2023年7月15日(土)に函館競馬場で行われる『函館2歳S(G3)芝1200m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
アガシ 55.0 【B-】
函館芝併せ。G前強め⑧
3頭併せの外。両側にチークピーシーズを着用しての追い切り。新馬戦では付けておらず周りを気にするところがあるのだろうか。バランス良く走れているものの、追ってからの迫力は一息。評価は割引いた。
併せた内の相手は、同レースに出走予定のルージュレベッカです。
カレンナオトメ 55.0 【C】
函館W併せ。一杯⑤
黛騎手が騎乗。2頭併せの内。なかなか顔がまっすぐ向かずフワフワした走り。併せた相手にはクビ差先着も評価できない。
併せた相手は、3歳未勝利のアスキーアートです。
クールベイビー 55.0 【B+】
函館W併せ。馬なり⑤
体を倒しての上手いコーナーリング。脚元俊敏にゴールまで脚を伸ばし続けて、併せた古馬1勝クラスのクールムーアに1馬身半先着。高く評価したい。
追い切りは助手騎乗でしたが、本番で騎乗今をトキメク佐々木大輔騎手です。初重賞制覇に期待が持てる動きです。
コルルディ 55.0 【B】
函館W併せ。馬なり⑥
鮫島克騎手が騎乗。前膝の関節がしなやかで、着地柔らか。直線で一度相手に前に出られるも、そこから脚色を上げ喰らい付く勝負根性を見せた。決してマイナス評価にはしたくない。
併せた相手は3歳未勝利馬のモズマーカッシンです。
スカイキャンバス 55.0 【B】
函館芝併せ。G前強め⑦
横山武騎手が騎乗。3頭併せの中。前を走る2頭の間を突く実戦を想定した内容。怯むことなく狭いところに突っ込み悠然と3馬身先着。四肢の可動域は及第点も馬体パワフル。評価せざるを得ない。
【B】の中では上位です。
ゼルトザーム 55.0 【B-】
函館W併せ。馬なり⑧
3頭併せの外。手前を替えた際、少しフワッとする所があるものの、フォームは安定。内は3馬身突き放すも、中には1馬身遅れ。強くは追っていなかったとは言え、評価しづらい。
併せた中の相手は、新馬のタガノデュードです。中3週と十分な間隔があるものの中間目立った時計はないのは気になるところです。
タヤスロンドン 55.0 【C】
函館W併せ。馬なり⑤
丹内騎手が騎乗。2頭併せの内。前肢の回転は豊かも脚元非力で、チョコマカとした走りという印象がどうしても強くなる。併せた相手には2馬身追走から併入した。
併せた相手は、3歳未勝利のエアアレクサンドラです。
チークタイム 55.0 【B】
函館W併せ。馬なり⑧
和田竜騎手が騎乗。時計は出ていないものの、地面へのタッチが柔らかく四肢の広がりが綺麗な馬。余力十分に相手に3馬身先着。評価は据え置いた。
併せた相手は、新馬のマテンロウノカゼです。人気はなさそうですが、無視は危険な一頭です。
ナスティウェザー 55.0 【C】
函館W単走。馬なり③
口を開け覇気薄い走り。評価できない。
ナナオ 55.0 【B】
函館W単走。馬なり③
西村淳騎手が騎乗。中1週での臨戦となるため、時計は出さず手控えた内容も、キビキビと集中して走れている。
バスターコール 55.0 【B+】
函館W単走。馬なり③
手前を柔らかく替え、クビと脚とを綺麗に連動させるバランスの良いフットワーク。脚元の力感も十分。1週前同様、幾分クビに硬さは残すも、リラックスして走れている。
1週前から力みが取れてグッと状態上向きです。最終追い切りには五十嵐雄騎手が騎乗していましたが、レース本番はルメール騎手です。
ベルパッション 55.0 【B-】
函館W併せ。馬なり④
松田大騎手が騎乗。2頭併せの内。手前をコロコロ替える癖のある馬で、最終追い切りではスピードのロスはなかったものの、1週前はギクシャクしてしまい走りのリズムを崩していた。ピンかパーかの要素が強く、高い評価は与えづらい。
1週前は、手前替えでギクシャクしてしまい推進力が削がれていました。
ルージュレベッカ 55.0 【A】
函館芝併せ。G前軽く促す⑥
横山和騎手が騎乗。3頭併せの内。前の2頭を5馬身追走から、コーナーでスッと取り付くと、手前を綺麗に替えて併せた外の2頭にラクラクと先着。バランスの良いエレガントなフットワークを高く評価したい。
併せた外の相手は同レースに出走予定のアガシです。
レガテアドール 55.0 【B-】
函館W単走。G前追う⑤
斎藤新騎手が騎乗。序盤の動きは悪くなかったものの、追ってからが案外。クビと前肢の連動性が悪く、前への推進力が一息。評価は割引いた。
7/11(火)の映像が遅れて公開。火曜追いは安田翔吾厩舎だからでしょう。えらく引いたところからの映像でした。
ロータスワンド 55.0 【B】
函館芝併せ。馬なり⑦
藤岡佑騎手が騎乗。2頭併せの外。1週前に見せた左手前に替わった直後のフワッとした点は改善されている点は好感。ラクラクと終いまでしっかりとした脚色で、函館記念に出走予定のスカーフェイスの追撃を1馬身凌いだ点も評価できる。
【B】の中では最上位です。1週前は少しフワッとしたものの、体を大きく使ったのびかやな走りができています。