2022年3月21日(祝)に中山競馬場で行われる『フラワーC(G3)芝1800m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は12頭。追い切り動画で確認できた11頭の追い切り評価となります。
- キタサンシュガー
アブサラー 54.0 【B】
美浦坂路併せ。G前仕掛け。
ラチ沿いを走る相手を追走し坂路に入ってくる。手前替えすることなく左手前一本の走り。直線で顔が真っ直ぐ向かなかった点は割り引きも、軽く仕掛けて強めに追う相手にハナ差先着。活気十分に伸びやかな走りはできている。評価は据え置いた。
アポロルタ 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑧
2頭併せの内。上体高めも安定したフットワークで、併せた相手にクビ差先着。ただクビの動きは硬く、伸びやかさ欠く動き。脚元の力感も薄い。とは言え、今回のメンバーだとフォームの安定性は上位。オマケの据え置き評価とする。
コルベイユ 54.0 【C】
美浦南W単走。馬なり④
勝浦騎手が騎乗。鞍上が手前替えを促すも手前を替えることなく走り切ってしまう。弾むようなフットワークはしているものの、流しただけの軽い内容であり、顔も真っ直ぐ向いていない。評価できない。
シンティレーション 54.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑤
横山武騎手に騎乗。2頭併せの内。外は古馬3勝クラスのホウオウエミーズ。これを1馬身追走から直線仕掛けてアタマ差遅れ。相手の方が手応えは良かったがクラスを考えると仕方ないかも知れない。カチッとしたフォームでキビキビとは動けているものの、クビに硬さが見られ伸びやかさは一息。時計を評価し、オマケの据え置き評価とした。
スタニングローズ 54.0 【B+】
栗東坂路併せ。G前軽く促す。
ショートカットして坂路に入ってくる相手に対して、ラチ沿いを深く回し坂路に入ってくる。残り100mから軽く促すとグッと伸びて1馬身半先着。1週前も好時計を出しており動ける状態にはありそう。プラスに評価したい。
1週前追い切りも栗東坂路でショウナンアデイブとの併せ馬。真後ろにいた相手の追い出しタイミングを股の間から確認。相手が追い出してから仕掛けて1馬身先着。走りにバラバラ感があるものの踏んだラップは秀逸でした。
ダイム 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
アタマの位置が高く上体が高め。そのせいもあってかはフラフラと走りの軸が安定しない。体幹の弱さを感じる内容。評価しづらい。
ティズグロリアス 54.0 【B-】
美浦南芝併せ。馬なり。
クビ差し太く、胸前に厚みがありパワフルさは感じるのだが、アタマを上げ自分の走りに集中できていない。チークピーシーズを着用していることから少し怖がりな馬なのかも知れない。相手とラチの狭いところを走らせたが、アタマを上げ嫌がる仕草にも見えた。評価しづらい。
デインティハート 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑤
3頭併せの内。全体時計遅く軽めの内容。前を走る2頭を1馬身追走し直線で並び掛け、そのまま馬なりで流して併入という内容。軽めもあってか完歩の小さい走りで見栄えしない内容。評価しづらい。
ニシノラブウインク 54.0 【B】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑦
低い姿勢でキビキビとしたフットワーク。終い少し苦しくなったか脚色が鈍るも、鞍上のめい一杯鼓舞され、それに応えるカタチで最後までの気持ちをみせての走り。併せた相手には手応え劣勢であったが併入した。併せた相手が古馬2勝クラスの馬であったことを考え、時計も考慮するとこの評価となる。
パーソナルハイ 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ側を登坂。鞍上が手前替えを試みるも馬がそれを拒み右手前一本で登坂。前肢を外に向かって出すフォーム。クビも大きく動かし活気十分なのだが、余計なアクションが多いとも言える。とは言え、馬なりでそこそこの時計を計時。終い僅かに減速も許容範囲。評価は据え置くが、高い評価は与えづらい。
モカフラワー 54.0 【A】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑤
石川裕騎手が騎乗。2頭併せの内。前を1馬身追走し直線に入ってくる。先に仕掛けた相手が抜け出しを図るも、まったく動じることなく、馬自らギアを入れ、瞬時に追い抜いた脚色は見応えあり。全体的に力みの少ない好フォーム。資質を感じる走り。高く評価したい。
ラスト1F時計の11.2秒が光ります。ギアを入れてからの1F時計で全区間から1.1秒も加速しています。ギアチェンジ性能高さに素晴らしさを感じます。