2023年3月11日(土)に中山競馬場で行われる『中山牝馬S(G3)芝1800m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
アートハウス 57.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり⑥
昨年までやや華奢に映っていた馬が、年を越しパワーアップ。フットワークにずっしり重厚感が増した。左手前になった直後、やや走りづそうにしていたものの、全体でみるとバランスの取れた走り。ただ終始舌を出し遊びながら走っていた点は割引き。それでいて、ラクラクとこの時計を出せるのは能力なのだろう。
【1週前追い切り 映像なし】
この馬についてはハンデの57㎏をどうみるかだけでしょう。
イリマ 50.0 【D】
栗東P単走。馬なり⑧
長岡騎手が騎乗。ポリトラック馬場で軽く流しただけ評価不能。
【1週前追い切り 映像なし】
ウインピクシス 53.0 【A】
美浦南W単走。馬なり③
後肢の振りが綺麗で美しいフットワーク。クビの角度もよく、四肢との連動性も見事。四肢の運びも俊敏でキレ味鋭い走りができている。適度に気持ちが乗り集中した走り。ほぼ文句なし。高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
オッズ妙味をもっとも感じるのはこの馬です。
エイシンチラー 53.0 【B-】
美浦南W単走。馬なり②
三浦騎手が騎乗。全体時計は出ているものの通ったコースは内目で過剰な評価は禁物。加速ラップは踏めているものの、タッチの力感薄く、最後の方はやや上ずりながら。もう少し確り地面を踏んで走って欲しいところ。評価は割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
クリノプレミアム 55.5 【B-】
美浦南W単走。馬なり⑥
四肢を綺麗に回転させて走る馬だが、今回は四肢の回転のスムーズさを欠いており、首スジからも発汗が見られる内容。良く見せてくれることの多い馬だが、今回はよく映らない。
【1週前追い切り 映像なし】
クロスマジェスティ 51.0 【C】
美浦南W単走。馬なり⑧
2頭併せの内。手前をなかなか替えない走り。ようやく左手前に替わるも、何かぎこちない走り。左手前が苦手に映る。併せた相手には半馬身先着も、この内容では評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、3歳未勝利馬のラインアンジェラです。
コトブキテティス 52.0 【B】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑦
戸崎騎手が騎乗。2頭併せの内。ピッチ気味に走る馬で完歩はそれほど大きくないものの綺麗なフォーム。外の相手が迫るも抜かせることなく、寧ろ1馬身突き放した内容は評価できるも、脚元の力感がもう少し欲しいところ。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬2勝クラスのアイルビーザワンです。
サトノセシル 55.0 【B-】
美浦南W単走。馬なり②
手前替えでリズムを崩し、その後は伸びず外の2頭に対して、2馬身遅れ。コーナーの勝負どころでの動きが悪い点は大きく割引き。1週前が良かっただけに評価を据え置くか迷ったが、割引いた。
【1週前追い切り B+】
シャーレイポピー 53.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
併せた相手は、3歳未勝利馬(サンライズパスカル)であったが、これに半馬身遅れ。ただゴール前での仕掛けに対してしっかり反応できており、フォームも安定している。
【1週前追い切り 映像なし】
ゲートの駐立に課題のある馬ですが、上手くスタートが切れるようなら面白い一頭だと思います。
ストーリア 52.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。活気あるフットワーク。植え込み側から流れてきた相手が蹴り上げるチップを浴びながらも、最後まで集中して活気十分に登坂。評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
初の中山の舞台がどうかですが力はありそうです。【B】の中では最上位です。
スライリー 53.0 【B】
美浦南W単走。G前軽仕掛け⑨
直線向いてから軽い仕掛けを断続的に行い、終始促しながら。軽い仕掛けで馬の気持ちを維持させる走りで好感の持てる内容。馬もそれに応え、低い姿勢で俊敏に動けている。
【1週前追い切り 映像なし】
スルーセブンシーズ 54.0 【A】
美浦南W単走。馬なり⑥
やや口を割っていたものの掛かってはおらず、鞍上のコトンロール下。適度な気合い乗りと捉える方が正しいかも知れない。四肢の可動域十分に、前肢を上から叩きつける迫力満点のフットワーク。とても魅力あふれる一頭高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
昨年のクラシック戦線の時から良い動きをしていた馬です。今後より大きな舞台で活躍しても良い馬に思えます。
ラルナブリラーレ 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
鞍上の指示に従い、しっかり加速。弾力性ある走りで状態はよく映る。
【1週前追い切り 映像なし】
揉まれ弱い一面がある馬ですが【B】の中では上位です。
リノキアナ 50.0 【C】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
脚元の力感薄い走り。終い失速している点含め評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
(ご参考)1週前追い切りレポート
中山牝馬ステークスの出走馬でコメントしているのは、サトノセシルだけです。あまり参考になりませんがリンクを掲載しておきます。