2023年3月12日(日)に阪神競馬場で行われる『フィリーズレビュー(G2)芝1400m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- サラサハウプリティ
- ジョリダム
- トウシンカーリン
イコノスタシス 54.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑥
抑え気味に走らせていたが、直線で手綱を緩めてからの弾け具合が一息。遠慮して走っていた内の相手にハナ差遅れ。前肢開き気味のフォームで、タッチが軽く力感薄い走り。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた内の相手は、古馬2勝クラスのココリホウオウです。
イティネラートル 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
アタマが高い点は割引きも、ピッチ走法でキビキビとしたフットワーク。道中走りのリズムを崩し見栄えは悪くなったが、体幹はしっかりしており脚元パワフル。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B-】
同舞台の1勝クラス(りんどう賞)を勝利しており、阪神JFにも出走していた馬です。侮るのは危険かも知れません。
エコロアイ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
中1週での臨戦で軽めの内容。ずっと13秒台のラップを刻み淡々と登坂した。皮膚を薄くみせ肌艶はよいものの、走りはメリハリ薄く、現状維持に努める内容。評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
ジューンオレンジ 54.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。弾力性十分のフットワーク。ラスト2Fでカチッと左手前に替わると力強く加速。ラスト1Fで僅かに右に斜行してしまったが、これは許容範囲。体をスカッと見せ、爽快に走れている。高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
阪神芝1400mの持ち時計1:21.4秒が優秀であるにも関わらず、近2走で1200mを使われており人気の盲点になりそうです。面白いと思います。
シングザットソング 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
じりじり左に斜行しており、馬自ら顔を右に向け補正しながらの走り。これは割引き。ただしっかりとした加速ラップは踏めている。かなりオマケは入るが据え置いた。
【1週前追い切り B】
2週続けて坂路で好時計。無視しづらい時計です。これを評価しての据え置き評価です。
トラベログ 54.0 【B-】
美浦坂路併せ。G前軽仕掛け。
輸送を考慮して軽めの内容。外を走る相手を追走し半馬身遅れという内容。キビキビとは動けているものの、線が細く映ることもあり、脚元の非力さ否めない走り。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
1週前のコースでの時計は優秀ですが、少しやり過ぎたでしょうか。馬体がガレて映るのは気になるところです。当日の馬体重に要注意の一頭です。
ニシノトキメキ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
今村聖奈騎手が騎乗。手前替えの扶助がイヤだったのだろう。大きくアタマを上げクビを振る仕草。聖奈騎手が珍しく馬を怒らせていた。その後の走りは荒々しくムダな動作の多い走り。まだまだ精神的に幼い馬。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
この馬も中1週での臨戦です。この走りにしていはラスト2F時計は優秀ですが、全体時計が遅く、この2F時計を特別視したくありません。
プウスカンドゥール 54.0 【A】
栗東坂路単走。G前軽追い。
ラチ沿いを登坂。およそ10完歩ずつコロコロ手前を替えながらの走りではあったが、スピードのロスはほぼなく、器用とも取れる走り。評価したいのはラスト150mを左手前で力強く伸びた点。前の馬が蹴り上げるチップを浴びながらも、活気十分にしっかりと脚を伸ばせている。高く評価してみたい。
【1週前追い切り 映像なし】
角田大河騎手が騎乗というのも何とも魅力です。
ブトンドール 54.0 【C】
栗東CW単走。馬なり⑧
直線は終始逆手前で、完歩が狭くまったく追い切り栄えしない。1週前も手前替えの練習をするだけの内容。追い切りからはまったく評価できない。
【1週前追い切り C】
重賞で2回好走し、阪神JFの最先着馬ということもあり自然と人気していしまいそうです。個人的にはチャンスとしか思えません。
ポリーフォリア 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑥
横山武騎手が騎乗(レースは藤岡祐騎手)。3頭併せの内。クビの振り幅が一定とならずフォームの安定性には欠けるものの、鞍上のステッキを抜く仕草にしっかり反応して、グンと加速。一度加速してからはしっかりとした伸びで、脚元のパワフルさが目に付く内容。好調だろう。
【1週前追い切り 映像なし】
初の関西遠征。阪神1400mの舞台が合うかどうかは未知数も、【B】の中では上位です。
マルモリディライト 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
中1週のためラスト1Fだけ脚を伸ばす軽めの内容。軽めの内容であったこともあり脚元は非力に映るのは仕方ないとして、この内容で、やや斜に構えたフォームとなっている点は割引き。動きに際立つものなく評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
ムーンプローブ 54.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
前後の脚をまっすぐ前に出す好フォーム。途中体の向きが悪くなり、少し右にヨレたが鞍上が右からステッキを入れ、上手に補正。適度に気合いが乗り、弾力性あるフットワークで力強く走れている。僅かに斜行し、右手前一本の走りとなっていた分だけを割引いた。十分プラスの内容。
【1週前追い切り B+】
1週前追い切りで唯一プラス評価とした馬で、1週前の見立てどおり状態は良さそうです。手前を替えてまっすぐ走っていれば、この馬が【A】です。
ランフリーバンクス 54.0 【C】
栗東CW併せ。G前一杯⑨
4F追い。2頭併せの外。先行した状態からコーナー早々に馬体をびっしり並べられ直線に入ってくる。直線で手前を替えてからの動きが重く、併せた相手に力なく2馬身近く遅れたか。最後は走るのを止めていた。まったく評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、3歳未勝利のフォレスタドーロです。この馬に馬券内に来られたら、筆者はお手上げです。
リバーラ 54.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり④
石橋脩騎手が騎乗。2頭併せの内。1馬身追走から直線で並び掛けるも、少し相手に前に出られてしまう。ただ、そこから勝負根性を見せ、喰らい付いて最後は併入。相手が相手だけに上々の内容。ピッチ気味に走る馬で、コーナーリング性能は高く、阪神芝1400mの舞台に合いそうな走りである点も好感が持てる。
【1週前追い切り 映像なし】
外の相手は高松宮記念の2週前追い切りとなるトウシンマカオです。【B】の中では最上位です。
ルーフ 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
抑え気味に走らせる軽めの内容。1週前に早い時計を出しており既に仕上がっているのだろう。脚元はパワフルで体幹しっかりの安定した走り。集中してまっすぐ走ることができている。
【1週前追い切り 映像なし】
1200mを主戦場としてきた馬。1400mに対応するため、1週前に早い時計をだし、最終追いをソフト仕上げにする点に工夫が見られます。
(ご参考)1週前追い切りレポート
フィリーズレビューの出走馬で1週前追い切り映像が公開されていたのは4頭だけです(ハートループ抽選落ち)。あまり参考になりませんがリンクを掲載しておきます。
今週開催のその他重賞レース
中山牝馬ステークス(G3)
金鯱賞(G2)
来週の4重賞も先取りしておこう
ファルコンS、フラワーC、阪神大賞典、スプリングステークスの4重賞の1週前追い切り評価記事です。追い切り映像が公開されていた19頭についてコメントしています。