2023年3月4日(土)に阪神競馬場で行われる『チューリップ賞(G3)芝1600m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は17頭。最終追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- エクローサ
- サーマルソアリング
- ワレハウミノコ
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アリスヴェリテ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
右手前一本の走り。手前を替えようとしても替えることができず、右にヨレながらの走りとなってしまった点は割引。追って追って加速ラップは維持したが、最後は舌を出しながら。評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
アンリーロード 54.0 【B+】
栗東坂路併せ。G前軽く促す。
相手の真後ろに付け、途中で横に出し追い抜くという実践を想定した内容。相手は、同じ未勝利馬だったが、追い抜くときの加速性能でこれを圧倒。しっかり3/4馬身先着した。上体はやや高いものの、しっかり地面を叩いて走れている。プラスに評価してみたい。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、3歳未勝利馬のステラヴェスパーです。
カフジキアッキエレ 54.0 【C】
栗東坂路併せ。馬なり。
ピッチ走法の馬。終始忙しく余裕のない走り。疲れているにも関わらず、手前を替えることなく右手前一本で右にヨレながらの走り。アリスヴェリテを見ているようだ。ただ本馬の方が疲労度が強く力なく2馬身遅れ。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
キタウイング 54.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑤
良質で柔らかなフットワーク。四肢の回転もとてもスムーズ。ただ直線で左手前に替わってから少しフワフワする走りとなっていた点は割引き。それでも終始相手を前に出させることなく、ハナ差先着。余力十分に気分よく走れている。
【1週前追い切り B-】
重賞2勝馬。トライアルのここは本気仕上げではなさそうです。それでもフットワークの質は上位。この仕上げでどこまで通用するか注目したいと思います。
コナコースト 54.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。最終追いは軽く流しただけであったが、前後左右のバランスがとれた安定したフォーム。余裕感じる落ち着いた走りに好感が持てる。ラスト1Fの失速は汗取りの付け方が悪く風の抵抗を多分に受けていた影響があるかも知れない。高く評価してみたい。
【1週前追い切り 映像なし】
この先も見据えた仕上げに好感が持てます。
ダルエスサラーム 54.0 【B-】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
前で併せ馬をしている馬を大きく右に避け、軽く仕掛けると、一瞬脚色を強めるも10完歩程度だけ。相手に追いつかないと分かると脚色を緩め止めてしまった点は割引き。また、この馬は右手前を好むのかも知れない。坂の途中で右手前に戻していた点も割引いた。
【1週前追い切り B】
見栄えはしませんでしたが、終いの時計はしっかりしています。脚力はありそうです。
ドゥーラ 54.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
意図したタイミングからは数テンポ遅れた手前替えではあったものの、左手前に決めてからは、弾力性十分にグイグイ前に加速する走り。集中力も高く、最後まで脚元パワフル。とても気分良さそうに走れている。好調だろう。人気でも高く評価したい。
【1週前追い切り A】
流石に人気してしまいそうですが、仕上げは万全に思えます。今度はスタート決めて頑張って欲しいです。
バースクライ 54.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑧
4F追い。溢れんばかりの前進気勢。序盤は上手くなだめていたが、直線では上手く抑えきれず、手綱を強く引き、意図的に我慢させていた。そのためアタマを回しながらの走りになったが、手綱を開放してからは「矢のような」鋭い伸び。尾もキレイに流れている。
【1週前追い切り 映像なし】
前進気勢が強すぎる点は少し心配ですが、上手く折り合えば弾けるのはこの馬でしょう。【B】の中では上位です。
ペリファーニア 54.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑨
輸送もあり終い重点の内容。序盤、抑えたこともあり口を割りながら。それでも何とか折り合えていたか。鞍上のステッキを抜く仕草に反応し、しっかりハミを取ることのできるアタマの良さも見せた。ハミを取ってからのギアチェンジも素晴らしい。気になるのは、ゴール後すぐ右手前に戻していた点。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B+】
鞍上に扶助されての手前替え。右手前を好む馬なのかも知れません。ただ素質は高そうで【B】の中では最上位です。エフフォーリアの妹ということで人気するのが残念なところです。
マラキナイア 54.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
コーナーを逆手前で曲がり、左前肢をまっすぐ前に出せない走りはいつものこと。成長度合い一息。ただいつものように前肢を高々と上げ、弾むようなフットワークで溌剌とした走りも、良いときと比べると若干動きが硬く、着地の力感が薄い。評価は割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬OPのディクテオンです。2週続けて古馬OP馬に先着できている点は評価できますが、映像の動きからはこの評価です。
モズメイメイ 54.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
早い全体時計でしっかりとした加速ラップを踏んで登坂。この時計とラチ沿いの古馬2勝クラスを3馬身千切った脚は評価できるが、前肢が外を向いておりフォームの質は高くなく、残り1Fで右手前に戻してしまった点も割引き。もう少し終いの脚にキレ味が欲しい。評価は割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬2勝クラスのインプロバイザーです。
ルカン 54.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑥
冬毛を刈り体はスカッとみせているものの、手前をコロコロ替える走り。全部で5回以上は替えたか。途中で数えるのがイヤになるほど。クビの振り方が悪く推進力を上に逃がす走りも割引き。一方で、フットワークは素軽く、四肢の回転がとても滑らか。完成度がまだ低く、ここでの評価は割り引きも、将来的には面白そう。
【1週前追い切り 映像なし】
何か愛らしい走りです。個人的にこういう馬は気になります。
ルミノメテオール 54.0 【B】
美浦坂路併せ。馬なり。
やや華奢に映る馬体。ただこれは併せた相手の体が大きかったか。この大きな相手に勝負根性をみせ、1馬身追走からゴール前できっちり併入。俊敏に動けており決して悪くはないものの、舌を出し真面目さを欠いた分を割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬3勝クラスのタイニーロマンスです。
レミージュ 54.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
このメンバーの中ではもっとも大きなフットワークで走る馬。ただキレるタイプの馬ではないため終いの脚は平凡。この馬の良さを活かすなら、のびのびと前で走らせるのがBESTだろう。フォームは安定しており、1週前の動きも上々。決して悪くは映らない。
【1週前追い切り B+】
楽に気分よく逃げることができれば面白い一頭になりそうで、前で残すならこの馬かも知れません。