2022年2月12日(土)に東京競馬場で行われる『クイーンC(G3)芝1600m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走登録は18頭。追い切り動画で確認できた16頭の追い切り評価となります。
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木曜日以降、追い切り動画アップされるようなら記事に追記いたします。
アオイモエ 54.0 【B】
美浦南W単走。G前仕掛け。
アタマ高めのフォーム。手前替えでスムーズさを欠いてはいたものの、これは鞍上との呼吸が合っていない。右手前に決めてからの走りは、前肢を大きく前に投げ出し、掻き込み鋭く迫力ある走りができている。ただ、小柄な馬のため線は少し細く映る。クビをもう少し上手に使えるとプラス評価なのだが…。
【B】評価の中では最上位の評価です。
アメリカンスター 54.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑥
吉田隼騎手が騎乗。大きなフットワークでリズミカルな走り。クビの角度もよく好フォーム。集中して走れている点も好感が持てる。ただ脚元のパワフルさが物足りない。評価は割引いた。
ウインエクレール 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり③
松岡騎手が騎乗。3頭併せの外。少し気難しい一面が垣間見られる内容。馬が行きたがっており鞍上は手綱を抑え気味。それでも直線では、追う内の相手に馬なりで余力十分に先着した。歩幅は狭めも脚元パワフルにしっかり地面を掴んで走れている。
ショウナンアメリア 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑤
菅原明騎手が騎乗。2頭併せの内。前を2馬身追走しながらコーナーを回ってくる。大きく伸びかやなフットワークで素軽い走り。追う外の相手に、馬なりでラクラクと半馬身先着した。ただ脚元の力感薄く評価しづらい。
併せたのはロックオンエイム(古馬1勝クラス)です。
ショショローザ 54.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。ピッチ気味に走る馬で完歩はそれほど大きくないものの、体幹しっかりの安定したフットワーク。クビで一定のリズムを刻み、活気十分に登坂。内転筋の強さ感じる走り。高く評価したい。
1週前は、岩田望騎手が騎乗しポリトラック馬場での追い切り。併せた相手は3歳1勝クラスの馬でしたが、G前仕掛けてこれを3馬身半突き放す好内容でした。
スターズオンアース 54.0 【A】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑤
横山武騎手が騎乗。2頭併せの内。とても美しいフォームで走る馬。フォームの完成度はメンバーの中では群を抜いている。クビの角度がよく繋ぎを綺麗に返すことでしっかり地面を蹴り推進力ある走り。脚元の力感も十分だ。何よりこの動きをリラックスした中でできる点が素晴らしい。才能だろう。併せた相手には、4馬身近く追走し、鞍上のフードが風の抵抗を受ける中、ラクラクと2馬身先着。人気になるかもだが高く評価したい。
併せた相手は障害OP馬のゲインスプレマシーです。馬なりで府中の坂を駆け上がってくる姿がイメージできます。
スタティスティクス 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
口をパクパクさせながら馬場の真ん中を登坂。ラスト1Fで僅かに失速した点は割引きも、手前替えスムーズに軽快なフットワークで真っ直ぐ走れている点は評価できる。評価は据え置いた。
ニシノメグレス 54.0 【C】
美浦南W併せ。G前強め⑦
クビを前に突き出すようにして走れているものの、脚元が非力で最後は失速。舌がハミを越していたせいもあるだろう。コーナーにおいて手前替えが早過ぎた点も割引。評価できない。
ハピネスアゲン 54.0 【C】
美浦南W単走。馬なり⑦
江田照騎手が騎乗。2頭併せの外。馬体を大きく見せてはいるが少し太目なのだろうか動きが緩慢。特に頭を回すように振り、推進力が前に向かない走りになっている点は大きく割り引き。評価できない。
プレサージュリフト 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり④
3頭併せの中。アタマが高く前肢の出も悪く伸びやかさを欠く走り。外の相手にはハナ差先着も、相手は手控えている感満載で何とも見栄えの悪い内容。馬からも活気というか覇気が感じられない。評価しづらい。
併せた外の相手は古馬1勝クラスのジャングルキングです。
ベルクレスタ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
松山騎手が騎乗。アタマを上に向って振るフォームは大きく割引。推進力を大きく上に逃している。一方で脚元は力強く、チップを高々と蹴り上げ走れている。この馬はデビュー前(新馬戦)の追い切りの時がもっとも良く、徐々に走りに変な癖がついているように思える。評価は割引いた。
同じようにアタマが高くフォームで脚元パワフルだったのがアオイモエですが、これなら全然アオイモエの方が買いたくなります。
モカフラワー 54.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑨
石川裕騎手が騎乗。コーナーを深々と回ってくる。馬体をふっくら見せ、柔らかく弾力性十分の走り。集中して走ることもできている。後肢を地面に深く突き、真後ろに強く蹴ることで推進力ある走りができている。ただ、この馬は右手前での走りが苦手に見え、府中の舞台でこれは割引き。評価は据え置いた。
1週前は、しっかり追ってはいたものの優秀な時計で古馬3勝クラスのサペラヴィに先着です。「追い切り人気」しそうな1頭です。
モズゴールドバレル 54.0 【B+】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑦
M.デムーロ騎手が騎乗。2頭併せの内。半馬身追走から、右手前で直線半ばまで引っ張り、相手と並んでから手前を替えて1馬身半先着という内容。股関節が柔らかで、後肢の可動域は十分。後肢の動きに対して肩の出は少し物足りないものの、クビの角度が良く適度な前傾姿勢を保ち推進力ある走りができている。プラスに評価してみたい。
併せた相手は古馬2勝クラスのギブミーラブです。
ラリュエル 54.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
坂井瑠騎手が騎乗。前肢を高く上げ弾むようなフットワーク。関節が柔らかいのだろう。ただ脚元は非力で地面の上をフワフワとした走り。伸び代は感じるが、現時点で高い評価は与えづらい。
新馬戦でストロングウィルに勝っており穴人気しそうな1頭ですが、このレースは展開と枠に恵まれていました。過剰に評価したくない1頭です。
レディバランタイン 54.0 【C】
美浦南W単走。馬なり④
コーナー手前でアタマを振り、直線で手前を替えた直後もアタマを振る仕草。しばらく顔が真っ直ぐ向かなかった点は割引。全体的に集中力を欠く内容で走りが幼い。また前肢に対して後肢が長く、馬体もまだアンバラス。最後の方だけアタマを低く保ち大きなストライドで走るていたが…。評価できない。
ロムネヤ 54.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり③
2頭併せの外。2馬身先行から直線向いて相手と並ぶ。互いに馬なりで競り合うもジワジワと相手に対して遅れだす。四肢の可動域の広さが特徴の馬だが、今回もクビを前に突き出し、四肢の可動域十分に走れている。ただ脚元がまだ非力なのだろう。ゴール前で肩ステッキが入り、何とか内と併入という内容。過去との比較だと、アルテミスSの最終追い切りの方が断然よく見えたものの、動きの質はやはり上質。今回もプラスに評価してみたい。
併せた相手は3歳1勝クラスのラコンタールです。この馬もとても雰囲気良く走れていました。注目したい1頭です。
今週開催のその他重賞レース
共同通信杯(G3)
京都記念(G2)
最終追い切り
出走馬13頭、全馬の追い切り評価です。
1週前追い切り
出走登録13頭中、追い切り動画で確認できた8頭の追い切り評価です。