2022年5月14日(土)に東京競馬場で行われる『京王杯SC(G2)芝1400m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は12頭。追い切り動画で確認できた11頭の追い切り評価となります。
- ビオグラフィー
ギルデッドミラー 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。アタマが高く顔の向きが一定しない。1週前同様、手前を替えることなく右手前1本の走り。1週前はしっかり追って右に刺さりながら失速していたが、最終追いでは馬なりで真っ直ぐ走り加速ラップを維持。上昇途上という見立て。
クリスティ 54.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
序盤、煩い仕草をみせアタマを上げながら登坂。相変わらず気難しい一面あり。荒々しい走りでフォームは雑であったが、かなり前を走る2頭を捕らえた脚力は魅力。馬場に脚を取られながらも、最後まで集中してパワフルに登坂した。評価は迷ったが1週前時計がかなり優秀。もう一度のこの馬の能力を信じてプラスに評価してみたい。
掛かりやすい馬であるため、距離短縮はプラスだと思います。今回のメンバー構成はテンに早い馬も多く、しっかり折り合って走れる公算も立ちます。しっかり折り合うことさえできれば、このメンバー相手でも突き抜けるだけの能力があると思っています。何より今回は人気落ち必至。もっとも馬券妙味を感じる1頭です。
シャインガーネット 55.0 【B-】
美浦南W単走。馬なり④
終始折り合いを欠く内容。鞍上はずっと手綱を引いており、ずっとアタマを上げたまま。追い切り内容としては全く評価できないが、毛艶良く、脚元のパワフルさは十分。一つ評価を上げた。
【1週前追い切り B-】
5/7(土)、5/8(日)に美浦坂路で軽い乗り込みがあります。
スカイグルーヴ 54.0 【C】
美浦南W併せ。馬なり③
3頭併せの中。直線で半馬身前を走る相手を追い抜こうと手前替えを試みるも、上手く替えれずアタマが高くなってしまう。そうこうしている間に相手に差を広げられるも、終い差を詰め併入という内容。東京実績があり杞憂に終わるかもだが、右手前が苦手に思える内容。本調子ではないのではないだろうか。
1週前はヴィクトリアマイルに出走予定のファインルージュとの併せ馬でしたが、やはり直線での右手前の走りがぎこちなかったです。
タイムトゥヘヴン 56.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑥
大野騎手が騎乗。集中した走りで手前替えスムーズ。四肢の可動域はそれほど広くなく、どちらかと言えばピッチ気味に走る馬。良いところは、クビの使い方が伸びやかなところ。軽快なフットワークでありながら、重心を低く保ち、しっかり地面を捉えて走れている。ただ道中が少しチグハグなラップ。評価は据え置いた。
先行激化により前が総崩れになるなら、前走同様、面白い1頭だと思うのですが、前走の勝利により今回は少し人気してしまいそうなところが残念なところです。
ミッキーブリランテ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
フットワークの安定性が売りの馬。今回は少し走りが忙しく、良い時にみせてくれるフットワークの安定性と余裕を感じない。ラスト1Fからの仕掛けに対しても手前を替えることなく伸び一息。前を走る馬が邪魔になり、右に避けながらの内容も割引き。評価しづらい。
メイケイエール 54.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑤
池添騎手が騎乗。近走の追い切りでは、馬具効果もありだいぶと落ち着いて走れるようになったと思っていたが、今回はまったく折り合いがついていない。思わず「いつものメイケイエールだ」と笑ってしまったほどだ。ただ直線向いてからの2Fは23.5秒(12.3-11.2)と素晴らしい走り。能力は疑う余地がない。ただ今回はリスクの方が高いと感じる内容。評価は据え置いた。
断然人気が想定される今回は、怖くて軸にはできないというのが個人的な見解です。パドックが見れる方は、パドックを見てから判断しても良いかも知れません。
ラウダシオン 57.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑤
M.デムーロ騎手が騎乗。時計は出しておらず終始リラックスして駆けさせただけの軽めの内容。1週前にもデムーロ騎手が騎乗し終いしっかり追われており、これで良いのだろう。ただ内容としてはあまりにも軽く、こじんまりとした走りで見栄えしない内容。評価は割引いた。
M.デムーロ騎手が最終追い切りで軽く流す時は、馬は好調な時が多いです。またこの仕上げで過去に好走実績もあることから、この評価はあまり気にしなくても良いかも知れません。この馬はレースで、いかにリラックスして(自分のペースで)走れるかがポイント。今回は先行馬多く、苦しい闘いになるのではないでしょうか。
リフレイム 54.0 【B+】
美浦南W単走。馬なり⑦
助手騎乗であったが、4F追いで、あまり制御することなく、馬の気分に任せて気分よく走らせてたこともあり、折り合って走れている。4Fを各区間ごとに2.7秒→1.3秒→1.1秒とグングン加速し、ラスト1Fは11.2秒の抜群のキレ味。まともに走れば能力が高いことが十分伝わる内容。手前を綺麗に替え、前肢を大きく前に投げ出すパワフルな走り。スピードに乗ってからはクビも上手に使えている。プラスに評価したい。
ヴィクトリアマイルにエントリーも除外対象馬で恐らくこちらに出走してくるでしょう。メイケイエールとの稀代の個性派対決が今から楽しみです。
リレーションシップ 56.0 【A】
栗東CW併せ。馬なり⑤
西村淳騎手が騎乗。2頭併せの外。2馬身前を走る相手の後ろに付き、ゆったりとコーナーを回ってくる。直線向いても差はまだ1馬身半。直線半ばから、馬自ら脚色を上げ加速。最後は馬なりのまま、追う相手と併入した。筋肉質の馬体でいかにもスプリンターという馬体。クビを上手に使って内転筋の強さ感じる伸縮性の高い動き。1週前はCWモロ半追いで終い1F 10.8秒のキレ味。好調だろう。高く評価したい。
併せた相手は古馬3勝クラスのメガゴールドです。
ワールドバローズ 56.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
ラチ沿いを1頭分空けて登坂。内で追う相手に馬なりでクビ差先着。前後の脚を真っ直ぐ前に出す好フォームで、ゴールに向かって綺麗に脚色を伸ばすことができている。状態は悪くなさそう。評価は据え置いた。
併せた相手は3歳1勝クラスのエクサープトです。