。最終追い切りに期待したい。
ノースブリッジ 【B】
岩田康騎手が騎乗。アタマが高く、バラつきが目立つフォーム。いつもこんな感じとは言え、少し度がキツいか。ただそのマイナス面を凌駕するかのような豪快なフットワーク。前肢で力強く地面を叩き、四肢の可動域十分に走れている。プラスにするか迷ったが据え置いた。
マテンロウレオ 【B】
栗東CWで単走追い。クビを上手に使い背中で波打つような走り。綺麗に繋ぎを返しラクに脚色を強めることができている。ただ最後に手前を戻したあたり、まだ上昇途上か。最終追い切りに注目したい。