《2021》京成杯オータムハンデ【最終追い切り】調教

京成杯AH 最終追い切り 調教評価
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2021年9月12日(日)に中山競馬場で行われる『京成杯AH(G3)芝1600m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。

目次

アカノニジュウイチ  53.0 【B-】

美浦南W単走。馬なり⑧

1週前と比べると毛艶の良さは良好。四肢を大きく広げて走れており、状態は上昇傾向にあるように思えるもの、やや動きが緩慢。直線向いて手前を替える際、クビを大きく振って嫌がった点も割引。この評価となる。

カテドラル      56.0 【B+】

栗東坂路単走。馬なり。

既に仕上がっているのだろう。最終追いは坂路で軽めの調整。控えめな時計もチップを高々と蹴り上げるパワフルな走り。走りの軸は一切ブレず体幹しっかりの好フォーム。右手前1本で手前替えはしなかったが、これは時計が遅く手前替えの必要がなかったと捉えることができる。活気も十分で、毛艶もピカピカ。好状態とみてプラスに評価したい。

カラテ        57.0 【B-】

美浦坂路単走。G前仕掛け。

クビが前に出ずアタマが高い走法。これは前走関屋記念の時もそう。この馬のスタイル。大跳びも前脚を高く上げて掻き込むような走法も中山に向きそうも、前走関屋記念の時は全体時計51.5秒。今回は53.3秒と少し物足りない。ただ、関屋記念との比較で言うと、今回はフォームが安定しているようにも思える。評価は迷ったが、人気を考慮すると積極的には買いたくない。評価は割り引いた。

jamie

この馬の最もよく見えた追い切りは去年の東京新聞杯。これと比べると全然物足りません。ただ雰囲気のある馬。パドック気配は注意したいと思います。

カレンシュトラウス  55.0 【B+】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

1週前から大幅に上昇。前から見ると、両前脚がハの字に付いている馬だが、1週前はこのハの字が目立ったのに対して、最終追い切りでは両前脚をしっかり前に投げ出し、体幹しっかりの安定したフォーム。真っ直ぐに走ることができている。割としっかり追われ、最後に手前を戻していたが、フォームの乱れは少なくさほど気にしなくても良さそうだ。プラスに評価してみたい。

グランデマーレ    55.0 【A】

栗東CW併せ。馬なり⑥

前を3馬身追走から直線で並びかけ、懸命に追う外の相手を尻目に、ラクラクと1馬身1/4突き放す好内容。四肢の可動域はそれほど広くないものの、クビを使って推進力ある走り。活気十分に集中して走れている。高く評価したい。

jamie

枠順は最高ですね!

グレナディアガーズ  56.0 【B+】

栗東CW単走。馬なり⑨

1週前に併せ馬でしっかり追われており、最終追い切りはコースでサラッと。アタマの位置は抑えが効き、前脚を高く上げ弾むようなフットワーク。手前の切替も極めてスムーズで、集中して毛艶もピカピカ。何より評価したいのが、力みのないところ。2歳〜NHKマイルまでは常に力んで走っている印象があった。この夏でグッと大人びた印象。高く評価したい。

コントラチェック   55.5 【B-】

美浦坂路併せ。馬なり。

ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し、直線に入ってくる。序盤からアタマの位置が安定しない。道中何度もアタマの位置が重心の右側に移り、追いづらいフォームとなっていた点は割引き。最後まで手前を決めきれず、左手前1本で登坂。最後は交わし切ることができず、ハナ差届かずという内容。この評価となる。

ステルヴィオ     58.0 【B】

美浦南W併せ。G前軽く促す④

3頭併せの中。手前替えで少し嫌がる仕草を見せた点は割引き。ただ、手前が決まってからは軽く促すだけでスッと内外の相手に先着。着差はクビ差、アタマ差と僅かもしっかり先着を果たした点は評価したい。評価は据え置いた。

スマートリアン    53.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

道中は綺麗に1秒ずつ加速し、最後だけ僅かに失速。クビを上手に使えておらず、アタマ高めの走法も、ラチ沿いを走り、全体時計50.8秒。ラスト2F時計24.0-12.1秒はかなり優秀。これを馬なりで好時計を出せており、調子は良さそう。評価は据え置いた。

jamie

この枠順が少し残念です。

スマイルカナ     55.0 【B】

美浦南W単走。馬なり⑧

いつも走ることに前向きで伸びやかな動きを見せてくれる馬が、期待していたほどよく見えない。舌を出し、クビをやや重心の左側側に置く走り。活気も薄い。とは言え、四肢の可動域広く、弾むようなフットワークで走りの質はこのメンバーの中では上位。評価は据え置いた。

バスラットレオン   54.0 【B-】

栗東坂路併せ。G前仕掛け。

序盤はアタマをグッと下げ、この馬らしいキビキビとしたフットワーク。クビを真っ直ぐ縦に振り体幹しっかりの走り。ラスト1F過ぎた辺りから仕掛けて、併せた相手を2馬身半突き放した。ただこの馬自身、ラスト1Fで少し疲れて走りが右にヨレて0.6秒の失速。ここで手前を替えて真っ直ぐ走ることができていれば良かったが…。1週前含め右手前1本での走りだった点含め、評価を割り引いた。

1週前は同じく栗東坂路で併せ馬。ラチ沿いでピタリと前の馬の後ろに付き、ラスト1Fで横に出し、めい一杯追ってきっちり差し切りを決めており、ラスト2F時計は優秀。ただ序盤の走りは手前替えを嫌がる仕草を見せるあたり、調子は上がり切っていないようにも見える。

ベステンダンク    56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

馬場の植え込み側を登坂。真っ直ぐ走れているのだが、アタマの位置が安定せず、芯が入りきらない走り。また後肢が外を回るフォームである点も割引。2週続けて時計も遅く評価しづらい。

マイスタイル     57.0 【B】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

アタマは少し高め。なかなか手前替えを行わず、鞍上が脚元を気にするとスッと手前を替えて、後続との差を広げ、綺麗な加速ラップを踏んで登坂した。活気は十分で、見せムチは使われてたものの最後まで余力十分の内容。集中して真っ直ぐ登坂できた点は評価できる。ただ、良いときはもう少し沈み込むフォームで走れる馬。今回はやや状態が高く評価は据え置いた。

マルターズディオサ  55.0 【C】

栗東CW併せ。G前軽く促す⑥

2頭併せの内。前を2馬身追走からコーナー深く回る相手に対してショートカット気味に回り直線へ。直線は少し馬体を離したカタチの併せ馬。手前替えのスムーズさを欠き、一時は相手にクビ差前に出られるも、そここらエンジンがかかり最後に追い付き併入という内容。

jamie

1週前も美浦南Wで併せ馬。強めに追って1馬身遅れという内容。走りがフワフワしており本調子には思えません。

レイエンダ      57.0 【B-】

美浦北C単走。強め。

手前の切替はスムーズも、途中フワッとする動きを見せた点は割引。とは言えスピード感ある走りが出来ている。ただ追い切り場所が美浦北Cは割引。ダートコースでめい一杯追っており、去勢明け初戦の影響もあるのか…。急仕上げ感が否めない。

ワイドファラオ    57.5 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。非常にリラックスした走り。全体時計は53.9秒も遅めも、等間隔に加速度合いを強めており、最後まで余力十分の内容。脚元は力強くマイナス評価にはしたくない動き。

jamie

デビューから5戦連続で芝のマイル戦を使われていたとは言え、2年4ヶ月ぶりの芝でのレース。57.5㎏は少し酷もこの枠は悪くありません。

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