2022年1月30日(日)に東京競馬場で行われる『根岸S(G3)ダ1400m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- ジャスパープリンス
- モジアナフレイバー
エアアルマス 57.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
少し線は細く映るも、常に重心を身体の真ん中に置き、前後の脚を綺麗に真っ直ぐ前に出して走れている。鞍上は持ったままで完全馬なりだが、集中して走れている点も高く評価したいところ。時計は遅いが、とてもリラックスして綺麗に走れている。高く評価したい。
映像はありませんでしたが、1/23(日)にCWで7F追いを敢行。ラスト1Fは11.4秒で、馬なりで計時している点も評価できます。そしてルメール騎乗です。人気は無さそうで狙いたい1頭です。
オーロラテソーロ 56.0 【B-】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑦
2頭併せの内。前を大きく追走しスピード感たっぷりにコーナーに入って来る。ただ左回りのコーナーリングは下手。不器用に回り、直線でなかなか手前を決められなかった点は大きく割引。無理に手前を替えようとしたため、窮屈になっていた。適度な活気は見せているものの評価しづらい。
オメガレインボー 56.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑤
3頭併せの内。時折り頭をグッと下げるも身体の動きと連動しておらず、意味のない動き。また頭を上に振り推進力を上に逃す完歩が見られた点も気になるところ。併せた外中の相手には馬なりで併入も、状態は一息に映る。評価は割引いた。
サスサスエナジー 58.0 【C】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
相手の真後ろにピタリと付け、馬場の真ん中ややラチ側に入ってくる。途中で横に出し追い抜こうとする実践を想定した内容。ただ手前替えがぎこちなく、顔を大きく背けながら。最後は見せムチ使って一杯に追われるも脚色が鈍り、交わす予定だった相手に2馬身突き放されてしまっていた。評価できない。
ジャスティン 57.0 【B+】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
ラチ沿いを登坂。序盤は頭をグッと下げ集中した走り。残り300mあたりで手前を替えたが、これが極めてスムーズ。両前脚の着地ポイントの近い馬だが、動きにキレがあり、走りに躍動感もある。高く評価したい。
【A】とするか迷った1頭です。この馬の単勝も買ってみたいと思います。
スリーグランド 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側に入ってくる。序盤は頭と首が位置が悪く右に刺さりながらの走り。鞍上は何度か真っ直ぐ走るよう補正していた。相手を交そうとする気持ちを見せず、走るのを止めそうになったことを咎め、ゴール直前で首筋に強烈な一発(拳)をもらっていたのが印象的。評価しづらい。
ソリストサンダー 57.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。序盤からアタマが高かったのは抑えていたため。さほど気にならない。それよりも脚元のパワフルさが目を引く内容。手前を替えることなく右手前1本で登坂した。最後に僅かに脚色が鈍ったのは少し気になったものの、プラスに評価してみたい。
1週前はCWで併せ馬。併せた相手には大きく遅れましたが、一番深いところを回し、手前替えにスムーズさを欠いたことを考えると悲観する内容ではありません。右手前に勝る走法はワンターンの左回りの舞台でプラスに働くような気もします。
タイムフライヤー 56.0 【B】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。右手前。アタマの位置が徐々に手前脚の方に寄り、ジワジワと右に斜行し、ゴール近くでは植え込み側まで来た走りは大きく割引。ただ時計はしっかりしており、適度な活気も見せている。評価は据え置いた。
タガノビューティー 56.0 【B-】
栗東CW併せ。G前軽く促す⑨
1週前に早い時計を出したこともあり、最終追い切りは軽めの内容。コーナー深く回し、ゴール前で相手をスッと交わす予定だったと思うが、相手においでおいでされるカタチで、最後に軽く促すもギアが入らず、アタマ差遅れ。1週前もこの馬らしいキレ味は見られなかった。評価は割り引いた。
いつもはもう少し良く見せてくれる馬です。差し馬が台頭するこの舞台で期待していた1頭でしたが、この内容では評価できません。
テイエムサウスダン 57.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
岩田康騎手が騎乗。右に刺さる癖がある。鞍上は何度も大きく左手綱を引き懸命に真っ直ぐ走らせようとしていた。鞍上の補正により一時は真っ直ぐ前を向くも、暫くするとまた右に刺さっていた。これは大きく割引。一方で脚元はパワフルで、ラスト1Fの走りは前脚を大きく前に投げ出し伸びやかに迫力満点の走り。高く評価はできないが、マイナスにもしづらい活気を見せている。評価は据え置いた。
トップウイナー 56.0 【C】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑨
2頭併せの外。先行した状態から、3歳未勝利馬に2馬身半突き放される内容。アタマが高くクビの可動も小さい走り。完歩も小さく、尻ムチに対する反応を見られず。評価できない。
ヘリオス 56.0 【B】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑧
武豊騎手が騎乗。2頭併せの内。前を2馬身追走から直線仕掛けて1馬身先着という内容。通ったコースを考えると時計も出ているのだが、走りはイマイチ。クビを使ってキビキビとは走れているものの、四肢の可動域が狭いこともあり、ちょこまかとした走り。脚元の力感も決してある訳ではない。評価は据え置いた。
併せた相手は古馬3勝クラスのダノングリスターです。
リアンヴェリテ 56.0 【C】
美浦坂路単走。馬なり。
ラチ沿いに入って来る。直線向いて右手前に替わろうとするも、替えられなかった点は大きく割引。その後も右手前のまま、気のない走り。アタマの位置も終始右前脚の上にあった。
レピアーウイット 57.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑤
3頭併せの内。中外の相手を1馬身半追走しながらコーナーを回って来る。アタマを回しながら走っていた点は割引。直線向いても相手の方に顔を向けるなど集中力に欠ける内容。胸前の筋肉は発達し、パワフルな走りで最後はきっちり半馬身先着できているのだが…。高い評価は与えづらい。